〇〇川柳、百人一首花盛り

 3月になりました。今年の冬は暖冬ということもありましたが、春を待ちわびるほどのこともなく過ぎたように思えます。そうはいっても2月の上旬は寒かったですね。中国武漢から全世界を席巻した新型肺炎も早く終息するよう願うばかりです。毎年、日本国内で1000万人が罹患し、1万人が亡くなるといわれるインフルエンザのほうがはるかに怖いと思うのは私だけでしょうか。「新型」ということばにふりまわされず普段からの感染予防対策が必要ですね。みなさま、お変わりございませんか。

 「なぜうちを?」今日はこちらがきいてみるスーツの私と巣かける燕              筑波大学 4年 北森 葵

 就活の面接でいやというほど聞かれたことを燕に聞いてみるという、なんともほほえましさを感じる創作百人一首です。これは、東洋大学が毎年学生を対象に募っている学生百人一首の今年の入選作品です。

 せっかくですから千葉県の方の作品を3首披露します。

ママ抱っこ帰る私をうばいあい足がよろめく至福の時間         香取郡市医師会附属佐原准看護学校 1年 伊藤 香

台風が通って行ったこの道に電気の明かり通っておらず             芝浦工業大学柏高等学校 1年 松沢 大輔

教科書に載る恋歌の乙女らと恋バナしたく五限の古典              千葉県立千葉東高等学校 3年 影長 美咲

 皆、みずみずしい作品ですね。

 3月中旬まで、第一生命主催のサラリーマン川柳の大賞を決める投票が行われています。5万点を超える応募作から選ばれた入選作品100点から3点を独断で選んでみました。

我が家では最強スクラム妻・娘

話聞け!スマホいじるな!「メモですが」

おじさんはスマホ使えずキャッシュです

 ちなみに昨年の大賞は

五時過ぎたカモンベイビーUSAばらし(うさは英大文字でUSA)

 他にもさまざまな川柳などが盛況です。それぞれ世相を映し出していますが、なんとなく悲哀も感じます。さまざまなストレスの発散もあるのでしょうね。

 今年度もあと1か月、年度のまとめと新年度の準備の時期を迎えています。多くの皆様に支えられ、私たち職員一同これからも、これまで以上に皆様に利用していただける施設づくりを目指しますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。