1.わくワークちばてんフェスタ2017」へのお誘い
 所長 川崎 弘
 北朝鮮からのミサイル発射や台風18号の日本列島縦断があった9月、明るい話題としては桐生祥秀(きりゅうよしひで)選手が日本人としてはじめて100メートル9秒98と10秒を切ったことや秋篠宮眞子様が小室圭さんと御婚約をされたことなどがあげられます。法人としましては9月30日(土)開催の第65回千葉県視覚障害者福祉大会の準備を行いました。
 さて、今回は10月27日(金)~28日(土)にかけて開催される「わくワークちばてんフェスタ2017」へのお誘いです。
この行事は従来、文化講演会として開催していたものに文化祭的な要素を含め2日間開催とし昨年から行っているものです。今年は2回目および新法人として初めての開催となりますので、職員は早くから準備を進めております。
 当日の全体プログラムにつきましては後述のご案内に譲りますが、その他にも各フロアごとの催しがございます。点字や録音の体験をはじめ、点字用紙リサイクル封筒づくり、点字名刺づくり、各種図書等の展示などを行います。昨年好評でした小学生までのお子様対象のスタンプラリーと飴のつかみ取りは今回も行います。スペースの関係でささやかではございますが模擬店(一部移動販売)も行います。はじめての試みとして行うミニバザーは商品も予想以上に集まりました。新法人となり、部屋替えも行いましたセンター内をごゆっくりご覧いただけましたら幸いです。きっと素敵な出会いがありますよ。この件につきまして、まだ御存知でないお知り合いの方へご案内いただけましたら幸いです。
 職員一同これまで以上に皆様に利用していただける施設づくりを目指しますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


2.支援センターからのお知らせ
「わくワークちばてんフェスタ2017」について
 施設公開行事「わくワークちばてんフェスタ2017」を次のとおり開催します。
入場は無料です。皆様のご来場をお待ちしております。

日時:10月27日(金)~28日(土)
会場:視覚障害者総合支援センターちば(イベント会場:5階 会議室)
 四街道市四街道1-9-3(JR四街道駅 北口より徒歩3分)

イベントプログラム:
●10月27日(金)
10:00 受付開始
10:30~開会式(場所:5階 イベント会場)
10:45~12:00 文化講演会
演題:「行動することでじぶんを変え、世界を変える~視覚障害が教えてくれたこと~」
 講師:初瀬(はつせ) 勇輔(ゆうすけ) 氏
(株式会社 ユニバーサルスタイル代表取締役、
NPO法人 日本視覚障害者柔道連盟 理事、
一般社団法人 全日本テコンドー協会 理事、
一般社団法人 日本パラリンピアンズ協会 理事、
一般社団法人 障害者武道協会 事務局次長)

【講師プロフィール】
*参照:株式会社 ユニバーサルスタイル・ホームページより
1980年 長崎県生まれ。
 青雲学園中学校・高等学校を経て、中央大学法学部法律学科進学。
2008年 北京パラリンピックに出場。
 大学卒業後、大手人材派遣会社の特例子会社に入社。
2011年 株式会社ユニバーサルスタイルを設立。
 視覚障害者柔道の選手として活動を続けながら、講演やセミナーを精力的に
行っている。

<主な実績>
全日本視覚障害者柔道大会 90kg級 7連覇
北京パラリンピック 90kg級 出場
この他数々の大会で入賞

<受賞歴>
佐世保市文化スポーツ特別賞 (2006年~2013年)
豊島区スポーツ栄誉賞 (2008年、2011年、2015年)
東京都スポーツ功労賞 (2012年)
長崎県県民表彰特別賞 (2014年3月、2014年11月)

≪その他≫
☆ファンケル「見えない・見えにくい方の為のメイクセミナー」(各回 90分)
場所:3階 会員活動室
第1部 12:15~13:45 事前予約(定員:10名)
*事前予約受付は終了しました。
第2部 14:00~15:30 先着順
 (当日、開始1時間前に、1階事務室で、「整理券」を配布)
内容:口紅、アイカラーなど、講師の説明の元、ご自身で実践するセミナーです。
ベースメイクの状態からスタートします。素顔(化粧なし)、もしくは薄い
ベースメイクでお越しください。
※当日は髪留め(ヘアターバンでも可)をご用意ください。

●10月28日(土)
9:30~ 受付開始
10:00~12:00
バリアフリー映画体験会「クイール」(副音声・字幕付)100分
場所:5階 イベント会場
監督: 崔(さい) 洋一(よういち)
出演: 小林薫、 椎名桔平、 香川照之、 戸田恵子、 寺島(てらじま)しのぶ ほか
<ストーリー>
 生まれて間もない子犬のクイールは、すぐに親元を離れてパピーウォーカー
 (香川照之、寺島しのぶ)のもとで1年間育てられ、そして盲導犬となるべく
 訓練センターでの生活を始め、多和田訓練士(椎名桔平)の訓練を受ける。
やがて、盲導犬を断固拒否していた渡辺(小林薫)が、クイールのパートナーに決まったが……。

≪その他≫
☆「チャレンジド・ヨガ」(各回 60分)
場所:5階 イベント会場
 第1部 13:00~14:00 事前予約(定員:18名)
 *事前予約受付は終了しました。
 第2部 14:30~15:30 先着順
 (当日、開始1時間前に、1階事務室で、「整理券」を配布)
内容:「ゆっくり!安全に!楽しく!」をモットーに
 わかりやすい言葉で、弱視の方に見やすい環境で行います。
持ち物・服装など:
 1.動きやすい服装(ヨガウェアでなくても全く問題ありません)
※ヨガは裸足で行うのをおすすめしていますが、裸足に抵抗がある方は、
五本指ソックスをご用意ください。(足裏に滑り止め付きがおすすめです。)
 2.汗拭きタオル
 3.水分など
 4.着替えなど
 ※ヨガマットは、こちらでご用意いたします。
☆盲導犬体験歩行(日本盲導犬協会)10:00~15:30
・千葉県マスコットキャラクター「チーバくん」が28日(土)に来場します。
・各フロアで様々な体験コーナー、小学生以下のスタンプラリー、バザー、模擬店などを予定。
当フェスタについてのお問い合わせは、電話(総合窓口) 043-421-5199 まで、お願いします。


社会福祉法人愛光後援会 愛の灯台基金主催「バリアフリー上映会」のご案内
 社会福祉法人愛光の後援会が毎年行っている、バリアフリーのDVD上映会です。
今回は、「湯を沸かすほどの熱い愛」を上映します。是非ご参加ください。

日時:平成29年11月4日(土)
開場12:30~ 開演13:00~ 15:10(終了予定)
会場:視覚障害者総合支援センターちば(四街道駅北口より徒歩5分)
定員:70名 定員に達し次第、締め切らせていただきます。
入場料:無料
申し込み締切日:平成29年10月31日(火)
※公共交通機関をご利用ください。駐車場はございませんので、お車の方は
近隣の有料駐車場をご使用ください。

「湯を沸かすほどの熱い愛」
<あらすじ>
 銭湯・幸(さち)の湯を営む幸野家(さちのけ)。
しかし、父が1年前にふらっと出奔(しゅっぽん)し銭湯は休業状態。
母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら娘を育てていた。
そんなある日突然、余命2ヶ月という宣告を受ける。
その日から彼女は「絶対にやっておくべきこと」を決め実行していく。
【家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる】
【気が優しすぎる娘を独り立ちさせる】
【娘をある人に会わせる】
その母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うことになり、
彼らはぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく。
そして家族は、究極の愛をこめて、母を葬(おく)ることを決意する。
 出演は、宮沢りえ、杉咲 花、松坂桃李(とうり)、オダギリジョー ほか

お申し込み・お問い合わせ 事務局担当:髙梨(たかなし)、小平(こだいら)
電話:043-484-6398  FAX:043-484-6396
メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。


図書整理日について
 毎月第1金曜日は「図書整理日」のため、貸出業務は休止となります。
また、電話でのお問い合わせも休止とさせていただきます。
皆様には、大変ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
 *10月の図書整理日:10月6日(金)
 なお、10月7日(土)は開館しておりますのでご利用ください。

寄贈資料のご案内
 次の資料が寄贈されました。貸出を希望される方は、
貸出担当(TEL:043-424-2588)までお申し込みください。

・国税庁広報広聴室 発行
 『私たちの税金(平成29年度版)』点字1冊・音声デイジー・拡大文字1冊
・千葉県立千葉盲学校PTA広報委員会 発行 『黒潮(第151号)』点字1冊
・[井岡 榮]氏[製作]『民謡との出合い』拡大文字1冊
・玉梓書房 発行 『井岡榮 川柳遺句集』拡大文字1冊
・大石 千恵 氏 [製作] 『あなたへの手紙』拡大文字1冊
・小林 修 氏[製作]
 『横書短歌 第1集~第3集』 拡大文字 各1冊
 『横書川柳・新泉流 第1集~第13集』拡大文字 各1冊
・千葉県川柳作家連盟 発行
 『花ごよみ』(大城戸 紀子 著)拡大文字1冊
・蔦 澄夫 氏[製作]
 『蔦澄夫作詞作品集 第1集~第2集』拡大文字 各1冊
・でんでんむし[製作]
 『川柳でんでんむし 第2集』拡大文字1冊
・丸亀市視覚障害者福祉協会 発行
 『白い杖』(まつだ えつ子 絵・文)拡大文字1冊
・さいたま市視覚障害者福祉協会 発行
 『高齢者部会誌 みのり 第5号』拡大文字1冊・一般CD2枚

次の資料は差し上げます。ただし、部数に限りがあります。
・内閣府政府広報室 発行
 『点字・大活字広報誌 ふれあいらしんばん (Vol.56)』1冊
 『明日への声(Vol.56)』一般CD
・農林水産省 発行 『平成28年度 食料・農業・農村白書』音声デイジー
・自由民主党 発行 『自由民主(第86号)』点字1冊


3.新入図書の紹介
[書名、著者名、冊数、原本出版者、出版年、解説の順に読みあげます。]
 (点字図書)
<一般書>
146*きょうだいコンプレックス(岡田 尊司(たかし) 著)3冊 幻冬舎 2015年
〔きょうだいコンプレックスを生む原因は何なのか? 克服法はあるのか?
これまでほとんど語られることがなかったきょうだい間のコンプレックスに鋭く斬り込んだ一冊。理解を深めるための事例や一人っ子の性格学も掲載。〕

316 みんなちがってみんな一緒!障害者権利条約
(日本障害フォーラム「みんなちがってみんな一緒!障害者権利条約」編集委員会 編)1冊 日本障害フォーラム 2008年
〔国連総会で2006年12月に採択された「障害者権利条約」の成り立ちと内容をわかりやすく解説。〕

329 ぼくのお母さんを殺した大統領をつかまえて。――人権を守る新しいしくみ・国際刑事裁判所(アムネスティ・インターナショナル日本国際人権法チーム 編)3冊 合同出版 2014年
〔国際刑事裁判所の背景や理念、しくみや取り組み、そして今後の課題など国際刑事裁判所のすべてが、わかりやすく理解できる入門書。〕

369 障害者施策の概況――障害者白書〈概要〉平成28年度(内閣府[編])
1冊 内閣府 2016年
〔「障害者差別解消法の施行に向けた取組」、「障害者権利条約批准後の動き」について掲載するとともに、平成27年度を中心に障害者のために講じた施策をまとめる。〕

369 視覚障害者に対する移動支援事業の効率的・効果的な実施のための
マニュアル作成検討事業―マニュアル(日本盲人会連合[編])1冊
日本盲人会連合 2009年
〔視覚障害者が外出する際の、安全と目的達成に必要な移動支援事業の実現を
図るために作成した、マニュアル。〕

369 視覚障害者に対する移動支援事業の効率的・効果的な実施のための
マニュアル作成検討事業―報告書 上・下(日本盲人会連合[編])2冊
日本盲人会連合 2009年
〔関係団体や事業所から、実態調査とアンケートを実施し、その結果を分析して、
移動支援事業とコミュニケーション支援事業のあり方を明らかにする。〕

369 視覚障害者のための歩行支援系バリアフリーに関するインフラ整備
 マニュアル作成調査研究事業――報告書(日本盲人会連合[編])1冊
 日本盲人会連合 2010年
〔視覚障害者のための、歩行支援系インフラ整備及び、機器等の設置基準マニュアル作成のための調査を実施し、その結果を報告書にまとめる。音声デイジーもあります。〕

369 中・山間地域における視覚障害者の外出についての調査――調査報告書
(日本盲人会連合[編])2冊 日本盲人会連合 2010年
〔視覚障害者の外出や、社会参加を保障するためには、どのような制度を実施すべきかを考えるため、全国的なアンケート調査を実施し、その結果を報告する。〕

369 盲人ホームの新体系への移行に関する調査研究報告書(日本盲人福祉委員会[編])1冊 日本盲人福祉委員会 2009年
〔盲人ホームが訓練等給付事業等への移行を行う際の課題を明らかにする。
併せて、盲人ホームの役割や機能について検討を行い、今後の盲人ホームを活性化させるための方向性を示唆する。〕

596*奥薗寿子の読むレシピ――今日の献立がすぐ決まる(奥薗 寿子 著)
 3冊 産経新聞出版 2008年
〔おいしくて簡単な「奥薗」料理レシピとともに、その料理の周りにある、物語や時間や気持ち、さらによくばって、料理のささやかなコツも細かいニュアンスまで書き入れてみました…。『産経新聞』連載に書下ろしを加え単行本化。〕

<文学書>
911.4 川柳でんでんむし――第2集(でんでんむし[編])1冊 でんでんむし 2011年
〔千葉県視覚障害者福祉協会の川柳クラブ「でんでんむし」が、平成17年から
 平成22年までの月例句会の成果をまとめる。拡大文字版もあります。〕

913*殺意という名の家畜(河野(こうの) 典生 著)4冊 双葉社 1995年
〔犯罪小説家として売り出し中の私のもとへ、星村美智から「会ってほしい」という電話がかかってきた。むろん私は断ったが、郵便受けに一片のメモを残して彼女は消息を絶った。〕

914*鈍感力(渡辺 淳一 著)2冊 集英社 2007年
〔この複雑な現代社会をより良く生き抜くためには、「鈍感力」が必要である。
叱られ続けた名医、五感の鈍さ、図にのる才能、女性の強さ他、人生を愛と成功へと導く処方箋。渡辺流、男と女の人生講座。〕

918 ことだま百選(東京都杉並区立天沼中学校 編)2冊 講談社 2014年
〔現役の国語教諭が、生徒にぜひとも声に出して読み、親しんでもらいたい
100の名文・名句をさまざまなジャンルから厳選。〕

<児童書>
E さわってたのしむどうぶつずかん――てんじつきさわるえほん
(ドーリング・キンダースリー社編集部 企画・編集,長瀬 健二郎 日本語版監修)
1冊 BL出版 2017年
〔ゾウやライオン、ワニなど、さまざまな動物の特徴を紹介した点字つきの図鑑。
毛皮の温かい感じや、うろこのなめらかさといった、各動物を連想させるテクスチャーをほどこした、迫力ある動物の写真を収録。厚紙絵本。〕

J002 発信力の育てかた――ジャーナリストが教える「伝える」レッスン
(外岡 秀俊 著)2冊 河出(かわで)書房新社 2015年
〔すべての人が発信者になる時代がきた! 情報収集術・取材術・編集術・発信術…プロのコツさえ学べば、伝える力はぐんぐん伸びる! 元朝日新聞の記者が、世界とつながるためのスキルを伝授する。〕

J913 タヌキ御殿の大そうどう――内科・オバケ科ホオズキ医院
(富安 陽子 作)1冊 ポプラ社 2007年
〔オバケ科の専門医・鬼灯(ほおずき)京十郎(きょうじゅうろう)先生の助手をさせられた僕は、お化けの世界へ行くための鍵、ホオズキの鈴をもらった。使って見ようなんて思ってもいなかったのに、僕は、またオバケの世界の入り口を開けてしまったんだ!〕

J913 なぞなぞうさぎのふしぎなとびら(やえがし なおこ 作)1冊 岩崎書店 2009年
〔学校の帰り道、しなの木の太い幹の上に、青いペンキぬりのとびらを見つけた「わたし」。そこから、茶色いチョッキを着たうさぎがあらわれて…。少女とうさぎの、ゆかいでふしぎな物語。〕

J943*飛ぶ教室(エーリヒ・ケストナー 作,高橋 健二 訳)3冊 岩波書店 1962年
〔先生が大好きな生徒、生徒を心から愛する先生。学校で巻き起こる様々な事件を通して、友情と正義と勇気の大切さを身に染みて教えてくれる。〕

J943 世界一の三人きょうだい( グードルン・メプス 作,はたさわ ゆうこ 訳)1冊 徳間書店 2016年
〔小学生の女の子マキシと、まだおむつのとれない弟のレオンが、大学生で一人暮らしをしているお兄ちゃんのアパートで暮らすことに!? 仲良し三人きょうだいのてんやわんやな一週間を描く、心あたたまるドイツのおはなし。〕


(一般CD図書)
188 寂庵法話集(瀬戸内 寂聴 [講演])[ユーキャン]1998年
 第1巻 出家について(0:57)
 第2巻 修行について(0:58)
 第3巻 釈迦について(0:58)
 第4巻 巡礼について(0:59)
 第5巻 無常について(0:51)
 第6巻 彼岸・六波羅蜜(ろくはらみつ)について(0:48)
 第7巻 愛について(0:59)
 第8巻 老いについて(0:53)
 第9巻 死と墓について(0:51)
 第10巻 祈りについて(0:50)
 第11巻 定命(じょうみょう)について(1:05)
 特別盤  講演「生きる喜び」(0:51)

 

(音声デイジー図書)
<一般書>
015 1からわかる図書館の障害者サービス――誰もが使える図書館を目指して
(佐藤 聖一 著)(8:01)学文社 2015年
〔障害者の情報環境や障害者に対する図書館の役割を明らかにし、
障害者サービスの基本的な考え方や対象となる利用者、障害者サービス用資料等、
図書館で障害者サービスを行う際に必要な基本知識を簡潔にまとめる。〕

135 ヴェーユ(冨原 眞弓 著)(6:12)清水書院 2015年
〔フランスの哲学者ヴェーユは、哲学・宗教・政治など広大な領域に及ぶテーマを探求し続けた。彼女の思想的立場を、その生涯を辿りながら解き明かす。〕

188 玄奘(三友 量順 著)(6:44)清水書院 2016年
〔「三蔵法師」の呼び名で知られる玄奘三蔵。
彼が訳した「般若心経」は今日にも親しまれている。
彼の生涯とその事蹟を仏教文化の流れの中で紹介する。〕

198 コルベ(川下 勝 著)(7:49)清水書院 2016年
〔アウシュヴィッツで他者のために命をなげうち、餓死監房にくだったコルベ神父。
日本でも宣教師として過ごしたことのある彼の言葉を辿り、その姿に迫る。〕

289 津田梅子(古木 宜志子 著)(8:38)清水書院 2016年
〔女子留学生として岩倉使節団と共に渡米した津田梅子。「自分で思考できる
 女性」を育てるという理念を掲げ、活動した彼女の生涯と思想を紹介する。〕

289 ペスタロッチ(長尾 十三二,福田 弘 共著)(6:49) 清水書院 2014年
〔ルソーの影響のもとで思想を形成したペスタロッチは、社会的弱者の為に生きるという青年期の理想を終生求め続けた。教育者である彼の生涯と思想を描く。〕

289 ラヴォアジエ(中川 鶴太郎 著)(7:12)清水書院 2016年
〔近代化学の古典的基礎を確立し、その基本構造を構築した化学者ラヴォアジエ。
18世紀フランスの歴史と文化のなかで生きた彼の生涯を描く。〕

369 視覚障害者のための歩行支援系バリアフリーに関するインフラ整備
マニュアル作成調査研究事業――報告書(日本盲人会連合[編])(4:06)
日本盲人会連合 2010年
〔視覚障害者のための、歩行支援系インフラ整備及び、
機器等の設置基準マニュアル作成のための調査を実施し、
その結果を報告書にまとめる。点字もあります。〕

493 腰痛治療革命――諦めないで!その腰痛、手術なしで治る
 日本初マッケンジー体操徹底図解(穴吹 弘毅 著)(3:25)
 キュアアンドケア 2008年
〔筋骨格系の問題に対する診療法として、世界中で多くの臨床家に活用されている「マッケンジー法」。マッケンジーエクササイズ入門、マッケンジー法を使った腰痛診断、マッケンジー法による腰痛治療体系などを紹介。〕

493 腰の激痛が消える!革命的療法!!マッケンジー体操(石橋 俊郎 監修)
(2:23)宝島社 2010年
〔もう電気治療も注射もいらない! たった2分、自宅で簡単にできて多くの腰痛に効果があるマッケンジー体操を紹介。〕

<文学書>
913 氷舞――新宿鮫6(大沢 在昌 著)(12:49)光文社 1997年
〔元CIAのアメリカ人と新宿署刑事・鮫島の追う日系コロンビア人が消えた。
しかし、事件に関わるすべてが公安の壁で閉ざされる。その背後には元公安秘密刑事の影が…。〕

913 新宿鮫風化水脈(大沢 在昌 著)(18:08)毎日新聞社 2000年
〔刑事の前に現れたのは、新宿の歴史を丸ごと呑みこむ巨大な謎だった…。
 シリーズ第8弾。〕

913 絆回廊――新宿鮫10(大沢 在昌 著)(13:54)光文社 2011年
〔警察官を殺すため、22年の刑を終えて新宿に帰ってきた男。その男を阻止すべく、
新宿署刑事・鮫島は捜査を開始する。シリーズ第10弾〕

913*学校の怪談(岡崎 弘明 著)(5:52)集英社 1995年
〔夏休みを明日にひかえた終業式の夜、立ち入り禁止の旧校舎に、一人の先生と
数人の生徒が閉じ込められた。何者が。どうして。謎と、恐怖と、友情の青春小説。〕

913*見た人の怪談集(岡本 綺堂[ほか]著)(8:37)河出書房新社 2016年
〔湯河原へ旅した2人の女学生。1人が先に帰宅する途中、
見知らぬ娘からさっき別れたばかりの友の死を告げられ…。
岡本綺堂「停車場の少女」をはじめ、永井荷風「井戸の水」、
橘外男「蒲団」など、全15篇の怖い話を収録する。〕

913*お釈迦様もみてる[1]――紅(あか)か白か(今野 緒雪 著)(4:34)集英社 2008年
〔源氏(白)か平氏(紅)か。仏教系の花寺学院高校入学の朝、福沢祐麒(ゆうき)は選択を迫られる。祐麒にはわけがわからなかったが、他の新入生は校門を入って程なく現れた源平関所(分かれ道)を迷いもなく右へ左へと進んでいく。〕

913*主君 井伊の赤鬼・直政伝(高殿 円(まどか) 著)(10:32)文芸春秋 2017年
〔今年の大河ドラマ井伊直虎を描いた『剣と紅』に続き、井伊家第17代当主で
「赤鬼」の異名を取る井伊直政と家臣木俣守勝の歴史ドラマ。〕

913 我らがパラダイス(林 真理子 著)(13:39)毎日新聞出版 2017年
〔高級介護付きマンションで働く3人の中年女性。それぞれの家庭内で深刻な介護問題を抱える彼女達は、困窮していく我が身と、裕福な入居者達との想像を絶する格差を前に、一世一代の勝負に出る!〕

929 タゴール(丹羽(にわ) 京子 著)(7:51)清水書院 2016年
〔1913年にノーベル文学賞を受賞したインドの詩人タゴールは、以来、世界的な詩人として高く評価された。彼の生涯と作品を追い、その今日的な意味を問う。〕

940 シュトルム(宮内 芳明 著)(6:34)清水書院 2016年
〔市民生活の幸福を描くことから出発した写実主義の作家であり、
優れた叙情詩で有名な詩人でもあるシュトルム。彼の生涯と作品を紹介する。〕


4.おすすめ図書の紹介
 全国書店員が選んだ一番売りたい本「2017年度本屋大賞」の受賞作と、
ノミネートされた作品の中から、おすすめの本を紹介します。貸出ができますので、どうぞご利用ください。また、音声デイジーデータを、SDおよびCFカードに、ダウンロードをご希望の方は、貸出担当までご連絡ください。

≪大賞≫
『蜜蜂と遠雷』(恩田 陸 著)
点字11冊(神奈川県ライトセンター 他 所蔵)
音声デイジー(20:31)(自館所蔵)
〔ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、音楽を描いた青春群像小説。
第156回(平成28年下半期)直木賞受賞作。〕

≪2位≫
『みかづき』(森 絵都 著)
点字8冊(神奈川県ライトセンター 所蔵)
テープ10巻(島根県西部視聴覚障害者情報センター 所蔵)
音声デイジー(14:33)(自館所蔵)
〔昭和36年。小学校用務員の吾郎は、勉強を教えていた児童の母親・千明に誘われ、
学習塾を立ち上げる。塾は順調に成長するが、予期せぬ波瀾が2人を襲う。〕

≪4位≫
『ツバキ文具店』(小川 糸 著)
点字4冊(宮城県視覚障害者情報センター 所蔵)
テープ6巻・音声デイジー(7:59)
 (島根県西部視聴覚障害者情報センター 所蔵)
〔伝えられなかった大切な人ヘの想い。ラブレター、絶縁状、天国からの手紙…。
鎌倉で代書屋を営む鳩子の元に、今日も風変りな依頼が舞い込む。〕

≪9位≫
『コンビニ人間』(村田 沙耶香(さやか) 著)
点字2冊(神奈川県ライトセンター 所蔵)
音声デイジー(3:29)(自館所蔵)
〔36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。
ある日、婚活目的の新入り男性がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられる。第155回(平成28年上半期)芥川賞受賞。〕

≪10位≫
『コーヒーが冷めないうちに』(川口 俊和(としかず) 著)
点字4冊(鹿児島県視聴覚障害者情報センター 製作)
テープ6巻(山形県立点字図書館 所蔵)
音声デイジー(7:56)(上野点字図書館 所蔵)
〔結婚を考えていた彼氏と別れた女、記憶が消えていく男と看護師、家出した姉とよく食べる妹…。過去に戻れる喫茶店「フニクリフニクラ」を訪れた4人の女性たちが紡ぐ物語。〕


5.特別寄稿~お釈迦様その2~
会長 伊藤 和男

 何不自由なく暮らしていたシッダールタは、ついに修業への一歩を踏み出した。
沙門(シャモン)(もともと求道者の意で、苦行する人を指す)ゴータマの誕生である。
彼は、当時の思想界の情勢をふまえ、インド本来のバラモン教の道を求めず、
新しく台頭して来ていた自由な思想によって苦悩を断ち切り悟りに達することを目指した。そこで、まずカーラーマにヨーガを、またラーマプトラに禅定(ゼンジョウ)(悟りを得るために行われる瞑想)を学び修業した。しかし、技術はたちまち体得したものの苦悩を脱することができず、更なる苦行を求めてマガダ国にあるウルヴィルヴァーの山林に籠ることを決意した。
 山林における修行は、当時の修行者がそうであったように断食をしながらのすさまじいばかりの難行・苦行であった。その結果沙門ゴータマは、肋骨も浮き出し手脚は葦のようになって、まさに骸骨のようであったと仏典は伝えている。それでも悟りに達することができなかったゴータマは、既に6年の歳月を経過したあるとき、朦朧とした意識の中で、「快楽も苦行も不合理だ。ともに解脱に達する道ではない。」との結論に達し、断食苦行の無意味さに気付いた。
 彼は、それまで一緒に修行をしていた仲間たちと別れ、一人ニレンゼンガ(ガンジス川の支流)に赴き、衰弱した体力を回復するため沐浴していた。
するとそこに村娘スジャータが乳糜(チチガユ) (牛乳で調理した粥)を捧げ持って現れた。それを飲んだゴータマは、見る間に体力を回復し、やがてブッダガヤを訪れて、
そこにあったアシュヴァッタの樹(イチジクの樹)のもとで沈思・瞑想に入った。
そして、ついに35歳にして大悟するにいたったのである。日本の仏教徒は、この日を
12月8日として、成道(ジョウドウ)の日と呼んでいる。また、この折の樹を菩提樹(ボダイジュ)と称していることはあまりにも有名である。
 いよいよ我々が「お釈迦様」と呼ぶ「仏陀」がこの世に登場した。仏陀は、その後入滅するまで45年間にわたってインド国内を説法して歩いたが、世界宗教への基礎はその間に確立していった。成道によって悟りに達したゴータマ・シッダールタは、もはやその後本名で呼ばれることはなかった。仏陀は、成道によって一人の人間を超越し、仏になったのである。仏陀の最初の説法は初転法輪(ショテンホウリン)(仏が教えを説くこと)と呼ばれるが、それは皮肉にも、苦行を諦め新たな道に踏み出したゴータマが、
別れた五人の仲間に初めて行った説法のことである。ベナレスに向けて旅立った仏陀は、やがてその郊外にあるロクヤオンに到着した。そこにいた嘗ての仲間五人は、仏陀が来る以前、苦行に脱落したゴータマに蔑視の念を抱いていたが、現れた仏陀を見るやたちまちその悟りを得た悠々たるお姿に魅了され、その説法を聞いて弟子となった。ここに最初の仏教教団が成立したのである。
 ところで、初転法輪で説かれた教えは、中道と四聖諦(シショウタイ)という二つの思想である。これは、仏教における根本的思想に数えられるものであるが、特に原始仏教においては重要な位置を占めており、それに様々な思想が加わって経典の基礎ができ上がっていったと考えられている。今回は、これらの思想を詳細に説明する余裕はないが、「お釈迦様」を理解するために簡単に触れてみると次のようになる。
中道は、苦行も快楽も真理ではないという意味で極端を廃する教えである。
また、四聖諦は、四つの真理のことで、苦諦(クタイ)、集諦(ジッタイ)、滅諦(メッタイ)、道諦(ドウタイ)などを総称している。つまり、「苦諦」は、迷いの生存は苦であるという真理であり、「集諦」は、欲望の尽きないことが苦を生起させているという真理である。
また、「滅諦」は、欲望のなくなった状態が苦滅の理想の境地であるという真理で、更に「道諦」は、苦滅にいたるためには八つの正しい修行方法(八正道(ハッショウドウ))によらなければならないという真理である。四聖諦の教えは、しばしば治病原理になぞらえられて説明されることがある。すなわち、苦諦は病状を知ることを指しており、集諦は病因を知ることを指す。また、滅諦は回復すべき健康状態のことで、道諦は良薬を意味しているというのである。
 初転法輪を終えた仏陀はあちこちで繰り返し説法を行い、数多くの帰依者(キエシャ)を増やし出家者の弟子を獲得していった。
その中には、我々がよく知る人々も多くいる。シャリホツ(シャーリプトラ)やモクレン(マウドガリヤーヤナ)は誰もが一度は聞いたことのある名であろう。その他にも、当時のマガダ国の王ビンビサーラやそのお后イダイケ、さらにマガダ国で尊敬を集めていたカショウ3兄弟やお釈迦様の子ラーフラ(仏教界ではラゴラという)など、仏典にしばしば登場して来る人々がいた。
 40余年にわたる説法生活を送って来た仏陀の最後の旅は、北方へ向けて行われた。しかし、その途上信者からふるまわれた食事のキノコ(一説には豚肉)による食中毒に罹って、クシナガラの地で入滅された。入滅に際して娑羅双樹(サラソウジュ)の樹の間に、頭部を北に向けて横たわり、最後の教えを、いつも身の回りの世話をして離れなかった弟子アーナンダに行なって入寂されたことが経典に出ているが、仏陀の教えを広めようとする強い意志を感じさせる逸話として感慨深い。
 以上、「お釈迦様」に関しその生涯を簡単に紹介したが、最初考えた紙面を大幅に越えてしまった。これほどの偉業を達成した偉人を、たった2回の連載で書こうとした私の熟慮の足りなさを今反省している。しかもうまく紹介できたか自信がない。もし今回の私の雑文を読んで興味を持てた人がおられたら、他に多くの著作が出ているので、それらによって知識を得ていただきたい。なお、文中で「お釈迦様」という尊称をあまり使わずに、あえて「仏陀」としたのは、できるだけ仏教における本来的意義を重視しようと考えたからである。
以上

 

 

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