毎日新聞 ユニバーサロン提供 <全盲記者>1.5メートルの高精度測位を体験−−屋内にも対応する清水建設のビーコンナビ

・<全盲記者>1.5メートルの高精度測位を体験−−屋内にも対応する清水建設のビーコンナビ
http://mainichi.jp/universalon/articles/20160506/org/00m/040/018000c

デモ動画はこちら → http://mainichi.jp/movie/?id=4880995260001

上記記事内容より、下記、一部引用します。

段差や幅員、スロープなどの空間情報データベースを持つ清水建設が、音声ガイド技術を持つ日本アイ・ビー・エム東京基礎研究所と共同開発した。屋外用のナビアプリは既に公開されているものがいくつもあるが、都市部を中心に、GPS(全地球測位システム)の電波が届かない地下街や建物の中など屋内でも使えるサービスの開発が求められている。GPSでは避けられない約10〜50メートルの測位誤差に対して、ビーコンでは1.5メートルの高精度が得られるため、視覚障害者でも建物の入り口などが見つけやすい。

 ビーコンナビは、対応アプリがインストールされているiPhoneなどのiOSデバイスがビーコン発信機に近づくと周囲の位置情報をボイスオーバーの音声でアナウンスして、設定された目的地まで誘導する仕組みだ。

◆「平成28年度 情報支援機器コーディネーター養成講座(筆記試験)」ご案内

主催:視覚障害者総合支援センターちば

日時:2016年6月9日(木) 13:30~16:00

会場:視覚障害者総合支援センターちば (四街道市四街道1-9-3) 5階会議室

定員:20名

1.趣旨

視覚障害者総合支援センターちばでは、千葉県内のICTサポートの拠点作りを通して、主に視覚障害者向けの情報支援機器に関するサポートができる人材を育成しています。WindowsパソコンやiPadなどのタブレットを用いた教室を通年で開催しています。しかし、これらのICTのスキルを身につけるための教室や、日常的に用いられる支援機器の使い方等のサポート体制は、まだまだ十分とはいえず、特別なニーズをサポートできる人材が不足しています。
障害者がICTを活用し自らの可能性を広げるためには、それを支援する機器や情報源が必要です。しかし、一般的なパソコン教室やメーカーのサポートセンターでは、障害者のいわゆる「特別なニーズ(スペシャル・ニーズ)」に対応できる知識や技能を有するスタッフが配置されていることは限られています。視覚障害者が必要とする機器の購入相談・操作法・トラブル対処で支援を求めることは難しい現状です。
そこで、情報支援機器コーディネーター養成講座(以下、本講座)は、主に視覚障害者に対する特別なニーズを支援する情報支援機器に精通したコーディネーターを養成します。

2.受講条件

以下の(1)から(6)までをすべて満たしている方を受講対象とします。

(1) 視覚障害者福祉に理解がある方。
(2)パソコンやタブレットのスキルを視覚障害関連のIT講習会等で生かしたい方。
(3)タッチタイピング(ブラインドタッチ)キーボードによる文字入力を習得し、おおむねA~Zまでのタイピングが20秒以内にできる方。
(4)電子メールの送受信・インターネット検索といったパソコンの最も基本的な事項を習得されている方。
(5)下記の3.で示す筆記試験を通過された方。
(6)下記の4.で掲げる本講座の日程について5割以上出席できる方。
※年齢不問

3.受講方法

本講座を受講するにあたり、事前に筆記による試験を行います。内容は選択式(25問)による出題方式で、パソコンやタブレットに関する基礎的理解ができているかを確認するために行います。筆記による試験の上、これら知識が習得できてないと思われる方については、やむを得ず受講をお断りする場合があります。予めご了承ください。

  筆記試験日時:平成28年6月9日(木)、13:30~15:30(受付:13:00~13:30)
  <当日のスケジュール>
  13:00~13:30 受付
  13:30~14:00 事前説明
  14:00 筆記試験開始
  16:00 筆記試験終了
  ・筆記試験を受験するにあたり、障害等の理由により代替えによる出題を希望する場合、出題方式と回答方式それぞれについて、活字・点字・パソコン(持参不可)のいずれかを選択できます。

  筆記試験のお申し込みはインターネットのみで受付いたします。

  お申し込みはこちらより

  ※申し込み締め切り、5月31日(火)、16:00まで。

4.受講決定通知と受講料について

・筆記試験通過後、メールにて受講決定通知を行います。
・講座受講料は2,000円です。(教材テキスト、教材CDを含みます)
※教材テキストはレジュメとして都度配布します。
※筆記試験は無料です。

.資格認定

本講座修了者に「情報支援機器コーディネーター」の資格認定を行います。各会のテーマ領域に関して一定の知識・技術が認められ、最終回で「情報支援機器コーディネーター」の認定証を授与されたものを条件とします。本講座終了後、当センターをはじめ、千葉県内の主に視覚障害者向けIT講習会等に関わることのできる人材として期待します。

6.講座カリキュラム

※場所はすべて当センター内5F会議室で開催します。

第1回 7月7日(木) 14:00~16:30 総論
・視覚障害者をサポートするための前提条件
・支援機器の種類と特徴
・スクリーンリーダーの種類と特徴
・アクセシビリティの概念と適用可能性

第2回 7月21日(木) 14:00~16:30 文書編集Ⅰ
・パソコンの起動と終了の操作
・アプリケーションの起動と終了の操作
・文書の編集の操作
・カーソルの移動の操作
・スクリーンリーダーで文字属性の把握の仕方

第3回 8月4日(木) 14:00~16:30 文書編集Ⅱ
・ファイルの保存と開く操作とダイアログボックスの理解
・マルチタスク機能によるファイルのコピー・切り取り・削除の操作
・ツリー構造の階層概念の理解
・メニュー階層とキーボードショートカットとの関係

第4回 8月18日(木) 14:00~16:30 電子メール
・スクリーンリーダーで使用できるメールソフトの紹介と比較
・Outlookによるメールの送信と受信
・アドレス帳への登録
・メールの環境設定と注意点

第5回 9月1日(木) 14:00~16:30 ウェブサーフィン
・スクリーンリーダーで使用できるネット閲覧ソフトの紹介と比較
・キーワード検索の仕方
・キーボードで効率的にウェブコンテンツを把握しナビゲーションする方法
・お気に入りの追加と削除の仕方

第6回 9月15日(木) 14:00~16:30 OfficeⅠ(Word編)
・アプリケーションキーの活用による文書の書式設定
・スクリーンリーダーで書式情報を確認する操作
・リボンスタイルの理解
・Officeにおけるファイルの保存と開くダイアログボックスの操作

第7回 10月6日(木) 14:00~16:30 OfficeⅡ(Excel編)
・ブック・シート・セルの概念
・データの入力とセルやシートの移動操作
・代表的な数式を使用した簡易計算

第8回 10月20日(木) 14:00~16:30 Skypeの使い方
・Skypeとは何か
・Skype ID作成の方法
・画像認証(キャブッチャ)と視覚障害者の画像の理解
・オンライン講習の仕方と工夫

第9回 12月1日(木) 14:00~16:30 Apple製品のアクセシビリティⅠ
・タブレットとは何か
・Appleのアクセシビリティー機能
・ボイスオーバー機能とタッチゼスチャー
・アクセシビリティ機能の設定と確認

第10回 12月15日(木) 14:00~16:30 Apple製品のアクセシビリティⅡ
・タッチゼスチャーにおける視覚障害者へのサポートの工夫
・視覚障害向けアプリの紹介と使い方

第11回 1月5日(木) 14:00~16:30 Apple製品のアクセシビリティⅢ
・一般的な使いやすいアプリの紹介と使い方
・シリを使った各種操作

第12回 1月19日(木) 14:00~16:30 総括
・質疑応答
・そのほかの最新情報
・認定証授与式

<問い合わせ先>

             視覚障害者総合支援センターちば  (担当  御園政光)
             TEL 043(424)2546
e-mail: its@center-aikoh.net

点字毎日で「楽しもう!スマートフォン!」連載開始 – 御園政光(ICT Project Reader)/視障センターちば/愛光職員執筆

昨年度「始めよう!スマートフォン」で点字毎日に1年間連載してきました。

・関連投稿 点字毎日で「始めよう!スマートフォン!」連載開始
http://center-aikoh.net/wp/it-services/?p=136

今年度はそこから一歩進んだ内容として「楽しもう!スマートフォン」の連載スタート!

毎回、人気のあるアプリや入手しておくと便利なアプリを紹介していきます。

もしよろしければお読みください。

点字毎日は、2016年2月より「点字毎日」(点字版、活字版、音声版、点字データ版)定期購読者が、画面読み上げソフトをインストールしたパソコンやタブレット、スマホからも毎日新聞のニュースサイト(http://mainichi.jp/)の有料記事が読める「愛読者会員」になれます。
ご登録は愛読者センター(0120-949-528)へ。

点字毎日とは?

『点字毎日』は、全国の視覚障害者を対象に1922年から発行されている視覚障害者向け点字新聞です。視覚障害者に関連のある福祉、教育、文化、生活などさまざまな分野のニュースを独自に取材・編集し、発行されています。
点字毎日の 発行媒体は、点字版、活字版などがあります。このほか、毎日新聞社発行の月刊「NEWSがわかる」の中から、一般向けの解説記事を点字化した「ニュースがわかる点字版」(03年創刊)▽「点字毎日」と「ニュースがわかる」の点字データをインターネットで自宅へ配信し、専用の触読端末(ケージーエス社製)で読める「電子新聞」(同)▽2週分の「点字毎日」を世界規格デイジー形式でCDに収録した「点字毎日音声版」(05年創刊)などの発行も行われています。

「点字毎日」は、毎週日曜付発行、。A4判60ページ。1年2万円、半年1万円(非課税、送料無料)。地域によって購読費助成制度実施自治体もあります。

お申し込み・問い合せ先

 点字毎日(郵530-8251 大阪市北区梅田3-4-5)
 電話06-6346-8388(営業係)・06-6346-8385
 メールアドレス:tenmai@mainichi.co.jp

「熊本地震に関する情報」を全視情協(全国視覚障害者情報提供施設協会)で支援

全視情協のホームページにおいて下記の情報が掲載されました。
http://www.naiiv.net/kumamoto/

視覚障害で熊本・大分の方、その近隣の方、またはご家族やお知り合いで関係者の居る方は、
ぜひとも情報を届けていただきたいと思います。

ここから ———

 このたびの熊本地震について、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
 全視情協では、プロジェクトを立ち上げて、視覚障害者の方々への情報提供を行うことにしました。
 これらの情報が、被災された方々のお役に立てば幸いです。
          全視情協理事長 後藤健市

【4月21日(木)】
1.現地での支援を始めました
 本日、視覚障害者関係の専門的な知識を持つ支援員が熊本県点字図書館を拠点にして本格的な支援活動を始めました。
 支援をつなげる電話は、090-3464-1090(加藤)です。

2.問い合わせ先
 視覚障害者の支援に関することはなんでもけっこうですので、090-3464-1090(加藤)にお電話ください。

※ このサイトは、本日(4月21日)からスタートします。

 以後は、新しい記事がこのページのトップに掲載されます。

千葉県5月11日視覚障害者へのボランティア「テキストデイジー・テキストデータ製作ボランティア説明会」ご案内

視覚障害者総合支援センターちば(以下、当センター)は、従来より情報提供施設として、点字や録音図書の製作を行っています。製作した図書は、点字冊子やカセットテープ・CDの形での貸出に加えて、視覚障害者情報総合ネットワーク・サピエを通して全国の視覚等の障害のある方へ提供しています。

サピエには、現在当センターで主に製作している点字・音声デイジーのほかに、マルチメディアデイジー・テキストデイジーのデータが登録され、利用者の需要も高まっています。また、テキストデータを求める利用者も増えています。

このたび、当センターでは、マルチメディアデイジーやテキストデイジーを製作するためのボランティアと、紙原本からテキストデータへ変換する(テキストデータ化)ボランティアを募集します。
パソコンが得意で何かボランティア活動をしてみたいという方に、ぜひご協力いただきたいです。これまで点訳・音訳に携わってこられた方も歓迎します。

5月11日はまず、製作の概要をご説明します。

その後のグループ作業は、今後、私たちと一緒に製作に携わっていただける方との今後の進め方のご相談をさせていただきます。

お申し込み・詳細リンク先:
申し込みページ

平成28年度 ITサロンへのお誘い

 従来より、当センターは、パソコン教室や電話相談などを通して、視覚障害の皆さまのパソコンやタブレットに関する使い方や設定または解決策の講習や相談をしています。

 しかし、平日だと講習を受ける時間がなかったり、講習をするまでもないパソコンやタブレットの困りごとでは、「ちょっとしたサポート」で十分な場合があります。そんな「ちょっとしたサポート」の時間が「ITサロン」です。利用される皆さまが気軽に当センターへ立ち寄って、機器の使い方にカンするサポートを行ったり、参加者同士がIT関連の情報交換を行う場として設けています。

対応するスタッフは、当センター実施の「情報支援機器指導者養成講座」を修了したパソコンボランティアの方々です。


 平成28年度のITサロンの内容は次の通りです。

■対象

 目の見えない、見えにくい方とその家族・関係者、情報支援機器に興味・関心のある方

■場所

 視覚障害者総合支援センターちば 5階会議室(当日の会議室の予約状況によっては変更する場合がございます)

■ITサロンでできること

  • 主に Windows パソコンの体験、使い方、購入相談
  • iPad等タブレットの体験、使い方、購入相談(持参可)
  • 持参したパソコンやタブレットの機器の調整

■日時

 平成28年度は、全6回開催予定です。時間は、いずれも13時30分から16時30分。

    第1回 5月7日(土)
    第2回 7月2日(土)
    第3回 9月3日(土)
    第4回 11月5日(土)
    第5回 1月7日(土)
    第6回 3月4日(土)

※当センターの他行事や会場使用状況によっては開催日を変更する可能性がございますことご了承ください。

■ITサロンに参加するには

  • 事前予約制です。当日参加も可能ですが順番にお待ちいただく場合があります。
  • 予約は開催日の週の火曜の17時00分までです。
  • 事前予約は電話かメール。で承ります。電話 043-424-2546、メールは its@center-aikoh.net。担当者が不在の際は折り返しお電話します。
  • 予約時、氏名、連絡先、サロンで受けたいこと、来所時間をお知らせください。できるだけITサロン開始時間までにお越しください。

■お問い合わせ

担当 御園(043-424-2546 メール its [アットマーク] center-aikoh.net)まで

4月13日(水)午後5時~5月17日(火)午前9時まで 視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」全面停止のお知らせ

視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」が、サーバーの交換を行うため、4月13日(水)午後5時~5月17日(火)午前9時まで、サービスが一時的に停止します。

スケジュールの詳細は、次のとおりです。

●4月13日(水)午後5時~4月28日(木)午後5時まで
 新たなコンテンツの登録が停止されます。
 ただし、登録済みのコンテンツのダウンロードや検索はできます。

●4月28日(木)午後5時~5月17日(火)午前9時まで
 サピエが全面停止します。

 停止期間中、皆様には大変ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

なお、当センターの貸出業務については通常通り行います。何かご不明な点がありましたら、貸出担当(TEL:043-424-2588)まで、お問い合わせください。

・サピエとは
https://www.sapie.or.jp/sapie.shtml

【あっせん】本日セットアップ機種紹介(3月10日)

本日セットアップしました機種についてご紹介いたします。

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今回の機種は、Windows10搭載の 15.6 インチのB4サイズ程度のノートパソコンです。
CDやDVDの再生できるドライブを搭載しています。
WordやExcelといったワープロソフトは導入されていません。

この構成で、パソコン本体の価格は税込でおおよそ78,000円ほどとなります。(音声ソフトや設定手数料などの価格は含まれておりません。)

このパソコンには、PC-Talker10、NetReader、MyNews、MyRouteをインストールしてのお届けとなります。

当センターでは、皆様からの「パソコンに関する疑問、質問」をお待ちしております。
「目が見えないのにどうやってパソコンを使うの?」
「パソコンの買い替えを考えてるけど、どこに相談したらいいかよくわからなくて…」
「メールアドレスって作るの難しそう…」
等々、ちょっとした疑問、前々から思っていたけど今更人には聞けない疑問、私たちがお答えし、サポートいたします。

お気軽にご連絡ください。

デイジー(DAISY)の活用 発達障害児向けデジタル教材、文科省が普及へ

これまで視覚障害者のためのデジタル図書の媒体として知られてきたデイジー(DAISY)。
これからのデイジーのあり方は、視覚障害だけでなく、読みに困難のある人々すべてに有効な手だてとして普及していく可能性を秘めています。

・発達障害児向けデジタル教材、文科省が普及へ
http://www.asahi.com/articles/ASJ345GMQJ34UTIL04G.html

以下は記事の一部引用です。

 発達障害などで読み書きが苦手な小中高校生を対象にしたデジタル教材の普及に、文部科学省が乗りだす。馳浩文科相が4日の参院予算委員会で、4月以降にニーズを把握し、教科書会社に対し、作成への協力を検討してもらうため協議する方針を示した。

 デジタル教材は「デイジー教材」と呼ばれる。パソコンやタブレット端末を使い、音声を聞きながら文字や写真を見たり、行間や文字のサイズ、色を変えたりできるのが特徴だ。

 知的発達に遅れはないのに、文字と意味が一致しづらい「ディスレクシア」と呼ばれる学習障害のある子どもの場合、紙の教科書で勉強するのは難しい。現在は障害者支援団体などが、約3千点のデイジー教材を提供している。だが、約1千万人の小中学生のうち4・5%が発達障害のため学習が困難との推計もあり、教材が行き渡っていないのが実情だ。