緊急事態宣言再宣言を受けて ~学生川柳に癒される~

                                所長  川崎 弘

 2月を迎えました。春が待ち遠しいですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
1月7日、恐れていた緊急事態宣言の再宣言が1都3県に発令され、皆様にさらなるご協力のお願いをせざるをえないこととなり、大変心苦しく思っております。一日も早い宣言の解除、そして、終息へと願うばかりです。この難局を乗り切るため、できることは実施しなければなりません。お知らせに記載のとおり利用のさらなる制限をさせていただくこととなっております。どうぞ、事情ご理解のうえ、一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

このようななか、第34回東洋大学「現代学生百人一首」の入選作100編が発表されました。コロナの影が色濃く反映されている作品が多いですが、みずみずしい感性にほっこりさせられます。朝日新聞の天声人語でも毎年取り上げられています。負けずに取り上げてみます。

・画面越し毎日見ていた担任がでかくてびびる初登校日

・学校のリモート授業寝落ちして起きたら画面に僕しかいない

昨年の3月から6月頃まで学校が休校となり、オンラインでの授業が行われていました。画面に教室の友達と先生が均等に並ぶ顔を見ながらの授業風景を表しています。

昨年に続き千葉県内からの入選作を2編、

・待つ人がいるから毎日病院へがんばる母へエールを送る
  (いすみ市立国吉中学3年生の作品)

家族を思う気持ちが伝わってきます。医療関係者への心無い言動があったことも思い出します。

・彼が打つボールはきれいにゴールへと私のハートに3ポイント(スリーポイント)
  (千葉市立葛城中学2年生の作品)

なんともほほえましい限りです。

最後に世相を反映したものとして2編

・テレワーク父の携帯鳴りやまない 乾いた笑いおそらく上司

・レジ前で親分みたいなおじさんのバッグ持参にちょっとときめく

テレワークの浸透で親が家にいることにより生活も変化したようです。また、レジ袋の有料化を受けてマイバッグを持つ人も増えました。
いずれにしましても新型コロナ感染の一日でも早い終息を願います。

多くの皆様に支えられ、私たち職員一同これからも、これまで以上に皆様に利用していただける施設づくりを目指しますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。