虫対策とコロナを考える

                                所長  川崎 弘

 

 9月になりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。お変わりございませんか。

 いつも感染予防にご協力いただき感謝申し上げます。世界一の感染者数を出しながらも行動制限のなかった8月、知人の多くが感染し、コロナ感染をこんなに身近に感じたのもはじめてでした。なんとかくいとめられるといいですね。

 さて、私事で恐縮ですが、このたび30年住み慣れた我が家を売却し、引越しをしました。「真夏の引越しなんて命知らず」と義妹から言われた通り厳しい引越しとなりました。それでも部屋が広くなったり、駅に近くなったりといいこともあります。

(管理組合の規則に「桜の枝を折ってはいけません」という文言がありなんともほんわかしているなあと思っています。)

 結婚当初は公団の11階に住んでいました。ハトやカラスは同じ高さを飛んでいましたが蚊などの虫はいませんでした。その後住んだのは4階、対策は必要でしたが虫に悩まされることはなく、洗濯物は外干ししていました。今回移り住んだのは駅近ながら自然がいっぱいの2階、蝉が同じ高さで鳴いていました。ベランダには虫が・・・

 目の見えない家内は外干しを早々にあきらめ、私がいないときは浴室乾燥機を使用するようになりました。(これがすばやく結構ふっくら乾くのです。)私は田舎育ちですので少々の虫ならパンパンとはたけば済むのですがそうもいかないようです。(私は電気代をけちる貧乏性でしょうか?)

 便利な中で育った娘たちもそれぞれの家で文明の利器を使っている模様。一概に悪いとも言えなくなりました。ただ、さまざまな意味で免疫が無くなってしまわないか心配しています。私たちは昨年のいまごろは1回目のワクチンすらまだ打てていませんでした。1年経って多くの方が2回ないし3回ワクチンを接種しています。それなのになぜこんなにもコロナ感染者が増えたのか。私は虫も寄せ付けないくらいの清潔さに慣れたつけがまわってきたように思えてなりません。考えすぎでしょうか。

 ハエたたきでハエをバンとたたき、暑い蚊帳のなかで寝たことが思い出されます。もうあの生活には戻れないだろうなあと思いつつ。

 こんな話にお付き合いいただきありがとうございました。

 多くの皆様に支えられ、私たち職員一同、これからも、これまで以上に皆様に利用していただける施設づくりを目指しますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。