以下、本文
1.「週刊朝日」デイジー版10周年記念作文コンテストへご応募ください
所長 川崎 弘
 8月8日から9日にかけての台風13号では被害はございませんでしたでしょうか。
毎月災害関係のことばかり書かせていただいているようで恐縮ですが、日ごろの備え、特に自宅避難をせざるを得ない場合のトイレ関係を含めた備えを考えなければなりません。
 毎年、「今年の夏は暑かったですね。」というのがお決まりの挨拶になりつつありますが、それにしても連日の猛暑に悩まされた8月が過ぎ、9月を迎えました。読書に最適な季節となります。この図書館だよりがよい本との出会いの一助になれば幸いです。
 さて、4月号で「週刊朝日」のこれまでの歴史とデイジー版が10周年を迎えた件に触れました。年度中になにがしかのイベントをという書き方もしましたが作文コンテストを実施し、表彰式を来年1月5日(土)千葉市文化センターアートホールにて開催の「アイパートナーちば新春チャリティーコンサート」の席上で行うこととしました。詳細は作文コンテストのお知らせに譲りますが、是非、多くの皆様のご応募をお待ちしております。
 また、この機会に、まだ「週刊朝日」を御存知ない方は是非ご利用ください。編集者の記事はもちろん、著名人のコラム、連載小説、医療関係記事など毎号多彩な内容です。ご希望の方へは返却の必要がないデイジー版収録のCD配布という形で提供させていただきます。もちろん、サピエ図書館からダウンロードしてお聞きいただくことも可能です。
 「週刊朝日」はデイジー版で毎号約10時間のボリュームです。毎号10名を超えるボランティアの方に関わっていただいています。10年間で延べ6千名を超える方に音訳していただいています。
 コンテストの表彰を行う「アイパートナーちば新春チャリティーコンサート」につきましては改めてお知らせいたします。皆様のご予定に入れていただけましたら幸いです。
 多くの皆様に支えられ、私たち職員一同これからも、これまで以上に皆様に利用していただける施設づくりを目指しますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

2.支援センターからのお知らせ
休館のお知らせ
 10月6日(土)は、第66回千葉県視覚障害者福祉大会のため、休館とさせていただきます。ご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いします。

 

図書整理日について
 毎月第1金曜日は「図書整理日」のため、貸出業務は休止となります。
また、電話でのお問い合わせも休止とさせていただきます。皆様には、大変ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
*9月の図書整理日:9月7日(金)
*10月の図書整理日:10月5日(金)

 

「私と週刊朝日」をテーマに作文を募集します――「週刊朝日」全文音訳版(音声デイジー)製作開始 満10年企画作文コンテスト

 視覚障害者総合支援センターちばでは、2008年4月より、朝日新聞出版発行の「週刊朝日」をほぼ全文音訳し、音声デイジーCDの貸出を開始しました。それまで36年半にわたり、カセットテープ2巻(120分)の抜粋版を作ってきた歴史があるとはいえ、毎週約10時間超という全文音訳はいちかばちかの挑戦でした。
 試行錯誤を重ねながらの製作でしたが、この春、製作開始からついに満10年となりました。10年間にCDで利用された方はのべ10万人超。今、サピエ図書館で利用される方は毎週500人以上となっています。また、製作に携わった音訳ボランティアはのべ6,000人を超えます。皆様の支えがあってこその10年間でした。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
 今回、いつも愛読されている皆様の想いをぶつけていただきたく、作文コンテストを企画いたしました。どうぞふるってご応募ください。

【応募要項】
1.応募資格
音声デイジー版「週刊朝日」を利用している視覚障害者等

2.原稿規定
【墨字】1,200字程度 ワープロ、手書き、どちらでもかまいません。用紙自由
【墨字データ】1,200字程度
 テキストファイル(.txt)、ワードファイル(.doc .docx)
【点字】点字用紙3~4ページ
【点字データ】BASE、BESファイル
※未発表(Webを含む)の作品にかぎります
※著作権は主催者に帰属します

3.応募方法
作文を郵送またはメール添付でお送りください。
郵送の場合は別紙に、メール添付の場合はメール本文に、必ず次のことを
明記してください。
氏名(ふりがな)、年齢、住所、電話番号、メールアドレス、応募部門

4.締め切り
2018年10月31日(水)(必着)

5.選考委員
「週刊朝日」編集長 佐藤修史(おさふみ)氏
千葉県立西部図書館 松井進(すすむ)氏
視覚障害者総合支援センターちば所長 川崎弘
千葉点字図書館音訳会会長 花田利恵
千葉県視覚障害者福祉協会総務課長 石渡きよみ

6.賞
優秀賞 1編 賞状 賞金3万円(または3万円相当の品)
「週刊朝日」編集長賞 賞金1万円
音訳会会長賞(予定)

7.表彰式
2019年1月5日(土)
アイパートナー千葉チャリティーコンサート席上
(千葉市文化センターアートホール 千葉市中央区中央2-5-1
千葉中央ツインビル2号館)

8.宛先・問い合わせ先
〒284-0005
千葉県四街道市四街道1-9-3 視覚障害者総合支援センターちば
作文コンテスト係
e-mail:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 
担当:勝畑(かつはた)・大津(おおつ)

 

第45回国際福祉機器展のご案内
日時:2018年10月10日(水)~12日(金)10:00~17:30(12日は16:00まで)
場所:東京ビッグサイト 東展示ホール 入場無料(登録制)
 アジア最大級の総合福祉機器展です。世界14カ国1地域から560社以上が出展します。
主な内容:
・国際シンポジウム「仕事と育児・介護の両立支援 その現状と対策」
  11日(木)午後 参加費 1,000円
・H.C.Rセミナー「はじめての福祉機器 選び方・使い方」
「福祉用具貸与制度の見直し動向」、特別企画「ふくしの相談コーナー」
「障害者スポーツ関連イベント」「補助犬啓発イベント」など
お問い合わせ先:H.C.R2018事務局 一般財団法人保健福祉広報協会
電話:03-3580-3052 URL:https://www.hcr.or.jp 


寄贈資料のご案内
●次の資料が寄贈されました。貸出を希望される方は、貸出担当(TEL:043-424-2588)までお申し込みください。
・川崎市視覚障害者福祉協会 発行
『川崎市視覚障害者福祉協会創立70周年記念誌
――会のあゆみと中途視覚障害者のための「暮らしの手引き」』
音声デイジー版・一般CD版・墨字版 各1部
・千葉県文書館 発行
『千葉県文書館 常設展リーフレット』
『千葉県文書館 ミニ企画展リーフレット(平成30年9月8日まで)』
点字 各1冊
・千葉市視覚障害者協会 発行
『会報 千葉視覚(№81)』点字1冊・拡大文字1冊
・日本あん摩マッサージ指圧師会 発行
『日本マッサージ新報 第84号』点字1冊
・全日本鍼灸マッサージ師会 発行 『東洋療法 第292号』点字1冊
・日盲連女性協議会 発行 『会報 あかね 第107号』音声デイジー
・小林 修 氏[製作]『横書川柳・新泉流 第15集』拡大文字1冊

 

●次の資料は差し上げます。ただし部数に限りがあります。
・日本盲人会連合 発行 『点字 厚生 第268号』点字1冊
・内閣府政府広報室 発行
『点字・大活字広報誌 ふれあいらしんばん(Vol.62)』1冊
『明日への声(Vol.62)』一般CD1枚

 

●「ガスを安全にお使いいただくために」点字版が寄贈されました。
東京ガス(都市ガス)をご利用の方へ差し上げます。
ご希望の場合は、事務局(電話043-421-5199)へご連絡ください。


3.新入図書の紹介
[書名、著者名、冊数、原本出版者、出版年、解説の順に読みあげます。]
 (点字図書)
<一般書>
146*それでいい。――自分を認めてラクになる対人関係入門(細川 貂々(てんてん),水島 広子 共著)1冊 創元社 2017年
〔自分を認めて「当たり前の気持ち」を受け入れると、人生がラクになる――。ネガティブ思考クイーンの漫画家・細川貂々が、精神科医で対人関係療法の第一人者・水島広子に会いに行く、等身大の成長物語。〕

 

289*赤城(あかぎ)の子守唄始末記――板割浅太郎(いたわりのあさたろう)流転(るてん)の生涯 ドキュメンタリー・ルポ(川井 正(まさし)著)3冊 神奈川新聞社 1986年
〔映画の主題歌「赤城の子守唄」が愛唱されるのは、哀切のメロディーだけではなく、
たとえ潤色はあっても、義理と人情の熱い涙が多くの人々の共感を呼ぶからではないか――。その立役者の板割浅太郎(いたわりのあさたろう)が和尚となってみごと再生し、由緒ある時宗の本山・清浄光寺の再建に功績をのこしたことを著者が明らかにする。〕

 

336*「良い質問」をする技術(粟津(あわづ) 恭一郎(きょういちろう) 著)2冊 ダイヤモンド社 2016年
〔良い会話は、「良い質問」から始まる! 日本で最も多く質問をし、思考を重ねてきたプロが、質問がなぜ重要なのかを説明するとともに、さまざまな質問の種類と特性、「良い質問」をするコツや作り方などを紹介する。〕

 


336*御社の働き方改革、ここが間違ってます!――残業削減で伸びるすごい
 会社(白河(しらかわ) 桃子 著)4冊 PHP研究所 2017年
〔新しい働き方の理論とノウハウを徹底解説。低迷商品の売上V字回復、制約社員の活躍、職場の雰囲気改善といった成果が出ている先進企業の実践も紹介する。『プレジデント』『プレジデントウーマン』ほか掲載を加筆し書籍化。〕

 

378 点字技能検定試験の対策 過去問題(第18回)の正答と解説(日本点字技能師協会 編)1冊 日本点字技能師協会 2018年
〔平成29年度に行われた第18回点字技能検定試験の学科試験・実技試験(点字化・校正問題)の正答と解説のほか、受験者のために、「点字技能チャレンジ講習会の紹介」「合格者の声」「点字技能検定試験の受験者数と合格者数の推移」などを掲載。点字化・校正問題の原文は一般CDに録音し、付録として添付。〕

 

798 ゆびでたどるめいろ――オットット編(畑中(はたなか) 優二 編)1冊 [点字書下ろし]2018年
〔点図でできた迷路を計35枚掲載。行き止まりを避けながら線をたどる通常の迷路だけでなく、マスを移動しながら文字を集めて言葉を完成させる迷路や、ゴールを目指す間に「物知り」になれる変わった迷路も。小学生にも中途視覚障害の方にもお勧めの一冊。〕

 

830*難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!(スティーブ・ソレイシィ,大橋 弘祐(こうすけ) 共著)3冊 文響社 2017年
〔TOEICは650点以上取らなくていい! 冠詞に迷ったら「a」でも「the」でもなく「ん」を使う!? NHKラジオのネイティブ講師が、ビジネスでも旅行でも使える「初心者が本当に話せる」最短ルートを教える。〕


<文学書>
901*文学とは何か(加藤 周一 著)3冊 KADOKAWA 2014年
〔文学とは何かという問いに、若き著者が果敢に挑んだ日本文化論。該博な知識を駆使し、詩と散文のちがい、小説家の意識、日本と西欧における美の本質にまで思索を広げる。後年の「日本文学史序説」へ続く初期著作。〕

 

910*女流作家論――小説は本質的に女性のものか(奥野 健男 著)5冊 第三文明社 1974年
〔女性たちの文学に対する執念、怨念の華やかで哀しい伝統は、今なお脈々と生き続け、現代女流作家たちの華麗な活躍は、絢爛たる王朝文学に比すべき感がある。彼女たちのもつ豊富な生理感覚、幻想、女房的リアリズム、物語性、そして諷刺性によって、やがて日本の小説は、女性の占有物になるのではないか。〕

 

911.1 見る・知る・味わう「百人一首」手帖(吉海(よしかい) 直人(なおと) 監修)2冊
ナツメ社 2014年
〔百人一首を美しいかるたとともに手軽に味わえる本。江戸時代前期に作られた、肉筆の「百人一首かるた」(時雨殿所蔵)をカラーで掲載し、歌の意味や作者などを紹介。当時の貴族の生活様式や生き方も説明。マルチメディアデイジーもあります。〕

 

911.6 人生に役立つ都々逸(どどいつ)読本 ――七・七・七・五の法則<ゆったり点字版>(柳家(やなぎや) 紫文(しもん) 著)3冊 海竜社(かいりゅうしゃ) 2015年
〔「惚れた数から/振られた数を/引けば女房が/残るだけ」七・七・七・五の言葉遊び、都々逸。古典から新作まで、人生の機微が乙に洒脱に表されている、たくさんの都々逸を紹介。“ゆったり点字”とは、普通の点字印刷よりマス間を広くあけた、触読ビギナー向けの点字印刷法。同内容を録音した音声デイジーCD付き。〕

 

913 今昔物語集の京都(川端 善明(よしあき) 著)2冊 創美社 2010年
〔「今昔物語集」は、平安時代末期の庶民の暮らしなどをまとめた一大説話集。
著者が『聖と俗――男と女の物語――今昔物語新修』の中から、京都にちなむ25話を選定。「男と女の物語」「待っていた妻」「生霊(いきりょう)の女」「王女の白い手」など、興味深い話ばかり。全て口語体で書かれており、注釈も盛り込まれている。〕

 

913 遺跡発掘師は笑わない[5]――悪路王(あくろおう)の左手(桑原(くわばら) 水菜(みずな)[著])4冊 KADOKAWA 2016年
〔岩手の祖波(そば)神社跡で「三本指の右手」と「金の薬指」を掘り当てた天才遺跡発掘師・西原(さいばら)無量(むりょう)。鬼の墓との言い伝えもあるこの場所に、何が秘められているのか。変死をとげた鬼頭家の当主たちが隠し続けていた歴史の真実とは…。〕

 

913*星野智幸(ともゆき)コレクション 1――スクエア(星野 智幸 著)6冊人文書院 2016年
〔星野智幸の代表作と単行本未収録の作品等をあわせた自選作品集。人々が政治に求める欺瞞(ぎまん)と暴力をえぐる「在日ヲロシヤ人の悲劇」、単行本未収録「先輩伝説」などを収録する。〕

 

913*星野智幸コレクション 2――サークル(星野 智幸 著)6冊人文書院 2016年
〔家族依存・国家依存からの脱出口を探る「毒身」二部作、単行本未収録「フットボール・ゲリラ」などを収録。〕

 

913*羊と鋼(はがね)の森(宮下 奈都(なつ) 著)3冊 文藝春秋 2015年
〔ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか――。ピアノの調律に魅せられた一人の青年が、調律師として、人として成長する姿を、温かく静謐(せいひつ)な筆致で綴る。音声デイジーもあります。〕

 

913*村上海賊の娘 上巻・下巻(和田 竜(りゅう) 著)上8巻・下8巻 新潮社 2013年
〔和睦が崩れ、信長に攻め立てられる大坂本願寺。海路からの支援を乞われた毛利は村上海賊に頼ろうとした。その娘、景は海賊働きに明け暮れ、嫁の貰い手のない悍婦で醜女だった…。〕

 

913 一行怪談 <ゆったり点字版>(吉田 悠軌(ゆうき) 著)3冊 PHP研究所 2017年
〔「戦死した曾祖父のノートいっぱいに記された6桁の数字は、毎夜かかってくる無言電話の番号と一致していた」 想像力が喚起され、不思議な怖さがこみあげてくる怪談小説集。同内容を録音した音声デイジーCD付き。〕

 

914*負ける技術(カレー沢 薫 著)4冊 講談社 2015年
〔リア充を憎み、担当編集者を恨み、過去の自分も処刑する――。「クレムリン」「バイトのコーメイくん」の裏でひっそり濃厚に書いた、呪詛と後悔に充ち満ちたエッセイ本。〕

 

<児童書>
J612*日本の農業6――地産地消と循環型農業(白石 正彦 監修)2冊 岩崎書店 2010年
〔食を守り、環境と地域をささえる日本の農業のようすを学ぶ。農家と消費者の関係、農業が地域のなかで果たしている役割について考える。農業を支える団体、農業のデータなどの資料も収録。〕


(一般CD図書)
<児童書>
J913 川島昭恵(あきえ)語りCD――新美(にいみ)南吉(なんきち)&宮澤賢治(川島 昭恵[語り],新美 南吉,宮澤 賢治[原作])(1:06)[東京ヘレン・ケラー協会]2018年
〔視覚障害者のプロの「語りべ」となり、ラジオ、舞台、ライブハウス等で活躍する川島昭恵が、新美南吉作「手袋を買いに」「狐」、宮澤賢治作「虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)」を語り台本に沿って収録。第12回愛盲報恩会片岡好亀(よしき)賞受賞記念。〕


(音声デイジー図書)
<一般書>
135 ドゥルーズ――人と思想123(船木(ふなき) 亨(とおる) 著)(8:33)清水(しみず)書院 2016年
〔20世紀のフランス現代哲学を代表する哲学者ドゥルーズ。彼の哲学とはどのようなものであったかを、その生涯を追いながら明らかにする。〕

 

181 大乗(だいじょう)仏教の思想――人と思想132(副島(そえじま) 正光(まさみつ) 著)(6:53)清水書院 2014年
〔古代インドで展開した大乗仏教。初期大乗仏教の経典である般若経典類から、仏教の基本思想を明らかにし、ひとつの哲学体系の構築を試みる。〕

 

188 良寛――人と思想149(山﨑(やまざき) 昇(のぼる) 著)(7:10)清水書院 2016年
〔僧でありながら生涯寺をもたず、人と自然をこよなく愛し、74歳まで生きぬいた良寛。
彼の実像と思想を、逸話を透かしながら浮き彫りにする。〕


198 リジュのテレーズ――人と思想125(菊地 多嘉子(たかこ) 著)(6:36)
 清水書院 2015年
〔カルメル会の修道女リジュのテレーズは、深遠な神秘思想を単純明快に説き、これを生き抜いた。彼女の中心思想を、その生涯の歴史的流れに沿って述べる。〕

 

198 カステリョ――人と思想120(出村(でむら) 彰(あきら) 著)(7:39)清水書院 2015年
〔16世紀ヨーロッパの宗教戦争の最中、内面的真理・真実の領域において、良心の尊厳を毅然として主張した神学者カステリョ。彼の人生と思想を紹介する。〕

 

234 白バラ――反ナチ抵抗運動の学生たち――人と思想124(関(せき) 楠生(くすお) 著)(7:05)清水書院 2016年
〔ヒトラーの独裁体制に対する抵抗運動に立ち上がった大学生たちが配布したビラ〈白バラ〉。彼らの抵抗運動がどのようなものだったのかを論じる。〕

 

289 神谷(かみや)美恵子――人と思想136(江尻 美穂子(みほこ) 著)(8:19)清水書院 2015年
〔らい療養所愛生園の医師を務めた神谷美恵子。妻・母・医師・教師、さらに文筆家として誠実に生きた彼女の生涯を描きつつ、基となった思想を探る。〕

 

289 ムッソリーニ――ファシズム序説――人と思想130(木村 裕主(ひろし) 著)(7:53)清水書院 2015年
〔イタリアの政治家ムッソリーニが提唱した“ファシズム”という思想。彼の伝記的要素を織り込みながら、ファシズムの発生から形成過程をまとめる。〕

 

295*ロスからニューヨーク走り旅――北米大陸横断単独マラソン5393km(坪井 伸吾 著)(9:11)ラピュータ 2012年
〔無人の砂漠やいくつもの山々を越え、5400キロもの過酷で忍耐を強いられる「走り旅」の日々…。旅する冒険家・坪井伸吾が、LA-NYランアクロス米国大陸横断マラソンコースをただひたすらに走り続けた記録。〕

 

368*誰もボクを見ていない――なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか(山寺 香(かおる) 著)(6:43)ポプラ社 2017年
〔2014年、埼玉県川口市で発生した凄惨な事件。少年はなぜ犯行に及んだのか。誰も止めることはできなかったのか。事件を丹念に取材した記者が、その背景にある闇を暴いた渾身のノンフィクション。〕

 

494*〈肺がん生還〉精神科医が自力でがんを消し去った渡部(わたなべ)式食事と「不安」消滅トレーニング(渡部(わたなべ) 芳徳(よしのり) 著)(4:21)主婦の友インフォス 2016年
〔がんの本当の原因は「不安」だった! 直径3cmの進行性肺がんを1カ月で、自力で完全消滅させた精神科医が、がん細胞を1個1個消し去る食事、がん細胞を消滅に導いた心のコントロール法を紹介する。〕

 

598*オーガズム・ライフ――私(わたくし)の解放宣言(杉本 彩(あや) 著)(2:58)
 ロングセラーズ 2004年
〔欲望と愛をガマンしてはいけない。私は本音と真実を語り続けることのできる人間でいたい。女優として、ダンサーとして、作家として、すべての原点は何かを伝えたい、何かを変えたいというエネルギーなのだ。カセットテープから音声デイジーへ変換。〕

 

807*英語のたくらみ、フランス語のたわむれ(斎藤 兆史(よしふみ),野崎(のざき) 歓(かん) 共著)(7:35)東京大学出版会 2004年
〔外国語を身につけるにはどうすればよいか? 翻訳はどのようにするか? 文学は何の役に立つのか? 英語とフランス語の東大教師が、語学・翻訳・文学をめぐってその営みの核心を語り尽くす。外国語や異文化を考える絶好の書。〕


<文学書>
914*文学なんかこわくない(高橋 源一郎(げんいちろう) 著)(6:49)朝日新聞社 1998年
〔文学探偵タカハシさんが、「オウム」関連本から『失楽園』まで、話題作を素材に現代の謎、文学の謎を徹底推理する文芸評論集。〕

 

940 シュニツラー ――人と思想118(岩淵(いわぶち) 達治(たつじ) 著)(8:14)清水書院 2016年
〔森鴎外訳の戯曲「恋愛三昧」などで知られる劇作家シュニツラー。エロスと死の作家と考えられてきた彼の作品の社会性を、生涯を追いつつ明らかにする。〕

 

950 アレクサンドル=デュマ――人と思想139(辻(つじ) 昶(とおる),稲垣 直樹 共著)(8:10)清水書院 2016年
〔『三銃士』等の作品で知られる作家アレクサンドル=デュマ。無類の浪費家、国会議員への立候補と落選…。19世紀フランスを生きた彼の実像を捉えなおす。〕

 

951 ヴェルレーヌ――人と思想 121(野内(のうち) 良三(りょうぞう) 著)(7:23)清水書院 2016年
〔堀口大学らの翻訳で知られるフランスの詩人ヴェルレーヌ。スキャンダルに満ちた彼の生涯と、平明で陰影に富んだ作品に通底する論理を明らかにする。〕


<児童書>
J913*下からよんでもきつねつき(石井 信彦 作)(3:16)偕成社 2013年
〔夏休みの夜を兄弟ふたりだけで過ごすことになったボクは、弟を妖怪が棲むという鎮守の森に連れていった。妖怪なんていないことを証明するためだったのに、ほんとうに鎮守の森の妖怪が弟にとりついてしまって…。〕


(マルチメディアデイジー図書)
テキストや画像に、音声がシンクロ(同期)しているデイジー図書です。

<文学書>
911.1 見る・知る・味わう「百人一首」手帖(吉海(よしかい) 直人(なおと) 監修)ナツメ社 2014年
〔百人一首を美しいかるたとともに手軽に味わえる本。江戸時代前期に作られた、
肉筆の「百人一首かるた」(時雨殿所蔵)をカラーで掲載し、歌の意味や作者などを紹介する。当時の貴族の生活様式や生き方も説明。点字もあります。〕


4.おすすめ図書の紹介(センター職員より)

『心と生き方』(稲森和夫 述,京セラコミュニケーションシステム 編)PHP研究所
伊藤 和男
 京セラを創業し世界的企業に育て上げた稲森和夫氏の講演をまとめた『心と生き方』には、私たちの日々の生き方を考えるエッセンスが詰まっている。この本は、全体として経営者を意識した講演をまとめたものだが、特に経営者でなくとも、日常をどのような姿勢で生きるべきかについて私たちに示唆を与えてくれる。
 稲森氏は、前書きの中で、大学を卒業して初めて入社した赤字続きの会社での出来事として、同期の社員が皆辞めていく中で一人残されたとき、それまでの不平不満の心の持ち方を変え研究に打ち込むようにしたことを例に、心のあり様が人生を変えることに繋がると述べている。
 この本は3部構成となっており、第1部では、「素晴らしい人生を送るために」と題して、稲森氏の人生哲学である(人生、仕事の結果)=(考え方)×(熱意)×(能力)という方程式に基づいて、心のあり様(考え方)がいかに人生を生きるために必要であるかを述べている。第2部は、「心と経営」と題され、具体的な経営に際して心のあり方がどのように影響するかに言及し、第3部では、「私を支えた人生哲学」として、明治維新の立役者の一人である西郷隆盛の遺訓集からリーダーの持つべき考え方を紹介している。
 私は、この本を読んで稲森氏のあくまで明るく前向きでポジティブな考え方に共感する一方で、その頑固なまでに一旦持った心情を貫き通す心の強さに驚嘆してしまった。京セラを世界的な企業に育てるとともに、KDDIを創り、JALの再建を成し遂げた人ならではとも感じたが、同時に私たちも生きている以上、彼のこうした考え方に学ぶべきだと強く思った。
以上