千視協・あかね・トライアングル西千葉共同事業体は、千葉県より障害者IT支援事業を受託し、県内の視覚障害者のためのITサポートセンターの運営および情報機器活用講座を実施しております。
このたび、視覚障害支援に携わるボランティアの方々のスキル向上を目的に、「ITサポーター研修会」を開催いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
1. 目的
視覚障害者のスマートフォン等の利用をサポートする人材を育成することを目的に、iPhoneのアクセシビリティ機能「VoiceOver」の基本操作や文字入力方法、便利なアプリの活用法を研修します。また、視覚障害者が日常生活でどのようにスマートフォンを利用しているかを理解し、実際のサポートに役立てる内容も学びます。
2. 対象
・千葉県在住または在勤の方
・視覚障害者福祉に関心があり、今後IT支援に関わりたい方
・視覚障害者のITサポーターとして活動されている方
・日常的にスマートフォンやパソコンを使用し、メールやウェブ検索ができる方
3. 日時
令和7年3月8日(土) 10:00~15:50(受付9:30-)
4. 会場
特定非営利活動法人 トライアングル西千葉
〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区小仲台2-6-1 京成稲毛ビル205
電話 043-206-7101
アクセス
5. 定員
15名
6. 受講料
無料
7. 受講環境
- 本研修はiPhoneを使用します。お手元のiPhoneをご持参ください。お持ちでない方には、若干レンタル機がございますので、申し込み時にご相談ください。
- iPhone SE(第2世代)またはiPhone XR以降で、iOS 15以上の機種をご用意ください。これ以外の機種では十分な研修が受けられません。
8. 受講申込方法
以下の内容を記載のうえ、電子メールでお申し込みください。
- 氏名
- フリガナ
- 連絡先(当日連絡可能な電話番号)
- メールアドレス(当日連絡可能なもの)
- iPhoneの所持状況(「持っている」「持っていない」のいずれかを記載)
- 参加希望グループ名(午後の希望グループ名を記載)
- スマートフォンやパソコンの使用経験(普段の使用用途等)
- 視覚障害者支援経験(ボランティアや福祉関連の経験など)
※受付完了通知は3営業日以内に返信いたします。
※申込締切:2月25日(火)。定員に達し次第締切。
9. 申込・お問い合わせ先
〒284-0005 千葉県四街道市四街道1-9-3
社会福祉法人千葉県視覚障害者福祉協会 (担当:御園、豊田、岡根)
電話:043-424-2546
eメール: its☆tisikyo.jp
(☆を@に換えてください)
ITサポーター研修会プログラム
9:30~10:00 受付
10:00 開会・オリエンテーション
10:05~10:20 千葉県障害者IT支援事業の紹介
(千葉県健康福祉部 障害者福祉推進課)
10:20~10:40 講師紹介、参加者自己紹介
(進行:千葉県視覚障害者福祉協会 豊田祐輔)
10:40~11:25 iPhone支援の心構え1
(千葉県視覚障害者福祉協会 御園政光)
11:25~11:45 休憩
11:45~12:30 iPhone支援の心構え2
(千葉県視覚障害者福祉協会 御園政光)
12:30~13:20 昼食・休憩(昼食は各自でご準備ください)
13:20~14:50 グループワーク
グループA: VoiceOverの主なジェスチャーの紹介と操作のヒント
(トライアングル西千葉 高橋美佐江)
グループB: VoiceOverによる文字入力と外付けキーボードの活用
(あかね ワーク・アイ船橋 磯部淳)
グループC: 視覚障害者向け便利アプリの活用
(千葉県視覚障害者福祉協会 豊田祐輔)
14:50~15:05 休憩
15:05~15:50 情報交換会
(進行:千葉県視覚障害者福祉協会 御園政光)
15:50 閉会
ITサポーター研修会 グループワークについて
午後からはグループに分かれて研修します。受講者の皆さまには、3つのテーマにそって申し込み時の希望テーマで分かれていただきます。
グループA VoiceOverの主なジェスチャーの紹介と操作のヒント
1)視覚障害者がiPhoneを使うための基本的なジェスチャーを体験していただきます。
2)操作がうまくいかないケース(ジェスチャーが反応しない、誤認識するなど)の紹介と、その対応策をアドバイスします。
3)最後に、簡単なアプリを操作してみましょう。使用するアプリは天気、ボイスメモなどです。
グループB VoiceOverによる文字入力と外付けキーボードの活用
最近では、家族や友人とのコミュニケーションを図ることを目的に[LINE]の通話やチャットなどの受講を希望される方が増えています。ただ多くの方が文字入力や画面を指で操作することに苦労されています。今回は、① [iPhone]の操作を便利にしてくれる支援機器(2機種)の紹介。② 支援機器の基本操作。③ [メモ]アプリを使って支援機器での文字入力についての講習を行います。
グループC 視覚障害者向け便利アプリの活用
iPhoneには視覚障害者向けに開発されたアプリが数多くあります。カメラに映った文章を読ませる、周囲の景色を説明させる、点字図書館の録音図書を再生する、などの様々なアプリの中から、よく利用されているものを5つほど紹介します。アプリがインストールされたiPhoneとiPadを一台ずつ用意していますので、実際にアプリの操作を体験することもできます。