おすすめ図書の紹介(2020年8月)
2020年07月27日
●IT担当より
『あらしのよるに』 きむら ゆういち 著
嵐の夜に出会った二人はお互いの姿を知らないまま一夜を過ごします。食べられ、食べる関係でありながら。僕がオオカミなら? ヒツジなら? どんな行動をするのだろう? けたたましくたたきつける雨粒の下、不安な気持ちとせめぎ合いをしながらです。お互いの声だけが頼りの信頼関係で結ばれた先には何があるのでしょうか。不安感と期待感で押しつぶされそうになりながら読みました。
(御園 政光)