千葉県読書バリアフリー推進計画策定へ向けた動きが再開しました

                                所長  川崎 弘

 12月になりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。お変わりございませんか。

 いつも感染予防にご協力いただき感謝申し上げます。11月号の原稿執筆時点(10月15日)では、コロナ感染者が減少傾向でしたが、その後、急激に増加に転じました。第8波への突入とともに、インフルエンザとの同時流行の懸念も取りざたされています。長期に渡り恐縮ですがセンター来館の際には引き続きマスク着用、手指消毒等、感染対策にご協力いただきますようお願い申し上げます。

 こうしたなかではありましたが、11月19日土曜日の午後、3年ぶりのリアル開催となる「わくワークちばてんフェスタ2022」を開催することができました。今回は参加定員を絞り事前予約制としての開催でした。次回は盛大に行いたいものです。

 さて、昨年の10月開催以来、延期されていた千葉県読書バリアフリー推進計画に係る第3回千葉県生涯学習審議会読書バリアフリー推進部会が11月14日に開催されました。私も委員として昨年度から関わらせていただいています。審議内容は後日千葉県のホームページで公開されますが、公開までは守秘義務がありますのでここでご紹介できないのが残念です。(第2回までは公開済みです)今回の計画は令和元年度に成立した通称読書バリアフリー法に基づくもので、国が令和2年度に策定した基本計画をベースに千葉県としての目標を策定することに重点が置かれています。(令和5年度から9年度までの5年間)数々の目標数値は盛り込まれました。ただ、公共図書館や学校図書館が文科省管轄なのでしょうがないのですが、国の計画が文科省が音頭をとるように、千葉県も中心となって進める部署が教育委員会内の生涯学習課となります。厚労省管轄の点字図書館の置かれた状況の理解がいまひとつといったところです。(もちろん障害福祉推進課の担当者も孤軍奮闘で頑張ってくれています。)

 なにせ事務局担当者10名のうち障害福祉推進課の職員は1名なのです。

 今回は残念ながら新たな予算措置まではこぎつけていません。これからまとめが行われ千葉県読書バリアフリー推進計画(案)として広く県民から意見を募ることとなります。(パブリックコメントとして実施される予定です)ぜひ、皆様からの忌憚のないご意見をいただけましたら幸いです。

 多くの皆様に支えられ、私たち職員一同、これからも、これまで以上に皆様に利用していただける施設づくりを目指しますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。