NVDAトレーニング講座大盛況のうちに終了 見えない、見えにくい方のための相談会は雪にも負けず開催

 3月になりました。ようやく春本番、桜が待たれる季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、NVDA(Non Visual Desktop Access)は無料(オープンソース)のWindows 用スクリーンリーダー(音声読み上げソフト)です。オーストラリアの非営利法人 NV Access を中心とするコミュニティが開発を行っています。(世界40か国以上で利用されています)

 本家版NVDAの日本語対応とNVDA日本語版のリリースをNVDA日本語チームが行っています。

 当センターでは、IT部門でNVDAヘルプデスクを開設しサポートを実施しています。また、日本語の音声を改良し、使い勝手をよくしたヘルプデスク版をリリースしています。

 そして、この2月2日(土)から3日(日)にかけ「NVDAトレーニング講座」を30名定員で実施しました。当日は、北海道から熊本まで定員いっぱいの30名が集まり、真冬ながら暑い時間を共有しました。おそらく、これだけの規模で行った講座は日本ではじめてだったと思います。

 9日(土)には船橋市西図書館多目的室を会場に「見えない、見えにくい方のための相談会」を開催しました。当日は、千葉県としては珍しく早朝から雪となりました。午前中は、ご自身も中途で視覚障害をお持ちの石原純子氏(井上眼科病院勤務、タートル理事)に「見えなくなって見えたもの、得たもの、あきらめない私流の生き方」の題で講演をお願いし、約30名の方に聴講いただきました。内容が身近な生活に関わることが多かったこともあり、フロアーとの活発なやりとりの時間も持てました。相談会・展示会には石原氏の他に、千葉盲学校から2名、千葉障害者職業センターから1名、船橋市障害福祉課から3名、そして、私ども千葉県視覚障害者福祉協会から5名が関わり、システム・ギア・ビジョンに電子ルーペ等の展示・説明をお願いしました。プレクストークなど読書に関わる機器もじっくりみていただきました。

 あいにくの天候でしたので、予定をキャンセルされた方がおられたことには申し訳なくお詫び申し上げます。

 これからもさまざまな企画を立てていきたいと思います。

 多くの皆様に支えられ、私たち職員一同これからも、これまで以上に皆様に利用していただける施設づくりを目指しますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。