総務省で障害者のウェブページ利用方法の紹介ビデオ

・総務省|情報バリアフリー環境の整備|障害者のウェブページ利用方法の紹介ビデオ
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2005/051215_1_wmv.html

総務省では、ウェブアクセシビリティの必要性を多くの人に感じてもらおうと、
2005年、障害者のウェブ利用方法を紹介するビデオを製作しました。
それから10年以上たち、障害者のウェブ利用方法は多様化し、
また障害者差別解消法の施行、ウェブコンテンツのアクセシビリティに関するJISの改正などを踏まえ、視覚障害者のビデオが更新されました。

上記のページに行くと、全盲の方の紹介ビデオとロービジョンの紹介ビデオへのリンクがそれぞれ掲載されています。

また総務省動画チャンネルでもご覧いただけます。

全盲のウェブ利用紹介ビデオ(13分の大作)
https://goo.gl/oijyZP

弱視のウェブ利用紹介ビデオ(7分59秒)
https://goo.gl/hH2wj1
※こちらの弱視当事者は今年2月に当センターで講演していただきました伊敷さんです。

ウェブ製作者向けの動画による説明となっており、少し専門的ですが、
国からこのように当事者の生の声として動画で紹介されたことは、大変意義のあることと思います。
ウェブアクセシビリティーがますます前進することを強く願っています。

【あっせん】初期セットアップ時、パソコンにインストールするソフトについて

【あっせん】初期セットアップ時、パソコンにインストールするソフトについて

当センターでお買い上げいただくパソコンには、ご購入者様と相談の上、下記のようなソフトを適宜インストールしています。

◆音声読み上げソフト(お客様ご購入、市区町村による助成適応、詳しくはお住いの市区町村にお問い合わせください。)

音声読み上げの基本ソフトである「PC-Talker(ピーシートーカー)」、メーカーは高知システム開発。

高知システム開発のホームページはこちら

画面読み上げソフトのPC-Talkerで使用できる各種ソフトウェアについては、以下のようなものがあります。

・NetReader(ネットリーダー):インターネット閲覧ソフト

・MyMail(マイメール):メールソフト

・MyBook(マイブック):デイジー再生、サピエ図書館利用のためのソフト

・MyNews(マイニュース):インターネット上の新聞等容易に閲覧できるソフト

このほかにも、音声ワープロソフト、乗換検索ソフト等があります。

これらのソフトは、ご要望によりお客様側で自由に組み合わせることができます。

◆インストールしておくと便利なソフト(だれでも自由に使えるソフトです。)

上記の他に、下記のソフトウェアを予めインストールしています。

・NVDA(エヌブイディーエー):無料の画面読み上げソフトです。PC-Talkerで読み上げできない場面においてNVDAに切り替えると読み上げる可能性があります。また、NVDAでないと操作できないソフトウェアにおいて有効です。

・Skype(スカイプ):インターネットを利用した音声通話ソフト。このソフトを利用してパソコン講習や各種サポートを受けていただくことも可能です。(予約制)

・TeamViewer(チームビューアー):インターネットを通してリモートサポートを行えるようにするソフトウェアです。こちらもサポート上役立つのでインストールしています。

このほかにもご要望があれば、その都度、必要に応じてインストールのおてつだいをしています。

上記ソフトの使い方についてのご相談も承っております。

お気軽にご相談ください。

メール its@center-aikoh.net
電話 043-424-2546

視覚障碍者向けWindows 10 アップグレード管理ガイド

Microsoftより、視覚障碍者向けWindows 10 アップグレード管理ガイドについて情報が公開されました。

https://blogs.technet.microsoft.com/cs3_windows/2016/06/30/%E8%A6

これは Windows 10 に更新されてしまったけれど、
キーボードと画面読み上げソフト環境下で、
どうやって元の Windows に戻すかの操作方法が記載されています。

内容は PC-Talker を取り上げていますが、ほぼすべての画面読み上げソフト環境下でも適用できると思われます。
(ある程度操作に慣れていないと難しい部分があります)

下記、重要部分の抜粋を記載します。

なお、当センターのパソコン斡旋サービスで購入されている方についてはセンターのITサポートで、操作の代行依頼を受け付けいたします。

その他の方は、千葉県にお住まいの方、また NVDAヘルプデスク の会員登録をしている方は、上記操作方法のご相談に応じます。(詳細は記事下部を参照)

アップグレードしたWindows 10から以前のバージョンのWindowsへ戻す方法

Windows 10にアップグレード後 31日以内であればアップグレード前の以前のWindowsバージョンに戻すことができます。
この手順ファイルではWindows 10 アップグレード後に、[設定] の [更新とセキュリティ] にある [回復] から、以前のバージョンの Windows に戻す方法について 音声とキーボードを使用した操作方法を説明します。
ここでご紹介する手順は、PC-Talker 8または7が入った環境での手順を説明しています。

<手順ファイルのダウンロードは以下から>

Windows10へのアップグレードをブロックする方法 

お使いのWindows 7 SP1またはWindows 8/8.1からWindows 10へのアップグレード通知および、アップグレードを事前にブロックすることができます。
この手順ファイルではWindowsのホーム画面に出てくるアップグレードの予約通知、アップグレードをブロックする方法について音声とキーボードを使用した操作方法を説明します。この操作により、Windows 10へのアップグレードの通知が表示されなくなります。
ここでご紹介する手順は、PC-Talker 8または7が入った環境での手順を説明しています。

<手順ファイルのダウンロードは以下から> 
- Windows 7 SP1 の場合

- Windows 8/8.1 の場合

“Windows 10にようこそ”画面から以前のバージョンのWindowsへ戻す方法

Windows 10の推奨アップグレードによりスケジュールされたWindows 10アップグレードのプロセス(3回の再起動の後)中で「Windows 10にようこそ」画面が表示されます。
この手順ファイルではWindows 10 アップグレード中に表示される「Windows 10にようこそ」画面からアップグレードをキャンセルし、以前のバージョンのWindowsに戻す方法について 音声とキーボードを使用した操作方法を説明します。

<手順ファイルのダウンロードは以下から> 


参考

マラケシュ条約、2016年9月30日に発効:批准国が20か国に到達

・マラケシュ条約、2016年9月30日に発効:批准国が20か国に到達
http://current.ndl.go.jp/node/31944http://current.ndl.go.jp/node/31944

世界知的所有権機構(WIPO)は、2016年6月30日、カナダがマラケシュ条約(盲人,視覚障害者及び読字障害者の出版物へのアクセス促進のためのマラケシュ条約)を批准したことにより、発効に必要な批准国数20か国に到達したと発表しています。

今後、ますます電子書籍としてのテキスト化やマルチメディア化が重要になってきます。
デイジーと一般電子書籍の企画が統合され、すべての人が容易に読書を楽しめる環境が実現されていくものと信じています。

Appleの発表会 盲目のDJが登場 その狙いとは

・Appleの発表会 盲目のDJが登場 その狙いとは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160619-00010002-bfj-sci

良い記事です。上記より、一部引用します。全文は上記のアドレスからご確認ください。

「僕は高校生のときに病によって視力を失いました。目が見えないとDJはできません。でも、VoiceOverやアプリと出会うことで、またDJを楽しめるようになったのです。昔のように」と彼は語る。

VoiceOverはアップル製品に標準機能として備わっている。一般的な操作はもちろん、対応アプリであれば「読み上げ」て視力をサポートする。VoiceOverをオンにすると、1タップ=読み上げ、2タップ=実行などといった操作に切り替わる。例えばLINEなどのアプリを1タップすると未読数を読み上げ、2タップするとアプリが立ち上がる。

Appleは障害を持った人に向けたアクセシビリティに力を入れている。経営層がプレゼンする基調講演の最中にも「Voice Over」という、多くのユーザーにとって馴染みがない単語を何度も聞いた。

この基調講演を聞いて、「私たちのことも見てくれているんだなと感じました」と語るのは、視覚障害者の執印光恵さんだ。

彼女とはApple Storeで開催されるアクセシビリティのワークショップで出会った。一児の母である彼女の横にいるのは盲導犬トーマス。「昔は白杖を使って歩いていたのですが、トーマスと一緒だと風を切って歩けるんです」。

そんな彼女は冒頭のエンジニアと同じくVoice Overを使うiPhoneのヘビーユーザーだ。「生活が一変しました」と語る。どんな風に変わったのか?

かつて、読書をするにもかなり苦労したという。点字の書籍は多くなく、点訳をオーダーしなくてはならなかったからだ。だいたい2~3カ月。長くて1年はかかったという。

「iPhoneが登場してから電子書籍を読める機会すごく増えました。リアルタイムでみんなと同じように本が読めるようになったんです」

「どこかに行くのはトーマスがいるので普通にできるんです。でも、ナビを聞くことで”近所にこんなお店があったんだ”と知ることも多くて。目が見えないために気づかなかった発見があって、すごく楽しいんです。それに道に迷っても安心ですからね」

母である執印さんは料理もこなす。手触りや音で包丁などは使いこなせるものの「説明書き」は読むことができない。かつては、家族の帰りを待って「読んで」もらうこともあった。しかし、今はiPhoneをかざすと読み上げてくれるアプリもあれば、FaceTimeで友人に代読してもらうこともできる。

㍻28年度 パソコン教室開催

平成28年度7月よりパソコン教室を開催します。

この事業は、千葉県の障害者IT支援事業の一環として行います。
主に視覚障害者を対象に、画面読み上げ・画面拡大ソフト等によるパソコンの活用、またタブレットの活用を目的に指導します。

利用できる方は、千葉県に在住する身体障害者手帳、または医師による診断書等、提示できる方です。

パソコン、タブレットともに、以下の内容です。

・キーボードやタッチ入力の基本操作。
・文字入力の指導(タッチタイピング)。
・電子メールの送受信、アドレス帳の登録やアドレス帳からの新規メール作成等。
・Wordによるビジネス文書の作成、編集(案内状作成等)。
・Excelによる簡易な表計算(家計簿や予約表等)。
・ウェブページ(ホームページ)の閲覧方法、効率的なナビゲーション方法。
・スカイプの活用方法。
・便利なアプリ紹介。

対象機種はWindows、IOS(iPad等)、Androidです。

画面読み上げソフトは、PC-Talkerや無料の画面読み上げソフトNVDAを用いています。

当センターから離れた地域にお住まいの方、外出が困難な方には、Skypeによる受講も可能です。

毎年、予約が多いため、おおむね1ヶ月前からのご予約をお願いしています。
できるだけ、個別指導をしています。
※6月13日時点で、次の予約は9月からとなります。

講師陣は、

・情報処理技術者(上級)取得者
・福祉情報技術コーディネーター
・日盲社協、情報機器等の支援者講習会修了者
・ソフトウェア技術・研究経験者

などの有資格者です。

また、障害のある当事者が、できるだけ講師として携わるようにしています。ロービジョン(弱視)についても対応できます。

パソコン教室のなかで、就労に関するご相談に応じます。必要に応じて、リハビリテーション部門の紹介、関連就労支援施設を紹介します。

ご不明な点は、どうぞお問い合わせください。

皆様のご参加をお待ちしております。

    記

1.日程 毎週、火曜・木曜(午前)
2.時間 10:00-12:00の午前、13:00-15:00の午後
※午前・午後通しての講座の4時間を受けることもできます。
3.場所 視覚障害者総合支援センター内
4.申し込み方法 随時
※パソコン教室を受講するには事前に予約が必要です。(月単位に受付しております)
5.申し込み先 電話  043-424-2546
メール its@center-aikoh.net
担当  御園、土田
※昼食は各自持参いただくか、近隣の飲食店でお取りください。

【あっせん】本日セットアップ機種紹介(2016年5月24日)

DSC_0010

今回のセットアップ機種はレアケースとなります。
利用者様から機種のご指定があり、こちらで検討し、提供させていただく形となりました。

今回の機種と性能は、以下の通りです。

メーカー:NEC
型番:PC-NS350DAB
画面サイズ:15.6インチ
OS:Windows10
CPU:Intel Core i3
ハードディスク容量:1TB
メモリ容量:4GB

この性能で購入価格は11万円程度です。

この機種に、PC-Talker、MyMail、MyBookをインストールしてのお渡しとなりました。
WordやExcelといったOfficeソフトも導入されております。

今後このようなケースがありましたら、今回同様、検討させていただく形とさせていただきたいと考えております。
もしご希望の機種等ございましたら、お気軽にご相談いただければと思います。

PC-Talkerなど高知システム開発製品のマニュアル(説明書)ダウンロードサービス

高知システム開発より発売されている製品各種の説明書がダウンロードできるようになっています。

炭字版はPDF、点字版、音声デイジー版が入手できます。

ダウンロード先
http://www.aok-net.com/service/manuals.html

現在、入手できる製品のマニュアルは以下の通り。

1.PC-Talker対応アプリ
2.MyWordⅤ Pro マニュアル
3.MyWordⅤ Lite マニュアル
4.MyRead7 マニュアル
5.アドボイス5 マニュアル
6.MyBookⅢ マニュアル
7.NetReaderⅡ マニュアル
8.MyMailⅢ マニュアル
9.MyNewsⅡ マニュアル
10.MyRouteⅡ マニュアル
11.MyDicⅡ マニュアル
12.MyDoctorⅡ マニュアル
13.パシャッとリーダー マニュアル