最新ITトピックス」カテゴリーアーカイブ

NVDAがJAWSを超えて首位に、

こんにちは、御園です。

NVDAがJAWSを抜いて世界シェア1になったという調査結果が発表されています。

今回、NVDAのユーザー数の増加について少し考えてみると、JAWSやその他のスクリーンリーダーを使っていた人が、
コストのかからないNVDAに乗り換えたのか、それとも、新たにパーソナル・コンピューターを使用し始めた視覚障害者が、
経済的に負担の少ない範囲で、無料のスクリーンリーダー「NVDA」を導入したのか、気になっています。
世界的な視覚障害者の貧困層を支援する技術としてNVDAが導入されつつあるという、現実を確かめてみたいです。

いずれにせよ、NVDAの開発の末端でたずさわる身として、
NVDAの目的の一つ視覚障害者がより貞コストでコンピューターを使えるようにすることについては達成されつつあると考えています。

・ユニバ・リポート:NVDAがJAWSを超えて首位に、Androidも上昇--WebAIMのスクリーンリーダー利用状況調査 – 毎日新聞
https://mainichi.jp/universalon/articles/20191002/org/00m/040/013000c

9月20日リリース iOS 13 更新は要注意!

こんにちは、御園です。

Appleでは、9月20日にiPhone等の最新OS「iOS 13」をリリース予定です。
iOS 13 対象の機種においては、お手元のiPhoneでは通知等でiOS13への更新を促されると思います。

沢山の新機能がつまった iOS 13 ですが、現状は、更新しないでください。
開発者向け・テスト協力者向けに配布されているパブリックベータ版では、一部のアプリが正常動作しないことを
確認しています。先日来から評判の Anvision は、9月19日現在、動きません。

改善された修正プログラムもまもなくリリースされると思いますので、それをお待ちください。

視覚障害者のエンジニアが開発「高機能白杖」の優れた性能とは

日本国内でも注目を集めています。

視覚障害者のエンジニアが開発「高機能白杖」の優れた性能とは – ライブドアニュース
https://news.livedoor.com/article/detail/17062941/?fbclid=IwAR3jhPfaiXznAsLLz9kLbNKyFo7jBHMIg1NXFBv5IUT7OQF_oQd-gLn15Ls

上記より抜粋

従来の白杖は、道上の点字ブロックや足下にある障害物の有無などを確認するための、最低限の役割しか持っていない。
一方で「WeWALK」は、使用者が目的地に安全に、効率的に、そして自力でたどり着けるように最新技術を駆使したいくつかの優れた機能を持っているのだ。
まず、障害物は足下だけではないという認識のもと、センサーで、胸の高さより上にある障害物を検知し、振動で教えてくれるという。
そして、特定アプリをスマホにインストールすると、Bluetoothを介してスマホと「WeWALK」が連動する仕組みになっている。

Windows 10 Update(1809)の不具合について

高知システム開発より、以下のような記事が出ていますので、ご案内いたします。

Windows 10 Update(1809)が原因で、音声が出なくなる・コンピューターが再起動を繰り返す・データが消失するなどの問題が報告されていました。記事の詳細は高知システム開発のお知らせページをご覧ください。

当センター、ITでは。最新のWindows10 Update 1903へのアップデートのおてつだいをさせていただいております。

お気軽にご相談ください・

電話:043-424-2546

メール:its@tisikyo.jp

 

視覚障がい者の生活を変えた「Be My Eyes」開発者がApple京都に登場、発想をアプリに落とし込むコツを伝授

「Be My Eyes」は視覚障がい者をサポートするアプリです。視覚障がい者がアプリで手助けを要請すると、ボランティアの会員に通知が送られてマッチングされます。ビデオ通話で視覚障がい者が読むことができない文字などをボランティアが読み上げるなどしてサポートします。

2015年に発表されてから、150か国で展開し2018年の段階で200万人のボランティア、12万人の視覚障がい者が登録しています。

・視覚障がい者の生活を変えた「Be My Eyes」開発者がApple京都に登場、発想をアプリに落とし込むコツを伝授
https://japanese.engadget.com/2019/03/25/be-my-eyes-apple/

関連投稿

・僕は目が見えない人の目になろう、「Be My Eyes」で リモートで視覚障害者の目になれるボランティアiOSアプリ「Be My Eyes」

僕は目が見えない人の目になろう、「Be My Eyes」で リモートで視覚障害者の目になれるボランティアiOSアプリ「Be My Eyes」

早朝深夜に鳴らない信号機…視覚障害者を守るため、警察庁が信号アプリ導入へ

視覚障害者が交通事故に遭うのを防ぐため、警察庁は来年度にも、音声で視覚障害者らに青信号を伝えるスマートフォンのアプリを導入する方針を固めた。全国に設置された音響信号機の大半は騒音への配慮から深夜や早朝は音が鳴らず、昨年12月には東京都内で障害者の男性がはねられる死亡事故が起きていた。警察庁は「悲惨な事故の減少につなげたい」としている。

視覚障害者の9割「利用したい」
 「まもなく、豊洲駅東交差点です」「進行方向の信号は、青信号です」。視覚障害者が交差点に差し掛かると、地図が表示されたスマホから音声が流れた。東京都江東区で昨年12月17日に行われた実証実験には視覚障害者も参加し、開発中のアプリの作動状況を確認した。
 実験後のアンケートでは、参加した視覚障害者の9割がアプリを「利用したい」と回答。全盲の50歳女性は「24時間、音が鳴るのは役立つ」と話した。

 警察庁は2015年から、スマホを使った視覚障害者の安全対策の検討を始めた。アプリは通信装置がある信号機とも連動して青信号の時間を延長することもでき、横断に時間のかかる高齢者らの利用も想定されている。
赤信号に気付かず?早朝出勤の男性が死亡する事故も
 「ピヨピヨ」「カッコー」などの音で青信号を伝える音響信号機は昨年3月末時点で、全国に2万3149基。全信号機の11%にあたるが、近隣住民に配慮し、多くの信号機は、早朝や深夜には音が鳴らない設定になっている。
 警視庁によると、東京都内の約2400基の約9割は、午前7時以降にならないと音が鳴らない。鳴り終わるのは午後8時台が7割で、同7時台と同9時台が1割。24時間鳴るのは新宿や池袋など大規模駅近くの数%の信号機だけだ。

記事全文は以下よりご確認ください。

早朝深夜に鳴らない信号機…視覚障害者を守るため、警察庁が信号アプリ導入へ : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

早朝深夜に鳴らない信号機…視覚障害者を守るため、警察庁が信号アプリ導入へ

画面読み上げソフト「FocusTalk」が販売終了

画面読み上げソフト「FocusTalk」の販売終了の案内がメーカーより発表されています。

国内において、Windows用画面読み上げソフトの草分けとして誕生した「95Reader」の技術を弾きついて販売が行われてきた「FocusTalk」が販売終了となるとは、とても残念なことです。95ReaderもFocusTalkもなかったら、今の日本の視覚障害者のパソコン環境はもっと遅れていたことでしょう。

これまで開発と保守に携わってこられたスカイフィッシュの皆さま、どうもありがとうございました。

・FocusTalk V4の販売終了のお知らせ | 株式会社スカイフィッシュ:Skyfish Inc.
https://www.skyfish.co.jp/news/focustalk-v4%e3%81%ae%e8%b2%a9%e5%a3%b2%e7%b5%82%e4%ba%86%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b.html

iPad、iPhone、iPod 用DAISY 再生アプリ、Voice of DAISY 5 リリース!

待望の「Voice of DAISY」の新版「Voice of DAISY 5」がさらに使いやすくなって新装しました!

 

ボイス オブ デイジー 5はデイジー図書に録音された音声データが含まれている場合にはその音声を再生します。再生時には音声の再生スピードを変更したり、音の高さを変更できます。

一方、音声データが含まれていない場合には、代わりに本文のテキストを合成音声で読み上げます。利用できる合成音声は、Siriで使われているiOSに組み込みの話者に加え、ドキュメントトーカーのたかし・けいこ・太郎・花子の話者も利用できます。

本文の情報を画面に表示し、読み上げている箇所をハイライトさせながら読み進めます。文字の色、背景色、ハイライト色などは自由に変更できます。また、画面の文字サイズについても自由に変更できます。

デイジー図書のダウンロード

インターネット上の障害者向けのデイジーの図書館としてサピエ図書館があります。現在サピエ図書館には約7万冊のデイジー図書の蔵書があります。

ボイス オブ デイジー 5ではサピエ図書館のデイジー図書を検索しダウンロードする機能をアプリに内蔵しました。サピエ専用の図書検索画面に向かって読みたい本のタイトルをしゃべるとデイジー図書の検索が行えます。検索結果の一覧から、読みたい本を選択するとダウンロードが始まります。ダウンロードの状況はあと何パーセントなのかがリアルタイムで情報提示されます。

この他、アプリに内蔵したブラウザーを通じ、お勧めのウェブページや、自分で入力したURLのページからもデイジー図書がダウンロードできます。

本だな機能

ボイス オブ デイジー 5には本だな機能が設けてあります。自分で複数の好きな名前の本だなを作り、そこにダウンロードしたデイジー図書を分類管理できます。

ボイスオーバーのフル対応

ボイス オブ デイジー 5は視覚障害の方が利用しやすいようにボイスオーバーからの操作に対応しています。

また、全盲の利用者向けに、ボイスオーバーによる操作をし易いように本文を表示しない再生画面も設けました。

さまざまな移動手段

目次やページ一覧の項目の選択により目的の場所に簡単に移動できます。閲覧中の場所にしおりを設定しておき、しおりの一覧からしおりの場所にすぐに移動できます。原本にページ番号の情報が埋め込まれている場合にはページ番号の入力による移動もできます。

再生・閲覧位置を前後に移動するナビゲーション機能も設けています。移動単位は、ハイライト、フレーズ、10秒、30秒、ページ、見出し、見出しレベル1、見出しレベル2、見出しレベル3、見出しレベル4、見出しレベル5、見出しレベル6の中から指定できます。

再生コントロール

ボイスオーバーを利用中の場合には再生画面を2本指でダブルタップすると、再生と停止をコントロールできます。

iPhone添付のイヤホンのボタンからの再生と停止や、AirPodsのダブルタップによる再生と停止にも対応しています。

Bluetoothヘッドセットボタンからの再生と停止や、次へ・前へボタンによるナビゲーションも行えます。
また、デバイスのシェイクやイヤホンを抜く操作による停止も行えます。

お休みタイマー

指定した再生時間後に、再生を自動停止するお休みタイマーの機能を設けました。5分、10分、15分、30分、1時間の中から自動停止する時間が設定できます。

 

上記はメーカーページからの抜粋になります。

 

ボイス オブ デイジー 5 iOS用

 

皆様是非この機会にお試しになってはいかがでしょうか?

しかも今月中なら、1400円でご利用になれます!

(2月からだと3100円)

使い方のご相談は、視覚障害者総合センターちば、IT担当まで!

 

連絡先は

e-mail:its@tisikyo.jp

TEL:0434242546

ビヨンセのサイトを視覚障害者が提訴。“クレーマー”と言う日本人の無知コメントも

 ビヨンセが所有するマネジメント会社が、公式サイトでの視覚障害者対応を怠ったということで、全盲のファン(米国在住)から訴えられたとニュースになりました。

 報じたのは今年1月3日のThe Hollywood Reporter。原告がBeyonce.comにアクセスしたところ「介助なしではサービスやショップにたどりつけず、同サイトは障害者差別禁止法に抵触している」と主張しています。

ビヨンセサイト
ビヨンセの公式サイトより。トップページは写真だけがズラリと並ぶ https://www.beyonce.com/
 障害者が使えないというだけで訴訟になるなんて大げさな、と思いますか?

 このニュースが日本で報じられると、ネット上では「原告はクレーマーだ」「介助してくれる友達もいないのか」などのコメントが見られました。ですが、これらのコメントは無知と言うほかありません。

「誰もが使えるサイト」が先進国の常識に

「ビヨンセのサイトを見ましたが、確かに、画像ばかりでalt(※1)もなく、ひどいですね。ただメニューから入れば、必ずしもショップに行けないわけでもないので、訴訟対象かどうかは疑問も残ります」

 そう語るのは、情報のユニバーサルデザインを研究・推進している関根千佳さんです。

※1)alt:画像の代替となるテキスト情報で、簡単に設定できる。音声読み上げブラウザを使えば、この代替テキストが読み上げられ、視覚障害者も画像の内容がわかる。

「先進諸国では、ユニバーサルデザイン(=どんな人でも利用できる)に対応していないサイトは、人権侵害として扱われます。多くの訴訟が起こされており、高額の罰金が科せられた事例がたくさんあるんです。障害者や高齢者がアクセスできないサイトは、いわば男性トイレのないオフィスのようなもので、特に公的機関では絶対に許されません。

 近年、企業のサイトでも誰もが使えるデザインは良識として当然視されるようになりました。視覚障害以外にも、肢体不自由や聴覚障害の方が使えるかも対象になります。MITやハーバード大のサイトも配慮に欠けたため改善命令が出されました。2015年~2017年までの3年間にWEBアクセシビリティ(※2)で1133件以上もの訴訟が起こっています。この数年間で15倍以上に増えているのです」

※2)WEBアクセシビリティ:高齢者や障害者など年齢的・身体的条件に関わらず、ウェブで提供されている情報にアクセスし利用できること

記事詳細は、以下のURLよりご確認ください。

・ビヨンセのサイトを視覚障害者が提訴。“クレーマー”と言う日本人の無知コメントも

ビヨンセのサイトを視覚障害者が提訴。“クレーマー”と言う日本人の無知コメントも

新聞を音訳、視覚障害者向け放送30年…読み手はボランティア

 全国で唯一、視覚障害者のための音声番組を制作している「JBS日本福祉放送」(大阪市都島区)が、番組の放送を始めて30年を超えた。新聞の音訳を中心に、目の不自由な人たちの貴重な情報源となってきたが、近年は新聞の読み手となるボランティアが減って高齢化が進んでおり、JBSは新時代を支えるメンバーを募っている。

 「今日の朝刊、読売新聞の担当は」
 ボランティアは自己紹介後、各紙の1面から読み始める。手元には担当記事に赤線を引いた紙面を置く。
 JBSは、社会福祉法人「視覚障害者文化振興協会」(都島区)が企業からの寄付金などで運営する。有線放送「USEN」やインターネット(http://www.jbs.or.jp/)を通じ、24時間無休で配信。リスナーは全国で約6000人という。

 「その日の新聞で、いち早く世の中を知りたい」という視覚障害者の声に応えて1988年にスタートし、翌年には東京にもスタジオを構えて一時は約50番組を制作した。寄付金は90年代から右肩下がりになり、東京のスタジオは2007年に閉鎖。番組も音楽や点字講座など八つに縮小した。

記事詳細は以下URLよりご確認ください。

・新聞を音訳、視覚障害者向け放送30年…読み手はボランティア

新聞を音訳、視覚障害者向け放送30年…読み手はボランティア