6年間お読みいただきありがとうございました

                                所長  川崎 弘

 

 3月になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。お変わりございませんか。

 寒かった冬が過ぎ、あたたかな春の日差しを受けるようになりました。四季のある日本のよいところだと思います。コロナ感染者は減少しましたが、季節性インフルエンザの罹患者はセンター職員のなかにもちらほらみられるようになりました。4年前に戻ったようですね。引き続き感染対策を怠るなと言われているようです。ゴールデンウィーク明けには5類へ種別変更がなされるようですので、私たちの生活自体ももとに戻していけるといいですね。

 さて、私は2月におかげさまで無事に還暦を迎えました。3月末には定年を迎えます。

 思い起こせば所長を拝命したのは6年前のちょうど事業移管の時でした。第1号の原稿を書いていた2017年3月中旬は新しい社会福祉法人の認可がおりるかどうかという頃でした。認可がおり、晴れて社会福祉法人としての運営ができることが社会福祉法人愛光からの事業移管の条件でしたから気をもんでいたものです。3月13日に無事認可がおり、まだ私は愛光の職員の身分のまま、社福千視協設立の理事会、評議員会を理事として開催しました。4月1日からは公益社団からの職員5名、愛光からの職員25名、残務整理のため愛光から出向の職員2名、新規採用職員3名でのあわただしい船出となりました。

 その後の経過はこの拙文でお示しした通りです。前半の3年は組織づくりの渦中での大きな躓きがあり、後半の3年は新型コロナに翻弄されました。平穏とは程遠い6年間でした。ただ、皆様からいただいた暖かいご支援に私も職員も支えられてきたのだと思います。感謝してもしきれるものでもありません。点訳・音訳をはじめとするボランティアの皆様にも変わらぬご支援をいただきました。あの緊急事態宣言のさなかも図書や雑誌の製作が滞ることなくできたのは嬉しい限りでした。公共図書館をはじめ多くの公共施設が休館する中でセンターが開館し続けることが出来たのも多くの皆様の努力によるところと感謝しかございません。

 千葉県読書バリアフリー推進計画も不完全な部分は残るものの向こう5年間の計画として策定の運びとなりました。さっそく次の5年を見据えて点検を始めなければなりません。

 さまざまな課題は残したままの状態ですがひとつの区切りとしたいと思います。皆様本当にありがとうございました。4月以降も変わらぬご支援ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

 

 多くの皆様に支えられ、私たち職員一同、これからも、これまで以上に皆様に利用していただける施設づくりを目指しますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。