2022年12月
2022年11月29日
書名、著者名、冊数、原本出版者、出版年、解説の順。
2022年12月
点字図書
一般書
210*明治維新の意味(北岡 伸一(しんいち) 著)7冊 新潮社 2020年
〔明治の国家運営は、なにが優れていたのか? 新政府成立から遷都、廃藩置県、徴兵制、地租改正、義務教育、鉄道・通信の敷設、憲法制定、議会政治樹立まで。スピード感あふれる政治の実態を描き、新たな明治維新論を提示する。〕
288*47都道府県 名字の秘密がわかる事典(森岡 浩(ひろし) 監修)5冊 宝島社 2020年
〔47都道府県ごとの名字の特徴を、TOP40やその地域の歴史とともに紹介。「佐藤」と「鈴木」の名字が 多いのはなぜか?」「どうして「さいとう」は種類が多いのか?」と いったトリビアも収録。〕
289*マルファン症候群と共に生きる(能澤(のざわ) 義和(よしかず) 著)4冊 パレード 2021年
〔1953年にマルファン症候群という遺伝疾患を持ちながら生まれ、小学生の頃には視覚障害者としての人生を歩むことに――。母と兄を同じ病で亡くし、自らも発症の不安を抱えながらも、決して不幸な人生にならなかったのは、悲嘆せず、夢と希望をもって前向きに生きてきたから。盲学校教員としてだけでなく、鍼灸マッサージの業団体でも活躍。輝かしい未来を切り開く力を与える自伝。〕
291*散歩するアンドロイド(SAORI 著)2冊 KADOKAWA 2022年
〔“アンドロイドのお姉さん”が、情緒溢れる日本を旅する――。職業:アンドロイドのSAORIが、YouTubeチャンネル『散歩するアンドロイド』で訪れた場所や、思い出の食べ物、人との触れ合いなどを綴る。〕
368*貧困理論入門――連帯による自由の平等(志賀 信夫 著)3冊 堀之内出版 2022年
〔資本主義における階級と階層の両概念に光を当てながら「貧困理論」を基礎から解説する入門書。ブースらの「絶対的貧困」からEUの「社会的排除」へといたる貧困概念の歴史的な拡大過程を追い、貧困対策の理論的核心を探る。〕
481*本能――遺伝子に刻まれた驚異の知恵(小原(おばら) 嘉明(よしあき) 著)4冊 中央公論新社 2021年
〔チョウの交尾も、カラスの餌取りも、ヒトのパートナー選択も、みんな本能のおかげ! 本能が指揮する、動物たちの驚くべき行動の数々を紹介し、それがどのような仕組みで形作られるかを解説する。〕
文学書
913*だから殺せなかった(一本木 透(とおる) 著)4冊 東京創元社 2021年
〔「おれは首都圏連続殺人事件の真犯人だ」。大手新聞社の社会部記者の許に届いた一通の手紙。送り主は「ワクチン」と名乗り、首都圏全域を震撼させる連続殺人の凶行を詳述したうえで、彼に紙上での公開討論を要求する。絶対の自信を持つ殺人犯と記者の対話は、始まるや否や苛烈な報道の波に呑み込まれていく。果たして、犯人の目的は――劇場型犯罪と報道の行方を圧倒的なディテールで描出した、第27回鮎川哲也賞優秀賞受賞作。〕
913*遺跡発掘師は笑わない[14]――三体月(さんたいづき)の呪い(桑原(くわばら) 水菜(みずな) 著)5冊 KADOKAWA 2021年
〔「天才発掘師」の噂を聞きつけた地権者から依頼を受け、和歌山へ赴いた無量。平家の落人伝説が残る、風光明媚な町だ。しかし、意気込んで向かった発掘現場で、無量の身に立て続けに不穏なことが起こる。聞こえるはずのない声が聞こえたり、誰かに腕を掴まれたような気がしたりするのだ……。〕
913*ソトゴト 梟が目覚めるとき(森 詠(えい) 著)6冊 祥伝社 2021年
〔六年前、北朝鮮工作員と目され、公安のSでもあった男、古三沢(こみさわ)が糸魚川市内で自死を装って殺された。猪狩(いがり)誠人(まさと)が公安に移る契機ともなった事件だった。新潟県警の協力を得、再捜査を進める猪狩は、北工作員の新たな蠢動を嗅ぎつける。それは、五輪開催に固執する官邸を揺るがす衝撃の情報だった。〕
913*水神(すいじん)様の舟(芳納(よしの) 珪(けい) 著)3冊 光文社 2021年
〔全てを湖に依存する世界。選ばれた〈潜人〉であるセリは、潜水隊を辞め、弟を捜す旅に出た。辺境の邑で、湖から油を汲み上げる櫓の修理を買って出ると、3日間の期限を通告され…。『エブリスタ』掲載を加筆修正。〕
児童書
J911 こども詩集 わくわく(全国学校図書館協議会,田中 和雄 編)1冊 童話屋 2019年
〔「ひとりでも多くの子どもたちに読書の喜びを!」と、小学生に読んでもらいたい近現代詩52篇を収録。谷川俊太郎、まどみちおなど、詩人30余名の作品を掲載。〕
J913 うりぼうウリタ もりのがっこう(おくやま ゆか 作)1冊 偕成社 2020年
〔いのししの子、うりぼうのウリタはくいしんぼうであわてんぼ。森の学校に通って、ともだちと遊んでいます。そんなウリタの、ゆかいで楽しい毎日のお話4話。〕
J913 やぎこ先生いちねんせい(ななもり さちこ 作)1冊 福音館書店 2019年
〔春の訪れとともに、山里の小さな小学校にやってきたのは「先生一年生」のやぎこ先生。さっそく、入学したばかりの一年生子やぎたちと、ハラハラドキドキの一年が始まる。けれども事件を起こしてしまうのは、やぎこ先生ばかりだった。〕
J913 ごいっしょさん(松本 聰美(さとみ) 作)1冊 国土社 2020年
〔ある日のこと、同じクラスの宮本くんが、ぼくに聞いた。「<ごいっしょさん>って知ってる?」って。「ごいっしょさん」は、秘密の言葉を唱えると勇気をくれる妖怪。不思議な「ごいっしょさん」パワーが巻き起こすうれしい出来事と友だちの輪、友情の物語。〕
J913 手と手をぎゅっとにぎったら(横田 明子 作)1冊 佼成出版社 2019年
〔ぼくたち虹川小学校の四年生は、栗の木特別支援学校で交流授業をすることになった。でも、特別支援学校っていったいどんな学校で、どんな子たちが通っているんだろう。事前学習で初めて訪れた特別支援学校は、ぼくにとって驚きの連続だった…。〕
J923 西遊記14――寂の巻(斉藤 洋(ひろし) 文)2冊 理論社 2020年
〔玄奘三蔵の一行がやってきた朱紫国では、「国王の病気を治した者に、国土の半分を与える」と告知が出されていた。国王に呼び出された孫悟空は、脈を計るふりをし、丸薬を作るまねをしながら、本当の原因を探り、その病魔退治に乗り出す…。〕
J933 おめでたこぶた その1――四ひきのこぶたとアナグマのお話(アリソン・ アトリー 作,すがはら ひろくに 訳)2冊 福音館書店 2012年
〔木かげの小道のほとりで、四匹のこぶたのきょうだいが、親代わりのアナグマと幸せに暮らしている。なかでもとびきり元気な末っ子のサムは、いつも好奇心旺盛。「幸運」をさがしに旅に出たり、森にたきぎ集めに行って川でおぼれそうになったり…。想像力が広がる全6話を収録。〕
J933 パイパーさんのバス(エリナー・クライマー 作,小宮 由(ゆう) 訳)1冊 徳間書店 2018年
〔パイパーさんは路線バスの運転手。ある日、迷い犬がアパートまでついてきて、次に、猫とひよこもやってきて、一緒に暮らすことになった。でも、大家さんに、動物たちを追い出すようにいわれてしまう。〕
音声デイジー図書
一般書
140*植木理恵の人間関係がすっきりする行動心理学(植木 理恵 監修)(7:21)宝島社 2016年
〔「ホットドリンクを飲ませれば相手は心を開く」「ストレス解消には〈人助け〉が効果的」など、心理学者が人間関係の悩みを解消するための方法を教える。〕
331*16歳からのはじめてのゲーム理論――“世の中の意思決定”を解き明かす6.5個の物語(鎌田(かまだ) 雄一郎(ゆういちろう) 著)(4:32)ダイヤモンド社 2020年
〔経済学の中で最も重要である「ゲーム理論」の思考法を、ネズミ親子のストーリーで身につけることができる本。身近で分かりやすい「小さな社会」を舞台にした6.5個の物語と、詳しい解説を収録する。〕
369 水害列島(土屋 信行(のぶゆき) 著)(9:11)文藝春秋 2019年
〔毎年起きる大水害。ゼロメートル地帯が広範囲に広がる東京・大阪・名古屋は特に危険だ。どう対処するべきか? 土木・災害の専門家による大水害に立ち向かうための指南書。〕
491*サバイバルする皮膚――思考する臓器の7億年史(傳田(でんだ) 光洋(みつひろ) 著)(9:23)河出(かわで)書房新社 2021年
〔生物と外界を隔てる最大のインターフェイス〈皮膚〉はいかにして脳を進化させたのか? 0番目の脳とも呼ばれる皮膚。日本の皮膚研究の第一人者が生命誕生から歴史を辿り、ホモ・サピエンス最大の神秘「意識」誕生の謎に迫る。〕
498*悩み脱出の力を鍛える!――名越康文のシネマ・セラピー(名越(なこし) 康文(やすふみ) 著)(5:18)KADOKAWA 2014年
〔大人の悩み解決のヒントは映画にあった! 映画を現実社会に対する実践的な処方箋として36の悩みを解決する、精神科医によるシネマ・セラピー。『DVD&ブルーレイでーた』連載に加筆修正して単行本化。〕
589 繊細な人の仕事がうまくいくファッションのルール(アズ 直子,長友(ながとも) 妙子(たえこ) 共著)(5:22)光文社 2021年
〔苦しい、かゆい、重い…大事な仕事に集中できない。そんな悩みにさようなら! 体質と気質の過敏さによって着る、履く、着けることに負担を感じる「ファッション弱者」の女性経営者にスタイリストがリアルな解決策を提案する。〕
文学書
910*作家の値うち――令和の超ブックガイド(小川 榮太郎 著)(14:01)飛鳥新社 2021年
〔「文学的叡智の極致」から「社会を、人間を、小説を舐めている。」まで。現役作家100人、主要505作品を、気鋭の文藝評論家が〈厳正〉かつ〈徹底的〉に100点満点で採点する。評点一覧インデックス付き。〕
913*出雲(いずも)のあやかしホテルに就職します2(硝子町(がらすまち) 玻璃(はり) 著)(8:06)双葉社 2017年
〔神様や妖怪をゲストとして迎える出雲のお化けホテルに就職した見初。ある日、親友の由衣が、アシスタントを務める漫画家とともに出雲に来ることに。久々の再会に喜ぶ見初だが、その漫画家は、一癖も二癖もある人物のようで…。〕
913 つまらない住宅地のすべての家(津村 記久子 著)(7:41)双葉社 2021年
〔静かに並ぶ住宅地の家々。ある出来事をきっかけに、それぞれの家の、それぞれの事情が見えてきて…。日々いろいろな思いを抱えて暮らす人々を、たくみな構成と描写で浮き彫りにした長編小説。『小説推理』連載を単行本化。テレビドラマの原作。〕
913 一橋(ひとつばし)桐子(きりこ)(76)の犯罪日記(原田 ひ香 著)(7:04)徳間書店 2020年
〔わずかな年金と清掃のパートで細々と暮らす一橋桐子76歳には貯金がない。ある日テレビで、収容された高齢受刑者が介護されている映像を見た桐子は、「刑務所に入りたい」と願うように…。『読楽』連載を加筆修正し単行本化。テレビドラマの原作。〕
913 ある男(平野 啓一郎 著)(11:06)文藝春秋 2018年
〔里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取り、14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚するが、「大祐」は事故で命を落とす。さらに、衝撃の事実が…。『文学界』掲載を単行本化。映画の原作。〕
児童書
J913*トラブル旅行社(トラベル)――砂漠のフルーツ狩りツアー(廣嶋(ひろしま) 玲子(れいこ) 文,コマツ シンヤ 絵)(2:33)金の星社 2020年
〔家族で飲むはずの珍しいジュースを1人で飲んでしまった大悟。「トラブル旅行社(トラベル)」を訪れた大悟は、ジュースに必要なフルーツを集めるため、砂漠のフルーツ狩りツアーに参加することに…。〕