3づくしの春
4月を迎えました。千葉県視覚障害者福祉協会が社会福祉法人として事業を開始してから3年目を迎えました。個人的な話で恐縮ですが私が仕事をはじめてこの3月末で33年が経過しました。所長を拝命して3年目。微力ではございますが皆様の生活が少しでも潤いのあるものとなりますよう努めて参りますので、今後とも当センターをご利用いただけますようお願い申し上げます。
4月に入ったのに3づくしというのもおかしなものですが、実は最近、長嶋茂雄さんのとある著書をサピエ図書館でみつけ感慨深い思いをしましたのでご紹介します。九州育ちの私にとって物心ついたころからプロ野球といえばセ・リーグは巨人、パ・リーグは西鉄でした。(もちろん大人になってからは浮気をしていますが)、小学生時代はまさにON時代、長嶋茂雄さんの背番号は栄光の3番、実はここだけの話、長嶋茂雄さんの引退試合(1974年10月14日)を当時11歳だった私は千葉に住む叔父を急病にしたてた両親に連れられ学校をさぼり後楽園球場で観戦したのです。前日の試合が雨で流れ、中日との最終戦がダブルヘッダーで行われるという異例の展開でした。第1試合が終了したところで予定外のグランド1周が行われ、バックスクリーンのややライト側で観戦していた私たちの姿は長嶋さんと共に多くの雑誌に写真で掲載され、ばれてしまうこととなりました。今となってはよい思い出です。
話が長くなりました。当の叔父からいい本があるからと頂いたのが『長嶋茂雄 燃えた、打った、走った!』でした。当時の本は赤い表紙で鮮烈な印象でした。これが、20年以上たち別の出版社から再版され、デイジー図書として製作されサピエ図書館に収録されています。45年も前の初版本、あのころは本人が書いたものと感動しながら読んだのですが、はたしてどうだったのか今となってはわかりませんが他に読むものがないという時に思い出していただけましたら幸いです。
私は「明治は遠くなりにけり」と聞きながら成長しました。今後は「昭和は遠く・・・」となるのでしょうか。この号がお手元に届く頃は新元号も発表されていることでしょう。
感慨にふけってしまいました。お付き合いいただきありがとうございます。
多くの皆様に支えられ、社会福祉法人として3年目を迎えました。私たち職員一同これからも、これまで以上に皆様に利用していただける施設づくりを目指しますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。