おすすめ図書の紹介(2019年12月)

 池井戸 潤 著 『アキラとあきら』
 零細工場の息子・山崎瑛(やまざきあきら)は「子供の頃に父親の工場が倒産した」という経験を持つ実力派銀行員。
一方、大手海運会社である東海郵船の御曹司・階堂彬(かいどうあきら)は、父の後を継ぐだけの人生を拒否し、実力で一流銀行へと入行したエリート。
 2人のアキラは大手都市銀行・産業中央銀行に同期入行し、同期300人の中でも特に優秀な存在として知れ渡ることになります。
 池井戸潤作品だけあって、物語の舞台は、やはり「銀行」! 私たちは、銀行の利用はATMか窓口がほとんどです。
その奥で繰り広げられていることについては、池井戸作品で知ることができました。とても興味があり、ドラマ化された作品も多く、ドラマを見て作品を読んだりしました。
 作品の最後はハッピーエンドという内容で、ほのぼのした気持ちで読み終わることがほとんどでした。池井戸作品は友人からの紹介で読み続けました。

(須合(すごう))