小学生向けイベント「夏休み!見えない世界を体験しよう!!」準備着々と

所長  川崎 弘

 7月を迎えました。皆様いかがお過ごしでしょうか。お変わりございませんか。

 ここのところ思い出話が続きましたので、準備が進む小学生及び保護者対象の施設公開行事についてお知らせします。4月に2回目として開催した福祉機器展は当事者向けイベントとして早くも定着の感があります。この「夏休み!見えない世界を体験しよう!!」は昨年8月、施設公開行事として開催しました。小学生にさまざまな体験をしていただくのはもちろんのこと親御さんにもお越しいただくことで、点訳、音訳ボランティアや同行援護ヘルパーを募集していることを知って頂くこと、近隣やお友達へも情報提供していただくことも狙いとしました。当日は、各コーナーでの体験はもちろん、会員活動推進委員の方を中心に当事者の方々にもゲーム等で関わっていただきました。おまけにアイマスクをしておいしいアイスクリームを召し上がっていただきました。40名程の方にお越しいただき時間入れ替え制でゆったりとまわっていただき好評でした。

 実は私には10年ほど前の苦い思いがあります。県内某地区の民生児童委員の皆さんの見学を受け入れた時のやりとりです。「点字図書館というものがあるのを初めて知りました」と口をそろえていわれたのです。福祉の最前線におられる方々でさえそんな認識、これでは担当に視覚障害者や見えにくさで困っている方がおられても私たちの紹介へつながりません。やっているつもりになっていてもまだまだ一般の方々への広報が足りないということを痛感しました。

 声の花束実行委員会様からのご寄附をもとに法人紹介動画を作成しYouTubeチャンネルで公開しました。地道な情宣活動も続けて参ります。昨年はどこからも後援をいただかず私たちが近隣小学校をまわり児童の皆様へのチラシ配布をお願いして回りました。今年はその反省から、四街道市、四街道市教育委員会、四街道市社会福祉協議会から後援をいただきました。四街道市内12の小学校5,288名の児童の皆さんへチラシも配布できました。あとは当日(8月24日)へ向けての準備を進めるだけです。このイベントのため8月は第3土曜日は休館とさせていただきます。皆様にはご不便をおかけし恐縮ですがよろしくお願い申し上げます。

 多くの皆様に支えられ、私たち職員一同、これからも、これまで以上に皆様に利用していただける施設づくりを目指しますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。