おすすめ図書の紹介(2020年7月)
2020年06月26日
●おすすめ図書の紹介(音訳担当より)
『上と外』 恩田 陸 著
恩田陸がこんな小説を書いていたんだ! と驚く、青春アドベンチャーです。ハラハラドキドキしながら一気に読めます。おうち時間を楽しみながら、本の中で冒険に出発してみませんか?
(音訳 M)
『流れ星が消えないうちに』 橋本 紡 著
不慮の事故で、初めての恋人を亡くした女性の苦しみや悲しみを、柔らかなタッチで描いた作品です。理屈ではない、様々な感情が丁寧に描かれているラストは、じんわりと胸にくるものがあり、温かいものが心に残ります。淋しくて、不安で仕方がないけれど、優しい気持ちになりたい方へ、おすすめの一冊です。
(音訳 O)
『女神記』 桐野 夏生 著
巫女の家に生まれた姉妹。姉は大巫女として敬われ、妹は姉の影となる宿命に逆らい恋に落ちたが、16歳で命を落としてしまう。死後、黄泉国の女神イザナミと出会い、男の裏切りを知ることになります。16歳の若さで死んだ妹の悲しみが伝わってきました。
(音訳 O)