2021年6月

書名、著者名、冊数、原本出版者、出版年、解説の順。

2021年6月

点字図書

一般書

159*アウトプットする力――「話す」「書く」「発信する」が劇的に成長する85の方法(齋藤 孝 著)3冊 ダイヤモンド社 2020年
〔あなたの成長を加速させ、成果を最大化するアウトプット術を伝授。「話す」「書く」「発信する」というアウトプットをするにあたってのテクニックと、SNS全盛時代に踏まえておきたい心得をふんだんに紹介。〕

320 障害者の雇用の促進等に関する法律 2冊 総務省e-Gov法令検索 2020年
〔障害者の雇用や職業生活上の自立を促進するための措置を講じ、障害者の職業の安定を図ることを目的とした法律。令和元年6月14日改正。〕

326 犯罪被害者の方々へ――被害者保護と支援のための制度について 令和3年3月(検察庁 編)1冊 検察庁 2021年
〔被害者支援のための一般的制度や、捜査や公判段階での被害者支援など、犯罪被害者に対して検察庁で行なっている保護と支援について解説。一般CDもあります。〕

326 犯罪被害者白書(概要版)令和元年版(国家公安委員会,警察庁 共編)1冊 警察庁 2019年
〔「第3次犯罪被害者等基本計画」に基づき、平成30年度に犯罪被害者等のために講じた施策の概要を5つの重点課題の柱立てに沿ってまとめる。〕

326*サイコパスという名の怖い人々――あなたの隣りにもいる仮面をかぶった異常人格者の素顔とは(高橋 紳吾 著)3冊 河出書房新社 1999年
〔快楽殺人犯、ストーカー、放火魔など、異常犯罪を繰り返す「サイコパス」が増えている。巧妙に嘘をつき、欲望のおもむくままに凶悪犯罪へと走る彼らの心の闇に何が潜むのか、犯罪精神医学者が探る。〕

334 少子化社会対策白書(概要版)令和元年版 [内閣府子ども・子育て本部 編]1冊 内閣府子ども・子育て本部 2019年
〔我が国の少子化をめぐる現状を分析するとともに、平成30年度に講じた少子化対策関連施策の具体的実施状況の概要をまとめる。〕

366 視覚障害者の就労に関する実態調査報告書(日本盲人福祉委員会[編])3冊 日本盲人福祉委員会 2017年
〔視覚障害者の就労の課題に対する改善策を考察するため、2017年にアンケート調査と事例インタビュー調査を実施した。その調査結果をまとめる。〕

368*女子少年院の少女たち――「普通」に生きることがわからなかった(中村 すえこ 著)3冊 さくら舎 2020年
〔少女はなぜ女子少年院に入ったのか-。女子少年院経験者の著者が、覚醒剤、虞犯、窃盗、恐喝で収容された佳奈・美和・沙羅・遥香の4人の少女に取材し、犯罪に至る背景や出院後の人生に迫る。〕

369 高齢社会白書(概要版)令和元年版[内閣府政策統括官(共生社会政策担当)編]1冊 内閣府政策統括官(共生社会政策担当) 2019年
〔我が国の高齢化の状況、高齢期の暮らしの動向について分析するとともに、平成30年度「高齢者の住宅と生活環境に関する調査」の調査結果の概要を紹介。〕

369 わが国の視覚障害者の将来 将来ビジョン検討委員会 報告書(日本視覚障害者団体連合 編)2冊 日本視覚障害者団体連合 2019年
〔2013年(平成25年)に将来ビジョン検討委員会を立ち上げ、視覚障害者を取り巻く現状や課題を総合的・系統的に整理し、分析。当事者が目指す社会を実現するためのビジョンを提示した報告書。〕

481*カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?(松原 始 著)3冊 山と溪谷社 2020年
〔ハゲタカはハゲだから清潔に生きられる、チョウは花だけじゃなく糞にもとまる、一匹狼は孤独を好んでいるわけじゃない…。動物の見た目の誤解、性格の誤解、生き方の誤解について、実例をあげながら生物学的に解説。〕

490*先端医療と向き合う――生老病死をめぐる問いかけ(橳島 次郎 著)3冊 平凡社 2020年
〔生殖補助医療、遺伝子検査、ゲノム編集、再生医療、安楽死など、現在進行形で様々な倫理的問題が生まれている。「自分のこと」として向き合えるよう、基本的な事柄を網羅し、議論の基盤や政策立案などを提言する。〕

681 交通安全白書(概要版)令和元年版[内閣府政策統括官(共生社会政策担当)編]1冊 内閣府政策統括官(共生社会政策担当) 2019年
〔「交通安全対策の歩み」について特集するとともに、陸上、海上及び航空の分野ごとに、平成30年度の交通事故の状況及び交通安全施策の現況の概要をまとめる。〕

699*ウドウロク (有働 由美子 著)3冊 新潮社 2018年
〔自他ともに認めるクロい部分も、ちょっとだけあるシロい部分も、包み隠さず書いてみました――。元NHKアナウンサー、有働由美子が、「好みの男性」「独居中年の高熱」などについて綴る。書き下ろしエッセイを加えて文庫化。〕

 

文学書

913*ランナー(あさの あつこ 著)3冊 幻冬舎 2010年
〔長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の加納碧李は、複雑な境遇の妹の身を案じ、陸上部を退部することを決意した。だがそれは、たった一度レースに負けただけで走ることが恐怖となってしまった自分への言い訳だった――。〕

913*ファミリーランド(澤村 伊智 著)4冊 早川書房 2019年
〔スマートデバイスで嫁を監視する姑、引きこもりを支援する自律型看護ロボット…。明るい未来に待つ素晴らしき悪夢を描いた全6編を収録する。『SFマガジン』掲載に書き下ろしを加えて単行本化。〕

913 少年は死になさい・・・美しく(新堂 冬樹 著)5冊 中央公論新社 2019年
〔妊娠中の妻と幼い娘を少年たちに凌辱の末、殺害された男。彼が胸に抱いたのは、悲しみでも憎しみでもなく、妻子の殺され方が美しくないことへの憤りだった…。中央公論新社HP連載を単行本化。〕

913*この青い空で君をつつもう(瀬名 秀明 著)5冊 双葉社 2020年
〔高校の美術部に所属する早季子に届いた一枚のはがき。さよならも言えず亡くなった同級生の和志が、何かを伝えようとしているのか…。なくしたことから始まる力強い未来。瑞々しい希望が溢れる青春ラブストーリー。〕

913*立華高校マーチングバンドへようこそ 前編・後編(武田 綾乃 著)前編4冊・後編5冊 宝島社 2016年
〔厳しい練習、先輩たちからの叱責…憧れの立華高校吹奏楽部に入部した梓は、さっそく強豪校ならではの洗礼を受ける。楽器を演奏しながら動くことの難しさを痛感するなか、コンクールに向けてオーディションが行われることに…。〕

913*カエルの楽園2020(百田 尚樹 著)3冊 新潮社 2020年
〔「新しい病気」が流行っているのに、2匹のアマガエルがたどり着いた楽園の地のカエルたちは、根拠なき楽観視を続けていた。やがて病気が広がり始め…。国難を前に迷走する政治やメディアの愚かしさを浮き彫りにした「寓話」。〕

913*風雪の檻――獄医立花登手控え2(藤沢 周平 著)4冊 文藝春秋 2017年
〔登の柔術仲間、新谷弥助が姿を消す。行方を追う登の前に立ちはだかる悪の背後に、意外や新谷の影があった。何が彼を変えたのか――。青年獄医が数々の難事件に挑む連作集。〕

913*愛憎の檻――獄医立花登手控え3(藤沢 周平 著)4冊 文藝春秋 2017年
〔顔も身体つきも垢抜けた女囚人のしたたかさに、登は入牢のきっかけとなった事件を探る。一方、従妹おちえの友人おあきが自分を訪ねてきたと聞き、とある約束をしていた登は慌てるが――。

913*人間の檻――獄医立花登手控え4(藤沢 周平 著)4冊 文藝春秋 2017年
〔死病に憑かれた下駄職人の彦蔵が30年前の子供さらいを告白。その相棒によく似た男を登は牢で知っていた――。医師としての理想を模索しつつ、難事に挑む登の姿が胸を打つ完結篇。〕

913 釈迦(武者小路 実篤 作)4冊 岩波書店 2017年
〔生きることに苦悩し、人々を思いやりつつ生きた仏教の開祖・釈迦。彼の生涯を、人間愛を唱えた著者が、尊崇の念と篤い共感とともに描く伝記小説。〕

 

児童書

J918*小さな童話 低学年用 2020年度版(千葉点字図書館[編])1冊 [原本不明]2021年
〔「うたにあわせてあいうえお」「たあんきぽーんき」「ぶたがぶたれた」など全17編を収録。〕

J918*小さな童話 高学年用 2020年度版(千葉点字図書館[編])1冊 [原本不明]2021年
〔「きゅうきょくのせんたく」「ひいふうやまのかぜのかみ」「ろくべえまってろよ」など全7編を収録。〕

J913 はじめまして、茶道部!(服部 千春 作)2冊 出版ワークス 2019年
〔小学六年生の陽介は、幼なじみのナツメにまきこまれて、茶道部に入部することになった。正座から帛紗さばきまで四苦八苦しつつも、顧問の先生の優しい指導で、和菓子の味や作法の奥深さに目覚めていく。ところが、浴衣を着て初めてのお茶会で、思いがけない事件が発生!茶道をめぐるナツメの家族の秘密とは?〕

J933 負けないパティシエガール(ジョーン・バウアー 著,灰島 かり 訳)4冊 小学館 2013年
〔フォスターは毎日必ずケーキを焼くことにしている。なぜって、そうすればいつでもどこでもおいしいものが食べられるから。そう、フォスターはカップケーキ作りの天才なのだ。ある日、ママと二人で家を出て、新しい生活を送ることになるが、読み書きに大きな問題を抱えているフォスターを待ち受けているのは…? カップケーキのように甘くはないサクセスストーリー。〕

J933 スアレス一家は、今日もにぎやか(メグ・メディナ 著,橋本 恵 訳)4冊 あすなろ書房 2019年
〔11歳のメルシは、サッカーの得意な女の子。名門私立校に編入し、中学生になったのはいいけれど、クラスメイトはリッチな子ばかりで、うまくやっていくだけでも大変。新しい自転車を買うためにアルバイトだってしたいのに、困った家族のおかげでメルシはいつも右往左往。家族って、ホントめんどくさい!〕

 

一般CD図書

一般書

326 犯罪被害者の方々へ――被害者保護と支援のための制度について 令和3年3月(検察庁 [編])(2:18)検察庁 2021年
〔被害者支援のための一般的制度や、捜査や公判段階での被害者支援など、犯罪被害者に対して検察庁で行なっている保護と支援について解説。点字もあります。〕

 

音声デイジー図書

一般書

281*「わたし」と平成――激動の時代の片隅で(Yahoo!ニュース特集編集部,高田 昌幸 編)(7:07)フィルムアート社 2019年
〔プリクラの開発者、新橋の靴磨き、戦争の語り部、被災者、離島の灯台守…。さまざまな人が語るそれぞれの30年を通じて、平成という一時代の終わりとその先を見つめる。『Yahoo!ニュース』特集を元に書籍化。〕

304*日本再生の基軸――平成の晩鐘と令和の本質的課題(寺島 実郎 著)(7:30)岩波書店 2020年
〔食と農を切り捨てた「工業生産力モデル」の成功体験はいま、デジタル経済への構造転換の足かせとなっている。戦後日本を再考し、転換期の世界を生き抜く「全体知」を探る。同時代人・内田樹との対談も収録。〕

327*裁判官失格――法と正義の間で揺れ動く苦悩と葛藤(高橋 隆一 著)(4:39)SBクリエイティブ 2019年
〔裁判官といえども人間。血もあれば涙もある。死刑と無期懲役との間で葛藤もするし、モラルのない弁護士がいれば法廷で怒るときもある。殺人犯の更生を願うときもある…。法服の裏の本心を、元・判事が告白する。〕

385*葬儀・相続手続きとお金――この1冊でいつ、誰が、何をすべきかよくわかる!(吉川 美津子,児島 充 監修)(5:10) 扶桑社 2018年
〔訃報の連絡方法、形見分けと遺品の整理、遺族年金の受け取り方、法定相続情報証明制度の活用法…。身近な家族が亡くなった後の手続をガイド。臨終から財産相続までスケジュールとやることリスト付き。〕

599*余力ゼロで生きてます。――水野美紀の子育て奮闘記(水野 美紀 著)(4:42)朝日新聞出版 2019年
〔体重管理、おっぱいと授乳のこと、不良ママの集い、涙の進級説明会…。女優・水野美紀が、43歳での出産と育児を赤裸々に描く、爆笑&ちょっと感動の子育て奮闘記。『AERA dot.』連載を加筆修正。〕

699*NHK取材班アマゾンを撮る男たち――NHKスペシャル大アマゾン最後の秘境 人類未開の地を追った15年(NHK取材班[編])(5:53)宝島社 2016年
〔未踏の大自然が残るアマゾンを15年間にわたり追ってきたNHKアマゾン取材班。ドキュメンタリー特番「大アマゾン最後の秘境」の撮影舞台裏と、取材班の歴史、番組にかける思い、実際に経験した出来事などを紹介する。〕

 

文学書

913 お探し物は図書室まで(青山 美智子 著)(7:52)ポプラ社 2020年
〔悩める人々が立ち寄った小さな図書室。不愛想だけど聞き上手な司書が、思いもよらない選書と可愛い付録で人生を後押ししてくれて…。 明日への活力が満ちてくる、書き下ろしハートウォーミング小説。2021年度本屋大賞ノミネート作。〕

913 切羽へ(井上 荒野 著)(5:28)新潮社 2008年
〔静かな島で、夫と幸福な日々を送る女性の前に、一人の男が現れる。宿命の出会いに揺れる二人。美しい切なさに満ちた恋愛小説。第139回直木賞受賞作。〕

913 明日の記憶(荻原 浩 著)(11:23)光文社 2004年
〔最初は物忘れ程度と思っていたのに、若年性アルツハイマーと告げられた男。彼には、記憶を全てなくす前に果たさねばならない約束があった…。第18回山本周五郎賞受賞作 。2005年度本屋大賞ノミネート作。〕

913 オルタネート(加藤 シゲアキ 著)(10:24)新潮社 2020年
〔高校生限定のマッチングアプリが必須となった現代。東京の高校を舞台に、3人の若者の運命が、鮮やかに加速していき…。悩み、傷つきながら〈私たち〉が「世界との距離をつかむまで」を描く。『小説新潮』掲載を加筆し書籍化。第42回吉川英治文学新人賞受賞作。2021年度本屋大賞ノミネート作。〕

913 52ヘルツのクジラたち(町田 そのこ 著)(8:40)中央公論新社 2020年
〔自分の人生を家族に搾取されてきた女性と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会う時、新たな魂の物語が生まれる。2021年度本屋大賞受賞作。〕

 

児童書

J289*日本のパラリンピックを創った男 中村裕(鈴木 款 著)(6:04)講談社 2019年
〔障がい者の社会復帰と自立のために立ち上がった一人の医師。彼は1964東京パラリンピックを成功に導き、日本初の障がい者施設を設立した-。“日本パラリンピックの父”中村裕の生涯を綴る。〕