2020年7月
2020年06月26日
書名、著者名、冊数、原本出版者、出版年、解説の順
2020年7月
点字図書
一般書
007 脱! スマホのトラブル(増補版)――LINE フェイスブック ツイッター やって良いこと悪いこと(佐藤 佳弘 著)2冊 武蔵野大学出版会 2018年
〔スマホの新しいサービスが次々と生まれ、児童・生徒がさまざまなトラブルに遭っている。学校裏サイト、アダルトサイト、詐欺メール、個人情報の漏洩、カキコやアップロードなどの危険…。学校等で「スマホの危険」や「正しい使い方」について数多く講演をしている著者が、スマホの利用者が直面するトラブルの事例をあげ、「何が危険なのか?」「どう対処すべきか?」を、できる限り専門用語や難しい言い回しを避けて解説。〕
021 解説著作権法の一部を改正する法律(平成30年改正)について(文化庁著作権課[著])2冊 著作権情報センター 2018年
〔2019年1月1日に施行された改正著作権法。その改正の経緯、改正の趣旨及び内容、各改正事項などを解説。視覚障害者等のための複製等についても解説する。〕
159*瞬発力の高め方(ジョーブログ ジョー 著)2冊 サンクチュアリ出版 2018年
〔どん底の家庭環境からホームレス生活を経て大人気ユーチューバーへ。“クレージーチャレンジ”をテーマに常識はずれなチャレンジに挑み続ける著者による、新世代のバイブル。弱い自分を倒すための言葉が満載。〕
320 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 障害者による文化芸術活動の推進に関する法律 1冊 総務省e-Gov法令検索 2019年
〔平成30年5月25日改正の「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」と、平成30年6月13日公布の「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」を収録。〕
361*聞く力――心をひらく35のヒント(阿川 佐和子 著)3冊 文芸春秋 2012年
〔頑固オヤジから普通の小学生まで、つい本音を語ってしまうのはなぜか。インタビューが苦手だった阿川佐和子が、1000人ちかい出会い、30回以上のお見合いで掴んだコミュニケーション術を披露する。〕
369 合理的配慮――対話を開く,対話が拓く(川島 聡[ほか]著)8冊 有斐閣 2016年
〔障害者に対する「合理的配慮」が法制化された。合理的配慮の意義と課題、その可能性について、学問分野を横断した理論的・実証的探究により、広く深く掘り下げる。〕
369 日本の視覚障害者 2018年版 6冊 日本盲人福祉委員会 2018年
〔日本盲人福祉委員会が4~5年毎に日本の視覚障害者の現状をまとめた冊子の最新刊「日本の視覚障害者2018」を発行。〕
369*福祉は人のためならず(法澤 奉典 著)4冊 [法澤奉典]2012年
〔社会福祉法人愛光・元理事長である著者が、2004年4月から「理事長メッセージ」「三代目燈台守」として執筆・連載していた、社会福祉実践記録をまとめたもの。〕
502*現代の職人――質を極める生き方、働き方(早坂 隆 著)2冊 PHP研究所 2019年
〔様々な仕事がパソコンやスマートフォンの画面上で行われ、やがてAIが人間の職業を代替する、といわれる現代。そんな中で、日本の職人の手による甲冑や陶器、酒などが世界の人びとを惹きつけてやまないのはなぜなのか。著者が全国の匠たちの現場に向かう。〕
548*音声に未来はあるか?――スマートスピーカー 家電 スマホ(河野 道成 著)3冊 日経BP社 2018年
〔マウスやタッチといった既存のインターフェースと音声インターフェースは、似ているようで異なる点が多い。音声インターフェースは何が得意なのか、開発に携わる側は何を考えるべきかを解説すると共に、ビジネス面にも触れる。〕
590*使い果たす習慣(森 秋子 著)2冊 KADOKAWA 2018年
〔小さめの鍋をマキシマムに使う、羽毛布団を洗濯機で丸洗いする、「統一感」の呪いを手放す、1割の本音を全力で伝える…。「今あるもの」を楽しみつくすことで、心が満たされる暮らし方を紹介する。〕
726*もう隣にはいないくせに前より愛しくて仕方ないなんて、ずるいんだ(池田 ルイ 著)1冊 KADOKAWA 2019年
〔特別な存在だから、さようなら。あなたが最後に触れて、抱きしめた女は私でいたい。目が覚めたら私のことなんて忘れてね…。切ない思いを抱えた男女の恋愛ストーリーにサスペンスを交えた描き下ろし漫画。〕
783*止めたバットでツーベース――村瀬秀信野球短編自撰集(村瀬 秀信 著)5冊 双葉社 2018年
〔表舞台から退いた老ライター、未完の大砲を追い続けた女性ファン、応援団を“正業”にする男、野球選手を自称する絵描き…。情熱は時に真剣さと滑稽さをはらむ。野球ノンフィクションの傍流に身を置いてきた著者による自撰集。〕
文学書
910*ミステリーで読む戦後史(古橋 信孝 著)4冊 平凡社 2019年
〔敗戦後の復興の光と影のなかで書かれた「ゼロの焦点」、高度成長期へと続く時代のなかで生み出された「海の牙」…。ミステリーは戦後社会をどう捉えてきたか。まったく新しい読み方で、10年ごとに時代を振り返る。〕
913*かばん屋の相続(池井戸 潤 著)4冊 文藝春秋 2011年
〔池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。残された二人の兄弟。会社を手伝っていた次男に生前、「相続を放棄しろ」と語り、遺言には会社の株全てを大手銀行に勤めていた長男に譲ると書かれていた。乗り込んできた長男と対峙する小倉太郎。父の想いはどこに? 表題作ほか5編収録。〕
913*小鳥を愛した容疑者(大倉 崇裕 著)5冊 講談社 2012年
〔銃撃で負傷した鬼警部補・須藤友三は、リハビリを兼ねて警視庁総務部総務課動植物管理係に配属され、新米巡査の薄圭子とコンビを組むことに。人間よりも動物を愛する薄は、現場に残されたペットから次々と名推理を披露し…。〕
913*運転者――未来を変える過去からの使者(喜多川 泰 著)3冊 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2019年
〔なんで俺ばっかりこんな目に合うんだよ――。思わず独り言を言った、そのときだ。ふと目の前に、タクシーが近づいてくるのに気づき…。運が劇的に変わる時、場というものが、人生にはある。運を転ずる者からのメッセージ。〕
913*祈りの幕が下りる時(東野 圭吾 著)6冊 講談社 2016年
〔極限まで追いつめられた時、人は何を思うのか。夢見た舞台を実現させた女性演出家。彼女を訪ねた幼なじみが、数日後、遺体となって発見された。数々の人生が絡みあう謎に、捜査は混迷を極めるが…。〕
913*開成をつくった男、佐野鼎(柳原 三佳 著)6冊 講談社 2018年
〔開成学園の知られざる創立者、佐野鼎の物語。近代化へと大きく舵を切り始めた幕末、遣米・遣欧それぞれの使節団に加わり、世界一周を経て、「人の仕立て方」こそが、国を創ると予見した鼎は、正則英語を学べる学校を設立し…。〕
児童書
J913*サッカク探偵団 [1]――あやかし月夜の宝石どろぼう(藤江 じゅん 作,ヨシタケ シンスケ 絵)2冊 KADOKAWA 2015年
〔パーティで大小2つのダイヤが消える事件が発生する。小学4年のカケルとクラスのなかまたちは、近所に住む研究者の二の谷と事件の謎を追いかける! サッカクでトリックを推理するサッカク探偵団の物語。〕
J913*サッカク探偵団2――おばけ坂の神かくし(藤江 じゅん 作,ヨシタケ シンスケ 絵)2冊 KADOKAWA 2015年
〔天才バイオリニストの転校生・本間くんを、カケルたちは「サッカク探偵団」のメンバーに誘い、すっかりなかよしに。だが数日後、本間くんが消えてしまい…!? サッカクでトリックを推理するサッカク探偵団の物語第2弾。〕
J933 あたしが乗った列車は進む(ポール・モーシャー 作,代田 亜香子 訳)3冊 鈴木出版 2018年
〔自分を置いてドラッグで死んでしまったママと、たばこの吸い過ぎで死んだおばあちゃん。これまでの人生にうんざりしている「あたし」は、長距離列車に乗って、一度も会ったことのない大おじさんの住むシカゴに向かうことになる。周りの人たちと心を通わせ、前を向いて進んでいく決心をする「あたし」の、数日間の旅の物語。〕
J949 15の夏を抱きしめて(ヤン・デ・レーウ 作,西村 由美 訳)5冊 岩波書店 2014年
〔物語は15歳で死んだトーマスの、死者の目を通して語られてゆく。元恋人のオルフェー、トーマスの母親、祖父には、まだ彼の姿が見え、トーマスは、現実を受けとめきれずに苦しむオルフェーや、崩壊しそうな家族の様子を静かに見守っている…。ベルギーのフラーンデレン地方の田舎を舞台に、愛と悲しみ、過去と現在が、重層的に織りなす物語。〕
音声デイジー図書
一般書
210 逆説の日本史 23――明治揺籃編~琉球処分と廃仏毀釈の謎(井沢 元彦 著)(17:02)小学館 2017年
〔僧侶の肉食妻帯解禁は「陰謀」だったのか? 「国教」とすべきは神道vs仏教、どちらか? 琉球処分から黒党根絶まで20余年を要したのはなぜか? 琉球処分と廃仏毀釈の謎に迫る。『週刊ポスト』連載の単行本化第23弾。〕
210 逆説の日本史 24――明治躍進編~帝国憲法と日清開戦の謎(井沢 元彦 著)(13:12)小学館 2018年
〔大日本帝国憲法制定の裏には、大隈重信・福沢諭吉と、伊藤博文・岩倉具視の熾烈な主導権争いがあった。その裏で井上毅が暗躍し…。帝国憲法と日清開戦の謎に迫る。『週刊ポスト』連載の単行本化第24弾。〕
589*夢の回想録――高田賢三自伝(高田 賢三 著)(8:15)日本経済新聞出版社 2017年
〔世界に衝撃を与えた日本人デザイナー・高田賢三が、仕事から私生活にいたるまで、78年の半生を振り返る。『日本経済新聞』掲載を大幅加筆し、コシノジュンコとの対談、後輩・山本耀司が語る高田賢三などを追加。〕
780*自己の可能性を拓く心理学――パラアスリートのライフストーリー(内田 若希 著)(8:52)金子書房 2017年
〔「真の障害」からの脱却とはなにか? 後天的に障害を負った人が挫折や喪失を乗り越え、パラアスリートへと成長したライフストーリーを通して、自己の可能性を拓く心のあり方を描きだす。〕
文学書
911.4 小林修・蔦澄夫作品集(小林 修,蔦 澄夫[作])(2:41)[小林 修]2019年
〔視覚障害者の著者が書いた『横書川柳「新泉流」第16集 備忘録』、横書き短歌「傘」「季節風」「円舞曲」等をまとめて収録。〕
913 ライオンのおやつ(小川 糸 著)(7:16)ポプラ社 2019年
〔若くして余命を告げられた雫は、残りの日々を瀬戸内の島のホスピスで過ごすことを決めた。穏やかな景色の中、本当にしたかったことを考える雫。ホスピスでは毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があって…。2020年本屋大賞ノミネート作。〕
913 流浪の月(凪良 ゆう 著)(9:28)東京創元社 2019年
〔愛ではない。けれどそばにいたい――。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描いた長編小説。2020年本屋大賞受賞作。〕
913 1R1分34秒(町屋 良平 著)(3:31)新潮社 2019年
〔考えすぎてばかりいる、21歳プロボクサーのぼくは、自分の弱さに、その人生に厭きていた。駆け出しトレーナーの変わり者、ウメキチとの練習の日々が、ぼくを、その心身を、世界を変えていく。『新潮』掲載を単行本化。第160回芥川賞受賞作。〕
913*5まで数える――I can’t count Five(松崎 有理 著)(9:49)筑摩書房 2017年
〔とある秘密の理由で数学がまったくできない少年が、風変わりだが子供好きな数学者の幽霊に出会う表題作など、全6篇を収録。奇想天外なアイデアで、恐怖と科学が結びつく短篇集。『ちくま』他掲載に書き下ろしを加え書籍化。〕
913*天保院京花の葬送――フューネラル・マーチ(山口 幸三郎 著)(8:31) KADOKAWA 2017年
〔廃墟の洋館で起きた殺人事件。現場に集まったのは、霊感女子高生の京花と、元女装少年の人理、熱血刑事の竜弥、そして霊能者の行幸。喪服を纏った京花がおかしな奴らと「謎」に挑むとき、事件は意外な結末を迎える…。〕
914*考える愉しみ――ある老医師の記録(長屋 昌宏 著)(6:06) 風媒社 2018年
〔人の世に大切とすべきものは何か。准看護師の功績、医療の展開と障害、東電の原発事故、東濃の春…。長年、小児外科、障害児医療にたずさわってきた医師が、思いつくままに考えたことを綴る。〕
933*ミッドナイト・ミートトレイン――真夜中の人肉列車(クライヴ・バーカー 著,宮脇 孝雄 訳)(8:26) 集英社 1987年
〔血を抜かれ、逆さ吊りにされた全裸の死体が四つ、地下鉄の震動に合わせて揺れている…大都会の恐怖と神秘を描く表題作ほか四編。〕