2020年2月

書名、著者名、冊数、原本出版者、出版年、解説の順

2020年2月

点字図書

一般書

332*21世紀の長期停滞論――日本の「実感なき景気回復」を探る(福田 慎一 著)3冊 平凡社 2018年
〔アベノミクス以降、株価は高騰を続け、労働市場では人手不足が起きているが、賃金は伸び悩み、将来に対する不安は増す一方である。なぜ、不安は解消されないのか。その原因を探る。〕

369 白い杖の人を見かけたら正しい「声かけ」をしよう(桜雲会[編])1冊 桜雲会点字出版部 2019年
〔「視覚障害=情報障害」「ステップ1:声をかける前に知っておきたいこと」「ステップ2:声かけの基本」「ステップ3:さまざまな場面での声かけ」「ステップ4:案内・誘導とコミュニケーション」等を収録。点字・墨字合本。〕

369 出会い、ふれあい、心の輪 入賞作品集――心の輪を広げる体験作文 2019年度 最優秀賞・優秀賞/佳作(小学生区分・中学生区分)/佳作(高校生区分・一般区分)(内閣府[編])各1冊 内閣府 2018年
〔最優秀賞(小学生部門、中学生部門、高校生・一般部門)、優秀賞ほか、2019年度の入賞作品を収録。〕

378*自閉症の僕が跳びはねる理由2(東田 直樹 著)2冊 KADOKAWA 2016年
〔こだわりはやめられませんか? どのような援助をして欲しいですか? 自閉症者である著者が高校生の時に、自閉症者についての質問に答えた書。16歳当時の日記も収録。〕

378 今日から読むUEB――新しい英語点字便覧(福井 哲也 著)1冊 日本ライトハウス点字情報技術センター 2019年
〔従来の2級英語点字は知っているが、UEBはまったく初めてという方を対象に、これまでの表記との違いにフォーカスし、UEBを「今日から読む」ための最低限の知識を提供。縮約と主要な記号の一覧を掲載。〕

449*日本美人の七十二候(山下 景子 著)2冊 PHPエディターズ・グループ 2017年
〔十五日ごとに季節を伝えてくれる二十四節気と、五日おきに訪れる七十二候。「春告鳥」「蝉の羽衣」「後れ菊」「初明り」といった季節のことばとともに、旧暦を暮らしに取り入れるヒントを紹介。〕

492*国試黒本 2020 改訂新版――鍼灸按摩マッサージ指圧師編 上巻(長坂 仁詩[ほか編])5冊 ウィルワン 2019年
〔国試黒本は、医療系国家資格の合格に必要な基礎知識を効率よく学習するための参考書。上巻は、「医療概論」「衛生学・公衆衛生学」「関係法規」「解剖学」「生理学」「病理学概論」「臨床医学総論」を収録。〕

492*国試黒本  2020 改訂新版――鍼灸按摩マッサージ指圧師編 下巻(長坂 仁詩[ほか編])6冊 ウィルワン 2019年
〔下巻は、「臨床医学各論」「リハビリテーション医学」「東洋医学概論」「経絡経穴概論」「東洋医学臨床論」「はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧理論」を収録。〕

596 みんなでミートクッキング4(すこやか食生活協会[編])1冊 すこやか食生活協会 2019年
〔牛肉、豚肉を使った料理16品のレシピを紹介。カード1枚ごとに料理1品の材料と作り方を説明。点字・大活字併記。音声コード付き。〕

801 むつぼしの輝きを求めて――日本点字委員会50年のあゆみ 1966~2016(金子 昭 著,日本点字委員会[編])3冊 日本点字委員会 2019年
〔「日本点字研究会の遺したもの」「日点委はどのようにして創立されたか」「日点委はどのような活動をしてきたか」等、日本点字委員会50年のあゆみを収録。〕

 

文学書

913*阪急電車(有川 浩 著)3冊 幻冬舎 2008年
〔宝塚駅。征志、運命の女性に会う。宝塚南口駅。翔子、呪いの願をかける。逆瀬川駅。時江、犬を飼おうと思う…。恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車。電車は人数分の人生を乗せて、どこまでも続かない線路を走っていく。〕

913 M――愛すべき人がいて(小松 成美 著)2冊 幻冬舎 2019年
〔博多から上京したありふれた少女・あゆを変えたのは、あるプロデューサーとの出会いだった。やがて愛し合うふたりは、“浜崎あゆみ”を瞬く間にスターダムに伸し上げる。しかし…。事実に基づいたフィクション。〕

913*京都左京区がらくた日和――謎眠る古道具屋の凸凹探偵譚(杉元 晶子 著)4冊 集英社 2018年
〔女子高生・雛子の家の近所に、怪しさ全開の古道具屋が開業した。ガラクタだらけの店内で、雛子は古びた名なしの女学生日記を見つけて…。京都を舞台に、店主の郷さんと雛子、凸凹な二人の持ち主探しが始まる!〕

913*バビロンの秘文字 上・下(堂場 瞬一 著)上8冊・下7冊 中央公論新社 2019年
〔恋人の里香に会いにストックホルムを訪れたカメラマン・鷹見。だが、彼女の勤務先である国際言語研究所が爆破され、現場から姿を消した里香には未解読の“バビロン文書”を持ち出した疑いが。古代文書に記された真実とは?〕

914*ひとりの午後に(上野 千鶴子 著)3冊 文芸春秋 2013年
〔世間知らずだった子ども時代から、孤独だった青春期、社会人としての日々、いまは亡き人々への思いまで。「けんかの達人」と呼ばれた社会学者が、その知られざる内面としなやかな暮らしを綴ったおとなのためのエッセイ集。〕

933*ベスト・ストーリーズⅡ――蛇の靴(若島 正 編)6冊 早川書房 2016年
〔本邦初訳を中心に、伝統ある文芸誌『ニューヨーカー』掲載の傑作を選出したアンソロジーの新定番。「幸先良い出だし」「蛇の靴」「列車に乗って」など、1960年代から1980年代までの作品を収録。〕

 

音声デイジー図書

一般書

159*50代から、いい人生を生きる人――この世で起こることすべてを勇気をもって受け入れる! 生き方の達人たちが語る、真に幸福な人生とは。(『PHP』編集部 編)(2:40)PHP研究所 2017年
〔佐藤愛子、瀬戸内寂聴、日野原重明ら生き方の達人15人が、「人生の後半をいかに生きるか」をテーマに綴った珠玉のエッセイをまとめる。永六輔×鎌田実の対談も収録。『PHP』掲載を単行本化。〕

186*戒名のはなし(藤井 正雄 著)(5:48)吉川弘文館 2006年
〔人はなぜ、死後、戒名を付けるのか。戒名料などに対する批判が高まる今、その原点を「改名」との関係、「居士」や「院」の意味、差別戒名などから歴史を遡りつつ考える。変わりゆく死生観と戒名のゆくえに迫る日本文化史。〕

210*戦国おもてなし時代――信長・秀吉の接待術(金子 拓 著)(5:36)淡交社 2017年
〔織田信長・豊臣秀吉が権力を握った時代、おもてなしはどのような時と場所、人間によってなされていたのか。様々な史料を通して、先人たちによるおもてなしの風景を紹介する。〕

304*半知性主義でいこう――戦争ができる国の新しい生き方(香山 リカ 著)(4:17)朝日新聞出版 2015年
〔ネトウヨのヘイトスピーチに身をさらし、そして国会前の安保法反対デモに日参して見えてきた、この国の知的風土のおそるべき荒廃と、希望の光について綴る。〕

336*できる課長は「これ」をやらない!(安藤 広大 著)(5:19)すばる舎 2018年
〔友達のような上司にならない、顧客や部下のための盾にならない、無理な直談判はしない…。部下や上司との接し方から心構えまで、会社を伸ばす中間管理職の真実のマネジメント術を紹介する。〕

490 QOLって何だろう――医療とケアの生命倫理(小林 亜津子 著)(4:16)筑摩書房 2018年
〔人生100年時代の「よく生きる」とは? QOLという生命倫理のキーワードを議論の起点として、高齢者の「フレイル」や「地域包括ケア」「看取り搬送」などをめぐる、現代社会が直面しつつある課題を考察する。〕

694*らくらくスマートフォン4――使いこなしガイド(富士通,[NTTドコモ][共編])(4:53)富士通 2017年
〔「いろいろできる! Google」「役立つ情報が満載! らくらくコミュニティ」「いつでもどこでも! 基本のアプリ」「こんなに実用的! 便利ツール」など、らくらくスマートフォン4の使い方について解説。〕

788*ポップ吉村の伝説 上――世界のオートバイを変えた「神の手」(富樫 ヨーコ 著)(8:08)講談社 2002年
〔「エンジンの神様」という称号を、ほしいままにした男、ポップ吉村。彼の人生は、称号の華やかさとは逆に、苦難の連続であった。それにもかかわらず、「ヨシムラ」のバイクは、メーカー製ワークスマシンをものともせず、サーキットを暴れ回り、勝ち続けた。〕

788*ポップ吉村の伝説 下――たった一人でホンダに勝った技術者(富樫 ヨーコ 著)(8:35)講談社 2002年
〔1978年鈴鹿8耐。絶対的に有利といわれたホンダRCBはヨシムラに惨敗した。当時のホンダ二輪開発総責任者・入交昭一郎氏は「絶対にヨシムラに勝つ」と誓った。迎え撃つ王者ポップ吉村は、メカニックの数も、資金も十分ではないなか、どう闘うのか。〕

 

文学書

913*14歳、明日の時間割(鈴木 るりか 著)(6:07)小学館 2018年
〔中学校を舞台に、時間割に見立てた7編の短編で、現代人の苦悩、笑い、絆、友情、想いを鮮やかに描写する。笑って、ホロッと泣かせる、胸に迫る青春群像。中学生作家の小説第2弾。〕

913*成就(鳥羽 亮 著)(4:55)幻冬舎 2018年
〔仇の一人を討ち取った伊丹茂兵衛と松之助は残る男の行方を追う。だが、茂兵衛に与する亀沢藩下目付の同僚が何者かに斬殺された。事件の裏には国元で暗躍する黒幕の影が。藩内抗争はやがて思わぬ展開を見せ…。〕

913*北のジョーカー(渡辺 裕之 著)(8:58)KADOKAWA 2017年
〔かつて北朝鮮で命を助けられたフランスの女性看護師の身を案じ、フランスへ飛んだ影山夏樹。そこには、「ジョーカー」と呼ばれる北朝鮮の伝説の諜報員の姿が。夏樹はふたたび諜報戦に巻き込まれ…。〕