本屋大賞で号泣!!

 所長  川崎 弘

 5月になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。お変わりございませんか。

 新型コロナもようやく落ち着いてまいりました。5月8日からの5類移行を踏まえた対応を取ってまいります。ただ、油断は禁物ですので感染症等の兆候があった際はこれまで同様感染拡大防止に努めてまいります。

 4月を振り返りますと、統一地方選挙関係で特に点訳、音訳の職員は土日返上で頑張ってもらいました。国政選挙より選挙期間が短い分、日程調整がハードでした。

 

 普段、職員へは「体調管理が大事だ」と言い続けてきましたが、その私が4月15日の土曜日に体調不良のため途中リタイアで早退しました。十数年ぶりの事態に私自身も驚きましたが過信できない年齢になったのだと自覚した次第です。土日の予定はすべてキャンセルして養生し、なんとか回復しました。体が痛くなるほど睡眠をとりました。家内からよく眠れるもんだとあきれられました。

 

 話は変わりますが今年の本屋大賞が凪良(なぎら)ゆう著『汝、星のごとく』に決まりました。2020年に『流浪(るろう)の月』で受賞して以来2度目の受賞となりました。

 前回は新型コロナではじめての緊急事態宣言が発令され不安の中で読み大泣きをした覚えがあります。そして今回は、人間として持つモラルを度外視してでも応援したくなる内容で、泣かずに読み終えそうと思ったとたん、最後に年甲斐もなく号泣しました。ネタバレするといけませんので内容には触れません。(体調の悪いときに読んだからかもしれませんね。)前作にも増して人間の心根をえぐられるような感覚でしたが、文体は変わらずすばらしいものでした。多くの書店員が感動し、多くの読者に薦めたいという気持ちはよくわかりました。(4月17日時点で音声デイジーがサピエにアップされており、人気のある図書のトップになっています。是非、ご利用ください。)

 

多くの皆様に支えられ、私たち職員一同、これからも、これまで以上に皆様に利用していただける施設づくりを目指しますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。