おすすめ図書の紹介(2022年11月)

 突然ですが・・・今年、秋風に吹かれ私が急に思ったのが「そうだ!幕末小説を読もう!」でした。幕末小説と言うか、時代小説を読もうと思ったのがほぼ初めての私。そこで、家族Aに宣言しました。

私:「私、幕末の本を読む! ねぇねぇ何読んだら楽しいかねぇ」
家族A:「『壬生義士伝』でしょう。吉村貫一郎、男の生き様。フィクションだけど、新選組物語の中では一番好き。涙しか出てこない。思い出しても泣ける。上下巻あるけどアッという間に読んじゃうよ。」
お勧め本1:『壬生義士伝(みぶぎしでん)』上・下巻(浅田 次郎 著) 文春文庫

私:「どやっ!」買ってきた『壬生義士伝 上・下巻』を家族Bに見せびらかす。
家族B:「あぁ、いい話だけどね。大丈夫? 新選組のメンバー分かってないと本当に楽しめないよ? まずは『燃えよ剣』読んでみたら? 新選組初心者にはお勧めだよ。岡田准一(元 V6)主演で去年映画化されて結構話題になっていたから、オススメ!」
お勧め本2:『燃えよ剣』上・下巻(司馬 遼太郎 著)新潮文庫 

一部始終を静観していた家族C、私に1冊の本を手渡す。
『笑えて、泣けて、するする頭に入る 超現代語訳 幕末物語』
家族C:「新選組はどういう経緯で集められた組織か分かる? 尊王攘夷、薩長同盟・・・佐幕、ラクダがいるところじゃないよ。この本、どうしてそうなったのか、幕末初心者、小学生でも分かるように書いてある。どちらが正義か悪かみたいな表現もしていないから、先入観なく幕末世界へ入ることができるよ。」
お勧め本3:『笑えて、泣けて、するする頭に入る 超現代語訳 幕末物語』(房野(ぼうの) 史典(ふみのり) 著)幻冬舎

『超現代語訳 幕末物語』から読み始め、『燃えよ剣』上巻の後、現在、あと少しで下巻読み終わりそうなところです。幕末小説最高! 『壬生義士伝』読むのが本当に楽しみです。幕末小説を読んだことがある方も、初めての方も是非、私と一緒にハマりませんか?

(用具部 河野)