投稿者: T

BlogNO.22 ワークショップの二大巨匠



10月も終盤に差し掛かり、いよいよ本格的な寒さが見え隠れしてきました。
東京では冬の寒さが訪れているそうです。

こうなると、そろそろコタツが欲しくなりますね。


あ、大事なことを忘れていました。



みかんもいりますね。




さて、そんな寒さにも負けず、ワークショップも頑張っています。

秋まつりは終わりましたが、まだまだ市内や近隣のお祭り事に向けて、
自主生産品をどんどん作っております。


その自主生産品の一つ、
以前紹介させていただきましたカレンダー、の絵柄の一つ、
テントウムシのイラスト。
tomoyoテントウムシ
秋まつりなどでお買い上げいただいた方は、
裏面をご覧ください。

「○C(マルシー) tomoyo」

と書かれているかと。
このtomoyoさん、なんとワークショップの利用者の方なのです。

そう、通称「tomoyo画家」として、自主生産品の一役を担ってくれています。

tomoyo画家のレパートリーは他にもありまして、
その中から晴れて選抜・洗練されたものが、
現在のテントウムシのイラストというわけです。
ワークショップの2大巨匠イラスト1
そして、タイトルにもございます通り、
巨匠はその方だけではありません。

もうお一方利用者で、その芸術魂を爆発させようとしている方がいます。
その名も、「UG画伯」です。
ワークショップの2大巨匠イラスト2
非常に独創性に溢れたセンスで、数々の迷作・・・
もとい名作を送り出してきましたUG画伯。

その計り知れない世界観は、私たちの想像を次元単位で遥かに超えています。

ぜひともその世界観を皆さまにお届けできるよう、
商品化に漕ぎ着けたいところではありますが、
ただ一点、果てしなく大きな壁が存在しておりまして。

その独創性があまりにも独走し過ぎている、という壁です。

大変残念ながら今のところ、他の利用者の方を初め、職員一同、
ボランティアさん、ご家族さえもその世界観を理解することが非常に難しい…。
となると一般の方も尚更…ということで、
商品化しあぐねている次第であります。

UG画伯には、ほんの少しだけでも俗世を意識していただいた作品の作成を、
現在お願いしております。

このワークショップ二大巨匠の作品が並ぶところを、
ぜひともお楽しみに。


そして職員一同の夢としては、
そうした巨匠が今後も増え、
ワークショップ四街道を形作っていただけたら、
と考えております。


「ワークショップ四街道発の芸術家誕生!」


いつかそうなるといいなぁ。




喉の痛みは消えましたが、鼻声になりました。      T記

BlogNO.21 秋まつりを終えて



今年最強の台風って、あと何回来るんでしょうね・・・。


さて、台風一過の後の冷たい雨模様。
皆さま、気温の変化による体調不良には十二分にお気をつけください。

筆者はちょっと喉が痛いんですけれども。


ごほんっ。

気を取り直しまして。
先週の記事にも書きました通り、
10月11日(土)に愛光60周年記念イヤーの第20回秋まつりが開催され、
盛況のうち無事終了いたしました。


台風が控えてはおりましたが、
見事な秋晴れに恵まれ、天候条件は言うことなしでした。


ワークショップも告知の通り出店をいたしまして、
点字紙リサイクル商品を5種類全250点程持っていき、
そのうち約150点をお客様に買っていただくことができました。

お買い上げ・ご協力いただいた方、この場を借りてあつく御礼申し上げます。


ちなみに先程「喉が痛い」とのたまっておりましたが、
それは筆者も慣れないながら接客用の声を出しておりましての結果です。

もちろん、それよりも張り切ってくださったのが、
当日参加してくださった利用者の方々です。


26.10.11秋まつりの当日準備写真
当日の朝の準備から。


26.10.11秋まつり 店番の写真
筆者が声を嗄らした接客まで。
※注:この写真の中に筆者は写っておりません※


利用者と職員、特に時間割は決めていませんでしたが代わる代わる店番を務め、
店番から外れた人は思い思いに他の屋台を巡ったりテント下でまったり休憩したりと、
祭りも思う存分に楽しめたようです。


26.10.11秋まつりまったりの写真


ちなみに当日はメンバー一同、
「WORKSHOPよつかいどう」
と書かれた腕章を付けて挑みました。
ワーク腕章
ちょっと恥ずかしい・・・もとい、
目立った格好になりましたが、かなりの宣伝効果はあったのでは。

と、前向きに考えさせていただきます、発案者のYKさん。


この腕章、出店や奉仕作業など外での行事・活動の際には、
利用者も職員もボランティアさんも全員平等に付ける決まりらしいので、
そうした時にワークショップにいらっしゃる方は、お覚悟を。


さてさて、そんなわけで出店も祭りも、
大成功にて終わりましたことをご報告として、
今回の結びとさせていただきます。


重なりますが、寒暖の差が一日単位で激しくなっております。
皆さま方もお体ご自愛くださいますよう。



筆者も喉を頑張って治します。      T記

BlogNO.20 愛光秋まつり



ぱんぱかぱーん
(セルフのファンファーレの音)

なんと、このブログも20回を迎えることができました。
これもひとえに、応援してくださる皆さまのおかげです。

そんなめでたい回に更にめでたさをプラスして、
ワークショップ四街道の母体 社会福祉法人 愛光が今年、
創立60周年を迎えることをご報告。

更に更に、60周年記念イヤーとして、
毎年に加えてパワーアップして今週10月11日(土)に行われる秋まつり、
なんとこちらも第20回!



ここまで色々繋がっているなんて・・・もう皆さん、行くしかないですよね。


そんなわけで、ワークショップ四街道も利用者・職員動員で参加・出店します。



H26愛光秋まつり広告



美味しい出張販売車を目当てに・・・ではなくて、
普段作っている自主生産品:

・点字紙リサイクル封筒(ポチ袋・横封筒・新札サイズ封筒)

・点字紙リサイクルカレンダー(B5)とその注文受付

を利用者と一緒に、どんどん販売いたしますので、
ぜひぜひお立ち寄りくださいませ。



(-CM- 隣に美味しいパン屋さんも入ってますよ~。 -CM-)



秋まつり自体の詳細は愛光本部へ。

ワークショップの商品等については、
ワークへお問い合わせください。


それでは皆さま、11日にお会いしましょう。




今回は割とあっさりと。         T記

BlogNO.19 第三者委員懇談会



タイトルから多少お察しできたかと思いますが、
今回は稀に見る真面目なお話をさせていただこうかと。


第三者委員、という言葉をお聴きになったことはありますか。

第三者で、しかも委員。
お聴き慣れない方ももちろんいると思いますが、
福祉関係者の方や、そうした講義等を受けていらっしゃる方は
「あー……今回は相当真面目なお話だね」
とお思いになるかと思います。


言葉の意味合いとしてなんとなくわかると思いますが、
ざっくりした説明でよければ、

「直接関係を持たない知識人に客観的に評価してもらおう」

という制度であり、協力を得ている方々です。
当法人、愛光は3名の方に委員をお願いしております。

どうしてそういうことをするかというと、
「サービスが適正になされているかどうか」
というのを、内部ではなく外部の方にチェックしてもらうわけですね。

例えば内部の方がそういうことをしてしまうと、
ちょっぴりは温情、というか、
「まあ、このくらいはしょうがないか」
といった気持ちが出てしまい、やはりそれは遺憾なわけです。

そこで、直接関係のない方が冷静に、
「いや、ここはマズいよね」
「でも、ここは続けましょう」
と指摘をしてくれるわけなのです。

そこから指摘を受けた箇所を改善していくこと、
それがもっとも重要なことになるわけですね。

指摘を受けたのに悪いところがそのままでは、
やはりそれも遺憾なわけです。


さて、本題ですが、
そんな第三者委員の方がワークショップにもいらっしゃいました。


第三者委員の流れとしては、

1.職員抜きで利用者と第三者委員だけの空間にて、忌憚ない意見を聴き取ってもらう。(これがタイトルの懇談会です)

2.今度は第三者委員と職員だけで、利用者(特定は避ける)からの意見と、第三者からの意見をご報告してもらう。(後日文書で報告書をいただく)

3.その後は通常通り作業を行い、終礼で現状答えられる職員からの回答を利用者に伝える。

4.報告書を受けて、それに対する回答書を書き、それに沿って改善を図る。

5.より良い施設(ワークショップ)になる。

という感じになるでしょうか。

これを毎年一回、
悪かったところが良くなっているか、
逆に良かったところが悪くなってないか、
そうした見直しをしていくのに、大いに第三者してもらうわけです。

ワークは懇談会が先週終わったばかりなので、現在は3~4の間ですね。
報告書が届き次第、改善と回答をまとめます。


というわけで、当然の如くオチも何もなく、
画像も特になく文書のみの、
稀の真面目なお話、以上でございます。



…あ、ただ一点、
第三者してもらう、という日本語はなかったですね。
失礼いたしました。


         T記

BlogNO.18 今日の受注作業



「z○p」の「きょう検定」でやっていたんですけれど、
1968年9月8日はウルトラセブンの最終回だったそうですね。


・・・本当は錦織選手の決勝進出を話題にしようかと思ったのですが、
なんだか筆者らしくないスポーツネタばかりだったので、
ちょっと趣向を変えてみました。


デング熱でもよかったかな・・・。



さて、今回はワークで受けてきた多くの受注作業の中から、
継続して受注させてもらえている、「ローラーキャッチ」をご紹介します。


「ローラーキャッチ」は、正確には「ローラーキャッチ組み立て」、
即ち部品組み立ての作業です。

どんな部品かと言いますと、台所の開き戸棚によく使われる、

パッチン

と閉まる部分に使われる部品、だそうです。


若干イメージが伝わりにくいかもしれませんが、
お使いの台所に開き戸棚があれば、そちらをご参照いただけると。

お使いの台所がシステムキッチンとかで開きがない場合は、
お知り合いの台所を見せてもらってくださいませ。


話を戻して、そんな部品の組み立て作業なんですが、
これがとっても細かいわけなのです。

私たちが通称、
「本体」「ローラー」「ピン」と呼んでいる3つの部品を1つに組み立て、
それをきれいに板に並べる、までが作業の手順です。
ローラーキャッチ説明図1
ところが、この組み立てた部品は固定されているわけではないので、
すぐに「ピン」が外れてしまう、というところがミソ。
ローラーキャッチ説明図2
更に、うまく整列させることができれば、
一つの板には224個並べられることも併せて、
なかなかに難易度が高い作業でもあります。
ローラーキャッチ説明図3


Tの私的見解で言うと、作業難易度Bってところでしょうか。

※ちなみにT的な作業難易度目安
※F < E < D < C < B < A < S
※(非常にアバウトです)

きれいに整列させるのは目を使わないと厳しいため、
基本は、組み立てを視覚障がいの方に、
整列をそうでない方にお願いしています。


え。

「組み立てるのも目が見えないと難しくないか」

ですか。

その通り。
先にも書きましたがこの作業、全体的に難易度は高いです。

本体のローラーをはめる部分を見つけ、
そこにローラーをはめ込んで、
本体の穴とローラーの穴を合わせて、
合わせた穴にピンを右側から差し込む、

という手順全てを手探りで行わなければいけません。


この作業を始めた当初は、

「こんなのできっこないよう~」

というような利用者の皆さまの声が作業場内に響き渡りました。


しかし今は・・・。

「ローラーキャッチの作業ないの?」
と朝、真っ先に尋ねてくる方。

「無心になれる」
と好んで並べてくださる方。

「この作業のプロですね」と言うと、
照れながら「いや、プロじゃないですよ~」と嬉しそうに作業を進める方。

他の作業は難しくても、この作業なら黙々?とこなす方。

と、意外や意外。

今や多くの方が熱心に取り組んでくれているのです。


この作業自体は箸入れと同様、
ワークの本部の法人が昔から懇意にさせてもらっている業者さんからの受注です。
本部の通所事業所が仲介となって、ワークにも回していただいています。


そんな、いろんな意味でありがたい、「ローラーキャッチ」の紹介でした。


またもや誰が描いたかわからないイメージ図がありましたね。

気にしないようにしましょう。




         T記