投稿者: ワークショップ四街道

NO.112 レッツ!点字ブロック清掃♪

今回のワーク通信は題名にある通り、先日作業した「点字ブロック清掃」をご紹介いたします。この作業は受注協議会からいただいているお仕事ですが、要は四街道市のお仕事です。
皆さんは歩いているときに点字ブロックをしっかりと見たことはあるでしょうか?ほとんどの人は気にして見たことはないでしょう。最近はだいぶ少なくなりましたが、チューイングガムが黒くベッタリとこびり付いていることがあります。見た目にも悪いですし、夏場は熱で柔らかくなったガムが足裏に着くことだってありますよね?ですから今回の作業はその除去作業ということです。

使用した道具の写真

除去作業はまず皮スキと呼ばれるようなヘラでこそぎ取ります。ガムが古く固くなっていればこれだけでキレイに取り去ることができます。
しか~し!!ガムもなかなかの頑固者。。そんなに簡単に自分の場所をどいてくれはしません(笑)そこで薬品さまの出番です。ラッカーうすめ液をポタポタと垂らします。するとガムが溶けはじめるのでそこをワイヤーブラシでこすってから布で拭き取ります。

ガムがついた点字ブロックの写真 ガムを除去した点字ブロックの写真

これできれいさっぱり♪こびり付いていた黒いガムは跡形もなくなるんです。
作業はもちろん安全第一。屋外、特に歩道ですからちゃんと作業看板も立てます。薬品も使うので手にはゴム手袋を装着!あとはひたすらゴシゴシごしごし…。

作業中の利用者さんのアップ写真 作業中の利用者さんの全体写真

ということで、今回も利用者のみんなが頑張ってくれました♪空は晴れて気持ち良かったですが、まだまだ風が冷たかったですね。
…え?お前は何をやっていたのかって?ちゃ、ちゃんと仕事してましたよ!?私は現場監督をしながら歩行者の方への声掛けをしてましたよ~(汗)
記:いとぅ~

NO.111 点字名刺うけたまわります!

皆さま!点字の刻印された名刺を作ってみませんか?
…と、いきなり始まった今回の内容はもちろん点字名刺の宣伝です(笑)
というのも先日うれしいことがあったからです。
いま世の中では、新型コロナの影響で様々な業種の方たちが大変な想いをされていると思います。普段からお箸制作の仕事をさせてもらっているワークも、飲食業の仕事が少なくなっていることから同じような立場に立っております。
そんな折、市内に住むある男性から電話が入り、ご自身の名刺への点字刻印を依頼されたのです。
話を聞くと、以前の仕事で2人とも耳の不自由なご夫婦へ商品を提供する際、親身になって説明をしたことでとても感謝(満足)されたことがうれしかったそうです。その時のうれしかった気持ちを恩返ししていきたい。こんなコロナ禍だからこそ、なにか自分が福祉で微力でも貢献できることはないか?…そしてワークショップ四街道のホームページを見つけていただき、ご依頼をいただいたとのことでした。
年齢は伺いませんでしたが、おそらくまだ20代の若い方です。お会いした感じはとても爽やかで人当たりが良く、私はこの立派な青年に心を救われた気がしました。ワークもこの男性に感謝し、感謝の連鎖をつなげていきたいと思います!…昔観た「ペイフォワード」という映画を思い出しました。。
…はい、ということで宣伝のはじまりです♪(笑)

バラバラに置かれた数枚の名刺の写真
ワークショップ四街道では点字名刺の作成を昔からやっています。お手持ちの名刺への点字刻印はもちろん、こちらで名刺作成からさせていただくこともできます!上の写真にあるようにイラストを入れたり、お好きな写真を入れたりとデザインもご相談いただけます。

刻印機の全体写真ピンプレートの上に数個のピンが置かれている写真
名刺へは専用の点字刻印機を使って点字を刻印します。左の写真が刻印機本体。これに右の写真のピンプレートと呼ばれる型と名刺をセットし、レバーを引き下げることで名刺に点字を刻印します。ピンプレートには点字一文字に対応する穴が6つ、1行15マスが6行あります。ということでプレートには540もの小さい穴が開いているんです。ここへ長さ1㎝、幅1㎜のこれまた小さなピンを挿していき点字を書きます。挿したピンの頭がプレートから少しだけ出ており、この上へ名刺を置いてプレスすることで点字が浮き上がる仕組みです。

刻印機のアップ写真利用者さんが刻印機を扱う様子
刻印機へ名刺をセットするときは斜めにならないように、機械の奥まで差し込み過ぎないように注意します。またレバーを引くのにも注意が必要で、力加減や操作スピードも重要になります。この作業を雑にやると浮き上がった点字の頭が破れてしまったり、逆に点字が薄くなって読みづらくなったりします。
名刺自体の作成は(いまのところ)職員がやっておりますが、その後からのプレートへのピン挿し、点字の校正(間違っていないか確認すること)、刻印作業は全て利用者のみんながやっています。
ワークのみんなの思いが詰まった点字名刺、皆さまもぜひご利用ください♪

記:いとぅ~

NO.110 あけおめことよろ♪

皆さま!明けましておめでとうございます。
気付けば前回のブログ更新から2ヵ月が経過しており、いつの間にか年も明けておりました。遅くなりましたが今年もどうぞよろしくお願いいたします。

衝立のある作業室風景写真

年が新しくなったと言っても、利用者のみんなは変わらず一所懸命に作業をしてくれています。…が!とうとうワークも変わりました!写真をご覧いただく通り、コロナ対策として各テーブルに衝立(ついたて)を置くようにしたんです。
作業道具が置きづらかったり、前に座っている人と道具を共有できなかったりと不便は絶えませんが、これも楽しく毎日作業し続けるようにするため!がまんガマン。。
でも作業中に衝立の窓から誰かと目が合うと微笑んでしまいます♪また、視覚障がいの方とは道具の置き場所などのコミュニケーションが増え、お互いにほっこりする機会が多くなりました♪
コロナに負けず今年も頑張っていきますので、今後も暖かいご支援よろしくお願いいたします。

記:いとぅ~

NO.109 みんなで昼食外出♪

みなさん初めまして。私はワークショップ四街道の昼食外出の幹事を務めている利用者の「O(オー)」といいます。
“昼食外出”とは参加を希望した利用者と職員さんとで昼休み時間に外食に出かけることです。これは施設行事ではなく、月1回利用者主催の自主参加イベントなので食事代金はもちろん各自で払います。

連れだって歩く写真

幹事の仕事は、まず昼食外出の店選び、お店が決まったらそれをメンバーに伝え、参加希望を募ります。(私の場合は“現場百回”精神のもと、必ず事前にお店へ足を運び、先にお店との連携を深める事にしています。)
当日は、11時の作業休憩時間にお店に電話連絡をして、最終的な人数と注文メニューを先に伝えておくんです。(メニューはあらかじめ参加メンバーに聞いておいてメモをしておきます。)そうすれば、皆がお店へ到着後の食事提供時間がかなり短縮されます。
私が幹事になってからはこれによりほぼ100%、13時の作業開始時間に遅刻することなく昼食外出を昼休み時間内に終えられています。

みそ街道外観写真

今回行った「みそ街道」さんは、昼食外出でも何度となく利用しているお店なので、今では毎回参加人数分の餃子をサービスしてくれます!

利用者3名がテーブルについている写真

とにかく幹事としては、参加者が普段とは違った会話を楽しみ、美味しい食事をしていただけることが本意でありうれしく思います。月に1度のイベントですが、毎回参加してくれる方はもちろん久しぶりの方でも、参加者から感謝の言葉をもらえたり、みんなの満足気な顔を見てると、昼食外出を成功させることができて良かったと思えます。そして幹事をしていて良かったと思える瞬間です♪ 記:O

NO.108 ハッスル除草作業!

今回はちょっとタイムリーな話題ではないですが、前回の室外作業つながりで今月の頭にやった除草作業をご紹介します。
ワークショップ四街道は駅近くの「視覚障害者総合支援センターちば」という6階建ての建物の中に入っていますが、その建物の敷地内に生えた雑草取りと庭木の剪定をしました。敷地が広いわけではなく、反対に建物と敷地を囲むフェンスの間が狭いので作業が大変なんです。

建物裏にて除草作業をする利用者さんの写真 庭木選定作業をする利用者さんの写真

今回は職員3人と利用者さん5人で午前中いっぱい作業しました。建物外周の雑草にはドクダミも混じっていて、とにかく臭いがきつい!大変な作業なはずなのに利用者さんたちは黙々と作業をこなしてくれます。そして庭木の方は枝が伸びきっていて、切った枝もゴミ袋に入れるために短くしなければならず、こちらも非常につらい作業でした。

雑草ビフォー写真 雑草のアフター写真 庭木のアフター写真

それでも皆で頑張った結果、建物裏も庭木周りもすっきり!陽の光も多く差し込むようになりました。こういったビフォーアフターで成果がはっきりと見える作業は心も晴れて良いものです。また来年も草が伸びてきたら今回のように頑張りましょう♪
記:いとぅ~