新たな気持ちで新年度スタート
千葉点字図書館音訳会50周年、部屋移動、女性活躍

                                所長  川崎 弘

 4月を迎えました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 4月は新年度、新入学と日本では正月(新年)と並んで新しいことを始めるにはよい時期です。私はこれまでことごとく挫折してきましたが、ひとつだけ14年目に入ったものがあります。家計簿プラス5行日記です。続けることに条件をつけず、見直さない、振り返らないがよかったのかもしれません。自分自身の歴史としてもおもしろいです。(とても人に見せられるような代物ではありません。)コロナで大変な思いをしているなかの息抜きにもなっています。

 緊急事態宣言の再宣言発出が長期間に及ぶなか、皆様にはさらなる利用制限へのご協力のお願いをしてきました。大変心苦しく思っております。どうぞ、事情ご理解のうえ、一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 録音図書や雑誌等の製作でお世話になっている千葉点字図書館音訳会が結成50周年を迎えられました。週刊朝日の録音も開始以来50年を迎えました。おめでたいことですが時節柄派手なこともできません。皆様へ感謝の気持ちを捧げます。10月には千葉点字図書館が開設70周年を迎えます。これもひとえに皆様方のご支援があったからです。記念式典やコンテストの計画が進行中です。懸念されるのはコロナ対策です。新型コロナの一日でも早い終息を願うばかりです。

 今年度はワークショップ四街道が6月をめどに市内鹿渡の千葉県視覚障害者福祉会館への移転計画が進行中です。それに伴いセンター内の部屋移動も行われます。詳細は追ってお知らせ申し上げます。

 さて、今年はこの3か月の間だけでも様々な辞任劇がありました。そのなかで注目されたのが女性が活躍できているかということ。千葉県視覚障害者福祉協会の現状を数字でみてみるとどうでしょうか。数字は2021年4月1日現在の女性の占める割合です。

 職員 71.4%(35名中25名)

 理事 14.3%(7名中1名)

 評議員 53.8%(13名中7名)

 監事 50.0%(2名中1名)

 活動推進委員 44.4%(9名中4名)

 評議員選任解任委員 60.0%(5名中3名)

 数字だけでどうこういうことはできませんが理事以外は及第点でしょうか。

 多くの皆様に支えられ、私たち職員一同、これからも、これまで以上に皆様に利用していただける施設づくりを目指しますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。