2022年の年頭にあたって

                                所長  川崎 弘

 

 新年を迎えました。あっという間に年明けですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。お変わりございませんか。昨年中はコロナ感染対策による規制ばかりでご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 センターも昨年10月より徐々にではありますがさまざまな活動が復活し賑わいを取り戻しました。本当にうれしく思います。ただ、何事も油断は禁物、11月末からは新変異株であるオミクロン株も出現しました。今年も感染対策を施しながらの事業運営となります。ご不便をおかけし恐縮ですが引き続き感染防止対策にご協力いただけますようお願い申し上げます。

 皆さんは新年にあたり「今年はこうしたい」などの目標を立てられますか?職場では4月の新年度を起点とすることとなりますが、私個人では15年目に入る家計簿+ミニ日記を継続したいと考えています。以前何度か挫折した経験があるのですが、続ける秘訣は気負わない事、そしていやなことは書かないことです。「あの店員さんの気遣いはよかったな」などほっこりすることを書いています。そうすると読み返しても楽しい気分になれます。

 ちょうど1年前の本欄へ「年頭にあたって」という題で下記のように記しています。

以下、引用

 私の手元に(仮称)視情協通信第1号があります。これは、1996年(平成8年)7月に発行されたもので現在の全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)の前身である全国点字図書館協議会(全点協)事務局が編集しています。同年10月、名称が現在のものに変更されています。まだパソコン通信の時代です。内容は実証試験を行っているデイジーを国際標準規格として標準化するため、日本、スウェーデンを含む7か国で費用を分担し開発支援をする組織(現在のデイジーコンソーシアム)を作るための分担金300万円が全点協の予算に計上されたなどです。

 Windows95が発売された翌年のことです。様々な熱い議論が交わされていたことを思い出します。それから24年。情報提供の流れは大きく変わりました。あの頃、夢物語だったことも現実となりました。今後も技術革新は続くでしょう。AIとどう共存していくかもテーマになると思われます。その時代時代にあった最良のサービスを提供できているかを常に点検しながら進んでいきたいと年頭にあたり誓いを新たにしています。

引用終わり

 こちらは読み返してとても恥ずかしいのですが、今年も年頭にあたり心機一転真摯な気持ちでさまざまな案件に取り組みたいと思います。

 多くの皆様に支えられ、私たち職員一同、これからも、これまで以上に皆様に利用していただける施設づくりを目指しますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。