「z○p」の「きょう検定」でやっていたんですけれど、
1968年9月8日はウルトラセブンの最終回だったそうですね。
・・・本当は錦織選手の決勝進出を話題にしようかと思ったのですが、
なんだか筆者らしくないスポーツネタばかりだったので、
ちょっと趣向を変えてみました。
デング熱でもよかったかな・・・。
さて、今回はワークで受けてきた多くの受注作業の中から、
継続して受注させてもらえている、「ローラーキャッチ」をご紹介します。
「ローラーキャッチ」は、正確には「ローラーキャッチ組み立て」、
即ち部品組み立ての作業です。
どんな部品かと言いますと、台所の開き戸棚によく使われる、
パッチン
と閉まる部分に使われる部品、だそうです。
若干イメージが伝わりにくいかもしれませんが、
お使いの台所に開き戸棚があれば、そちらをご参照いただけると。
お使いの台所がシステムキッチンとかで開きがない場合は、
お知り合いの台所を見せてもらってくださいませ。
話を戻して、そんな部品の組み立て作業なんですが、
これがとっても細かいわけなのです。
私たちが通称、
「本体」「ローラー」「ピン」と呼んでいる3つの部品を1つに組み立て、
それをきれいに板に並べる、までが作業の手順です。
ところが、この組み立てた部品は固定されているわけではないので、
すぐに「ピン」が外れてしまう、というところがミソ。
更に、うまく整列させることができれば、
一つの板には224個並べられることも併せて、
なかなかに難易度が高い作業でもあります。
Tの私的見解で言うと、作業難易度Bってところでしょうか。
※ちなみにT的な作業難易度目安
※F < E < D < C < B < A < S
※(非常にアバウトです)
きれいに整列させるのは目を使わないと厳しいため、
基本は、組み立てを視覚障がいの方に、
整列をそうでない方にお願いしています。
え。
「組み立てるのも目が見えないと難しくないか」
ですか。
その通り。
先にも書きましたがこの作業、全体的に難易度は高いです。
本体のローラーをはめる部分を見つけ、
そこにローラーをはめ込んで、
本体の穴とローラーの穴を合わせて、
合わせた穴にピンを右側から差し込む、
という手順全てを手探りで行わなければいけません。
この作業を始めた当初は、
「こんなのできっこないよう~」
というような利用者の皆さまの声が作業場内に響き渡りました。
しかし今は・・・。
「ローラーキャッチの作業ないの?」
と朝、真っ先に尋ねてくる方。
「無心になれる」
と好んで並べてくださる方。
「この作業のプロですね」と言うと、
照れながら「いや、プロじゃないですよ~」と嬉しそうに作業を進める方。
他の作業は難しくても、この作業なら黙々?とこなす方。
と、意外や意外。
今や多くの方が熱心に取り組んでくれているのです。
この作業自体は箸入れと同様、
ワークの本部の法人が昔から懇意にさせてもらっている業者さんからの受注です。
本部の通所事業所が仲介となって、ワークにも回していただいています。
そんな、いろんな意味でありがたい、「ローラーキャッチ」の紹介でした。
またもや誰が描いたかわからないイメージ図がありましたね。
気にしないようにしましょう。
T記