2019年締めくくりの月を迎えました /「わくワークちばてんフェスタ2019」開催しました!

 12月になりました。皆様お変わりございませんか。今年1年皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。

 平成から令和へと改元があった今年。前半は、マラケシュ条約の発効、改正著作権法の施行、そして読書バリアフリー法が制定と視覚障害等の障害をお持ちの方への情報提供において画期的なことが続きました。読書バリアフリー法(正式には視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律)については、基本計画の策定について関係機関からの意見聴取が始まりました。法律が中身のあるものとなるよう望みます。

 9月から10月にかけては、台風15号、19号による災害、特に15号の風による停電や断水の被害、さらに21号の余波による豪雨災害と大きな災害に見舞われました。いまだに多くの方々が不便な生活をされております。これまでに経験のない事態に私たちも災害に対してどう取り組むか考えさせられました。

 さて、話はがらりと変わりまして、恒例となりました「わくワークちばてんフェスタ2019」が11月15日(金)、16日(土)の二日間にわたり開催されました。当日は天候にも恵まれ、初めての方を含めお越しいただいた皆様に楽しいひとときをお過ごしいただけたかと思います。

 1日目の桒山賀行氏による講演は、徒弟時代を含め50年を超える陶芸人生をユーモアを交えお話しいただきました。さまざまな陶芸作品をお持ちいただき、作品に手を触れられる時間をとっていただけたことはよかったと思います。また、ケージーエスの籠宮氏をお招きしオーカムマイアイのデモをしていただきました。じっくり時間をかけてみていただくことができました。

 2日目は、内容が盛りだくさん。キネマどるちぇによるライブ上映会では思わず涙を流す方も。釜本美佐子氏をお迎えしての旅にまつわる交流会には事前受付の方に、当日参加の方も加わり、大盛況でした。そのほかにも日本盲導犬協会による盲導犬体験でセンターのまわりを体験歩行されたり、シナノケンシの伊藤氏から直接プレクストークのレクチャーを受けたりと充実した時間を過ごしていただけました。四街道社協のキャラクターモモちゃんとの記念撮影では、モモちゃんのあまりのでかさに盲導犬もたじたじでした。

 2日間にわたり、各フロアーでは、弱視体験をしながら折り紙を折ったり絵をかいたり、また、オリンピック・パラリンピックにまつわる図書の展示、点字体験(点字を書いたり、オセロで遊んだり)、音訳図書ができるまでの展示、白杖体験、スマホ等の体験、点字名刺の作成、食品等の販売(ワークショップ四街道ではポップコーンやフランクフルト、飲料の販売も)に多くの方に参加していただきました。千視協総出での手作りのイベントです。来年もぜひ、よろしくお願いします。

 多くの皆様に支えられ、私たち職員一同これからも、これまで以上に皆様に利用していただける施設づくりを目指しますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 今年もお世話になりました。皆様、よいお年をお迎えください。