郷土の作家がんばる(偏見に満ちた読書案内)
2020年07月01日
7月になりました。あっというまに今年も半年が過ぎました。 新型コロナに振り回されているうちに季節は巡り夏を迎えました。 皆様、いかがお過ごしでしょうか。 学校が再開し、公共交通機関の混雑も戻り、「新しい生活様式」のなか、 少しずつですが、日常生活が戻ってきた実感があります。 センターもフル稼働とはなっていますが、部屋の使用に人数制限を 設けさせていただいたりと、ご不便をおかけしております。 福祉大会やわくワークちばてんフェスタなどの行事の持ち方については まだ検討中です。決まり次第お知らせいたします。 さて、2年前のこの欄で船橋在住の森沢明夫氏の 『きらきら眼鏡(めがね)』という小説をご紹介しました。 西船橋が舞台となりましたので親近感を持って読んだ記憶があります。 もう一人最近知った県内在住の作家をご紹介します。 似鳥鶏(にたどりけい)という作家です。 1981年生まれ、千葉大学教育学部卒、北海道大学法科大学院在学中に 作家デビュー以来、作品を量産しています。 サピエ図書館には点字図書データ40タイトル、 音声デイジーデータ37タイトル、テキストデイジーデータ3タイトルが 所蔵されています。多くの図書の舞台が千葉大学のようで、 もちろん大学名は別名になっていますが、西千葉近辺の地名、 飲み屋やカラオケ店などが登場し、地元感いっぱいです。 ジャンルとしては推理小説に入るのでしょうが、ほんわかしています。 『目を見て話せない』(音声デイジーのみ登録)などは主人公に 親近感を持ちました。もちろん個人的な感覚ですのでお許しください。 県内ゆかりの作家としては他に村山由佳氏を思い出しますが 現在は長野県在住です。まだまだ知らない作家は大勢います。 たまには、ひとつの切り口として地元の作家から冒険してみると、 また、違った感動があるかもしれません。 また、職員からのおすすめ図書も継続しております。 こちらもすべてサピエに登録された図書ですので、 本選びにお困りの際は、ぜひ、参考にしてください。 多くの皆様に支えられ、私たち職員一同これからも、 これまで以上に皆様に利用していただける施設づくりを目指しますので 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。